世界は膨張していく 

July 21 [Tue], 2015, 9:45
世界は膨張していく
それは進化だとか進歩だとか
そんなことではなくて

ただひたすらに、
闇雲に、
手に触れるものすべてを
引き寄せて飲み込んで
不格好でもなりふり構わず
雪だるま式
手当たり次第に
世界は膨張していく

目まぐるしい速度は景色を閃光にする
振り落とされるな
いや、振り落とされようか?
言い訳のような
ぐずぐずのプライド
いつか使える気がして
残しているけど

世界は膨張していく
誰も追いつけない速度で
何が正しくて何が正義か
遷ろう物差しで計ってちょうだい

世界は膨張していく
押しつぶされそうに
ホラ、靴裏の溝で虫けらのぼくがうごめいてる

ポーズ 

July 20 [Mon], 2015, 0:23
やらなきゃいけないことは
あげたらきりがないだろう
本当は砂粒ひとつ余計に抱えることができないくせに
いつだって忙しい

流れが早くて足を取られそうだ
顔を上げればかなしみに乗っ取られそうだ
興味ないふりばかりうまくなったのは
臆病だっていう証
不名誉な烙印を集めて回ってる

つまらない人間なんだよ
吠えるのも噛み付くのもお手の物


大切なものは本当はひとつかふたつ
世界のしくみは驚くほど単純で

目を閉じて知らないふり
なくしてしまうのが怖くて
いらないものを集めては抱えてる


バカだね、って笑ってもいい
だから、さよならは言わないで。


# 

September 26 [Fri], 2014, 9:56
きみがくれたありがとうは
さよならと同意語だ
やさしくみえてつめたくて
触れればぴしゃりとはね退けられる
玉手箱
どうして渡したの?

きみがしあわせならばいいと
願って言い聞かせて
眠れない
夜は終わる
すべては有限だ

思い出はぼくのもの
ねぇそうだよね
だけど色褪せた抜け殻は
今のせかいまで喰い尽くすから
きみのことは知らなかったことにするよ
きみの思い出も返すから
せめてきみの中のぼくと一緒に住まわせて



思考回路 

October 30 [Tue], 2012, 1:06
愛する人の肉塊をたべたいと思う
愛する人をころしてしまいたいと思う
愛する人をぐちゃぐちゃに傷つけてしまいたいと思う

愛する人の世界を揺り動かすのはぼくでありたい
愛する人の感情の矛先はぼくでありたい
愛する人を支配するのはぼくでありたい

テレビで犯罪者が映るたびに
自分の顔じゃないかとドキリとする

首輪が付いた生活はうんざりだけど
すこし安心してる自分もいるのかもしれない

模様 

October 20 [Sat], 2012, 12:27
眠るときはまるくなる
骨を抜いたイカのように
立派な毛皮に包まれた
ただの肉塊になる

目の玉はビー玉
なにを映すかはまだ決めてない
占いはできないけど明日はみえる
今日と似ていて少し違う日
それくらいだろ

きみたちはいつも楽しそうだね
昇進しただの失恋しただの
いつもお祭り騒ぎ
たまに病んだ顔してぼくを撫でるけど
ゴロゴロ言ったら喜ぶの知ってるよ
なんなら腹も見せてやろう

ねこはお気楽でいいね、なんて
付き合ってあげてるのさ
きみたちの方がよっぽど単純にできている
恋人からの連絡ひとつあれば
戦争反対と叫べるんだろ

ゆめ 

August 02 [Tue], 2011, 10:16
かえれないばしょまで
つれてこられた
ねこはあるくけど
骨と皮になっていく

おわかれは
いつもみぎがわでまっていて
ぼくがねむったすきをねらっている

あたえられたしあわせは
合成着色料でぬりたくられていて
おなかがいたいんだ


かわいそうだとかうれしそうだとか
そんなモノサシはいらないんだよ

じゆうにしてくれれば
それだけで
ぼくはしあわせだから
やさしいそのてをはなしてよ

June 

June 01 [Mon], 2009, 21:32
雨が好きだった
雨に濡れる白いライラックが好きだった
ライラックに触れるきみの指先が好きだった

きみの指先は無愛想で
絡んではすぐ、ほどける
花なんてものは季節のものだから
8月になればとうに枯れていた
夏は短いのに
超えることはない

季節はループ
何度も変わらない流れを見てきたはずなのに
おなじように訪れるときは一度もない
花が咲くように
きみに会えればいいのに


雨が好きだった
雨粒がぼくの肩をたたくから
何度でもふりかえる
いつも、ひとり

たとえば季節がループなら
雨が降るように
きみに会えればいいのに
花が咲くように
きみに会えればいいのに

LINE 

January 28 [Wed], 2009, 9:49

三日月 ここに 降りておいで
未来を照らす 光を吐いて

ニンゲンがきらいだと言い捨てたけど
明日はすきになるよ
いつだってかなしいだけ
ただ
愛しすぎて 傷つけたくなるの


*************************


誰か気付いて
違う
あなたが読み解いて
いつだってあなたに向けてうたっているのだから
LINE

あなたがいた頃 

January 28 [Wed], 2009, 9:33
あなたがいた頃
季節はいくつもありました
日々が
一秒一秒表情を変えて
ぼくは置いていかれそうになりながら
その顔を書き留めた

あなたがいた頃
ニンゲンのかたちにする為の
間に合わせのようにぶら下がる
ぼくの両の手を恥じました
繋げないことを
あたためられないことを
悔やみました

あなたがいた頃
言葉をいくつも紡ぎました
あなたと繋がれる
唯一の糸だったから


いま、ここには
なにもないよ
あなたがすべて掬っていったから
季節はあなたを選んで去っていった
いまはなんの季節かな

言葉はなにも産まれない
あの頃あなたが喜んだ言葉達を
ときどき取り出して
眺めるだけ


あなたがいた頃
ぼくはここにいました

たしかにここに、
生きていました。

会いたい 

November 21 [Fri], 2008, 15:19
空気がこおって
ぼくはいつもより一人になる
うれしいとかたのしいとか感情は
歩くことの邪魔をするからやめたの

いつまでも孤独で
だけどたぶん平和で
ぼくが変われば世界は変わるのだろうけど
なにもしないよ
このままで なにも

空が高くなって
すこしだけこわくなった
深い海底を覗いてしまったような感覚だ
もうすこし下を向こう

いつまでも孤独で
だけどたぶん平和で
なにも変わっていない気がするけど
時間が流れているからぼくも流され変わりゆくのだろう
P R
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