レベンコ・レナ Lena Revenko

2010年02月15日(月) 11時07分

Owl's Queen
古書に作画をするだけではなく、面白いことに書画が完成した時の落成款識を捺印している。それがイスラエルのレベンコ・レナ。古書のページだけではなく古い変色した紙、使った封筒など誰かの記憶が残っているテクストも利用して、ジャポニズムと言いがたいが東洋的な作品を仕上げているともいえる。


White Geishas
これも日本語の古書のページを使用している。この芸者(白人の芸者)の作品には着物、テクスト(テキスト)からもジャポネズリー(ジャポニズム)を感じるが、ほかでは描かれた登場人物や動物は特別に感じない。海外では Japonaiserie(ジャポネズリー)のエキシビジョンにも展示されているようだ。作品には不思議の国のアリスなどもあり、また描く動物は中国の伝説のものではないかと思うものもある。


タイトル不明
そして切手と消印のある封筒。カンガルー、に猫、梟などの動物も登場しているが、2007年に「レナ・レベンコ展 ふくろうと人間たち」があった。僕はそれは観ていない。レナ・レベンコは4冊ほど絵本にイラストも描いていいる。

最後は唯一解読できたものを紹介。



このページは間違いなく源氏物語にあたる、能 の「 野 宮 -ののみや」の六条御息所の霊の台詞だ。

いかなる者ぞと問はせ給ふそなたをこそ 問ひ参らすべけれ
是は古斎宮に立たせ給ひし人の 仮に移 ります野の宮なり
然れども其後は此事 絶えぬれども 長月七日の今日は又 昔を思ふ年々に
人こそ知らね宮所を清め 御神事をなす所に 行方も知らぬ御事なるが
来り給ふははゞかりあり とく/\ 帰り給へとよ

この作品もタイトル不明だが、どんなタイトルなのだろう。こうした書物のページはヘブライ語などもある。
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