未完成。 

2007年03月22日(木) 9時56分


「別れよう」

行為が終わったあと、涙目で奈美は小さく言った。
さすがに行為な後だったので、僕はすかさず
「ゴメン、何かイヤなことしたかな?」と聞いてしまった。
「そうじゃないの。アタシが悪いの」
震えるような声で奈美は続けた。
「陽一の何が悪いってわけじゃなくて、あの…ね。
他に好きな人がいるの。ごめんなさい」
あ…。そういうことか。
沸騰から醒めた僕の頭は、なぜか冷静に判断していた。
「誰?」
同じ学校の男だったら、何か悪いウワサでも吹き込んでしまえば良いや。
なんて思った頭の悪いセリフだった。
奈美はすごく困った顔をして、暫らく黙っていた。
「言えない?同じ学校のヤツ?」
頭の悪い僕はさらに続けて言った。
「もしかして俺の友達?」
「……うん」
さらに困った顔をしていった。
暫らく沈黙が続いた後、奈美の小さい口が動く。
「景ちゃん」
「え?」
固まった僕の少し汗ばんだ背中を、少し開けた窓から入ってきた冷たい風が撫でる。
「景ちゃんって…野村景子?」
野村景子とは、僕らの学校の弓道部部長を務める
スラッとした髪の長い「女の子」だった。
困惑と羞恥と自責と何かいろいろ混ざったような顔をして奈美は俯きながら
「うん」と言った。
奈美が頷くのと一緒にくるんと弾む巻き髪が揺れた。僕はその髪が好きだった。
今さっきまで冷静だった僕の頭は揺れていた。
と言うより、眩暈がした。
奈美が呟いたあと部屋は静かだった。
風が僕の部屋のカーテンをこする音、通りを走る車の音、犬の声、わずかに人の声。
部屋には、そんな音だけが響いていた。
ふと奈美を見ると、声を殺して泣いていた。
泣きたいのは僕のほうだ、と思ったけど、どうすることもできなくて
奈美の短いスカートからでる白い膝ばかり眺めていた。


はじめます。 

2007年01月17日(水) 14時40分



実は随分前から登録はしてたんだけど
更新するのは初めてです。

何について書くわけじゃないけど
思ったこと書こうかな。

ってな感じで気まぐれに更新します。


終わり。笑

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