山田あかねの一喜一憂日記

映画「すべては海になる」関連ばなし
(記事数:6)

ソウル国際女性映画祭報告

2012年04月28日(土) 02:46
というわけで、5日間ほどのソウル滞在より戻りました。

ソウル国際女性映画祭はアジアでは最大の女性映画祭だけあって、招待作品120本!、ボランティアの数60名という規模の大きいモノでした。



シンチョンという学生街、東京で言うと、下北沢みたいな町(?)にメイン会場があって、映画好きの大学生がたくさん、見に来る映画祭のようでした。

が、あいにくの雨と大学の試験と重なって、思うように観客動員できなかったらしく、主催者がしきりにそのことを気にしていました。



映画のあとには、いつものようにQ&Aなど。国際映画祭もこれで6回目なので、すっかり慣れて、普段着で参加してます…笑。

というか、本当は、ブルーマリンという、好きなイタリアブランドのシルクの服持って行ったけど、連絡が悪くて、取材からそのまま劇場入りしたので、Gパンで挨拶になってしまった。

その前は、韓国の映画雑誌movie weekにスターバックスで取材を受けた。その時の模様。



インタビュアーのひとが熱心に映画のことを聞いてくれて、取材深くて楽しかった。その前は、アイドル並に写真撮影があって、面白かった。

アイドル並って言うか、ソファに座って、ポーズをつけられたから。照れた…。

それでもって、この映画祭はスターバックス始め、結構大きな会社が協賛しててすごかった。韓国の女性パワーすごい。

でも、もしかしたら、一方でそれは、女性がそれほど虐げられている反動かもしれない。テレビを見ると、韓国の女性歌手ってみんな似たようなメイクに似たようなショートパンツやミニスカートはいて、これでもかって、色気を振りまいてた。

もちろん、セクシーであることを楽しんでやっていることはわかってる。でも、そこまで過剰にセクシーさを演出しないといけないのって、なぜだろうと立ち止まらずにいられない。

映画祭で短編のコンペがあって、受賞作は、レイプが出てくるものばかり。4本上映されたけど、ドラマ2本、ドキュメンタリー2本だったけど、4本のうち2本のテーマはずばり、レイプだった。(ドキュメンタリー一つ、ドラマ一つ)

そんなに、身近な、切実なテーマなんだろうかとびっくりした。

女性たちが「少女時代」や「KARA」のように、自信もって自分のセクシーさを売りに出しているようで、その裏には、深刻な性的虐待があるんだろうか。

そこらへんのことをもっと現場の女性たちを話したかったけど、そういう時間がとれなくて残念だった。

唯一のチャンスだった、ディレクターが集まる会はギリギリまで連絡が来なかったし、到着した当日で、自分も疲れ過ぎてて、寝てたから。

しかし、ほんと、ギリギリまで働いて、ほとんど寝ないでソウル入りしたので、さすがに辛かった。

そこらへんを反省した。もっといろんな監督と話したかったなー。

女性映画祭って、大きく分けて2派あるそうだ。

ひとつは、映画界の女性たちが集まって主催しているもの。東京国際女性映画祭はこっち。

もうひとつは、フェミニストが主催しているもの。韓国と台湾はそっちらしい。「映画」そのものよりも「女性」の視点を大事にしている。

もちろん、どっちであっても、映画という表現のなかで、女性であることの視点を意識した作品を上映していくことにはちがいないだろうし。

どっちが先というのでもないと思う。

こういうこと書くと、映画人っぽい男性は、「映画」であることが先であって、フェミニズム的な視点で映画を斬るのは間違っている…というひともいる。

けどさー。そもそも、映画って、男性の視点で始まったものなんだもん。そのルールに則っているのが「普通」と考えるほうがおかしいよね。

映画のなかに、女もいたけど、その女たちは、一方的視点(男性側の)で描かれたものだったんだ…ってことに無自覚な映画監督はあんまり好きじゃない。

純粋に映画的視点…なんてものは存在しないから。そう思っているだけでそんなの幻想だ。

…ということで、今日、無事、帰国。

ソウルより東京のがずっと寒い。そして、物価高いなーと思う。

これから当分、ゆっくりスケジュールなので、また、ブログを丁寧に書きたいです

ご無沙汰しておりました!

いろいろあったけど、それでも映画祭はたのしーよ。

映画ってやっぱり特別。自分の映画にくっついて、いろんなところに行った。そして、いろんな観客に出会えて、本当に良かった。幸せだよ。自分。

ハンブルクに来ました。

2010年05月29日(土) 07:29
そんなわけで、ハンブルク日本映画祭に来ました。近代的ホテルですがネット通じないので携帯からです。眠いのでこれにて失礼します。おやすみなさいまし。

行ってきます。

2010年05月28日(金) 06:52
そんなわけで、一睡もできないまま、出発です。

これから、成田行って、ドイツ方面、行ってきます。

帰りは、6月でございます。

パリにも滞在いたします。

もはや、眠くもない。

これで、飛行機のなかでは爆睡。

最後のマイレージを使って、アップグレードしたので、らくちんなのだー。

夏樹の本棚

2010年05月19日(水) 22:51
短いお知らせです。

映画「すべては海になる」に出てくる、佐藤江梨子さん演じる「夏樹の本棚」のリスト、ご入用の方は、このHPに掲載されているアドレスまでメールを下さい。

一応、ココにも書いておきます。


  akaney720@gmail.com


リストのファイル(エクセル)を添付して、返送します。

300冊くらいあって、幅允孝さんが、セグメント分けしてくれたものです。タイトル、著者名、出版社が掲載されています。ただし、絶版のものもあると思うので、ごめんなさい。

雨の黄金町。

2010年05月19日(水) 20:30
今日も、黄金町で映画の上映とトークをやってきました。

平日、昼間、雨…とバッドコンディションだったので、お客さんゼロだったら、どーしよう…と心配しましたが、こじんまりとできました。

帰り道、昔、売春宿、(いわゆる、ちょんの間…)だったというカフェに、阿川さん、今村さんと行きました。

狭い階段を上がると、4畳半くらいの小さな部屋があります。おしゃれに改装してあります。

窓から川が見えます。



あ、映ってないか。緑の並木の下が川です。普通の家みたいな雰囲気。

昔は、ここで、あんなことや…こんなことや…う…書けないようなことが…日々、行われていたとは…ごくり。しかも、昔っていっても、2005年まで営業していたそうです…。



今村さんと阿川さんを、密会風に撮ってみました。

阿川さんは、「フェイク・ゲーム」という歌舞伎町を舞台にした、破天荒な女性が活躍する小説や、「D列車で行こう」という、鉄道小説なども書かれている幅の広い作家さんです。

このあと、今村さんと阿川さんが、どうなったかは知りません…。

嘘です。今村さんは、芝居の稽古に出かけ、阿川さんは、原稿を書きに帰っていきました。

今村さんは、「もし、私が売春婦だったら、人気がなくても、つらいし、人気がありすぎてもつらいかも…」と不思議な心配をしていました。

でも、わかります。ここにいると、そんな気持ちになってきます。

毎日、窓の外を眺めて、川の向こうの生活を想像し、この小さな箱みたいな部屋で、いろんな男性と向き合う……どんな気持ちだったかなあ…と考えてしまいます。時間も場所も、仕事もスリップできる。

今日は静かな雨が降っていたので、遊女の気持ちになるのに、なおさら、ぴったりでした。

遊女の気持ちで窓の外を見る、いまむー。




映画「すべては海になる」は、21日(金)まで、黄金町、ジャック&ベティで上映してます。

映画見て、このカフェでまったりするのがおすすめです。

あーしかし、今、このカフェの名前がわからない。川沿いの、間口の狭い珈琲やさん。1階はカウンターで、2階に写真のような小さな部屋があります。珈琲は、マグカップでたっぷり、美味しい。

お店の名前、「マイノリティーズ・コーヒーズ」でした。阿川さんが、ツイッターで教えてくれた。

黄金町ガイドもweb上にありました。

黄金町は不思議な気持ちになれる場所でした。




クマ(うさぎ、あらため)男と犬人間

2010年04月23日(金) 17:15
4月23日の日記をあらためて。

小沢健二さんが、雑誌「ヴォーグ」5月号にぬいぐるみを着て、登場していて、それについて、日記を書きました。
なぜかっていうと、ニューヨーク!着ぐるみ!という2点に不思議な符合を感じたから。

というのは、自分の映画「すべては海になる」のなかに、「小島小鳥の冒険」という映画内小説があるんですが、このなかでも、着ぐるみ@ニューヨークというシーンがあるんです。

小島小鳥は、90年代に女子高生であったけれど、渋谷でエンコーしようとして、おじさんに声をかけたところ、「ブス!」と蔑まれたことから、日本を脱出。アフリカ→中東→ヨーロッパ→アメリカと、「出エジプト記」のように、人類の起源と進化のように、北上していく。その過程で、土地土地の男と関わり、自信を取り戻していくという物語だった。

そして、最後の地、ニューヨークで運命の男「犬人間」と出会う。犬人間とは、犬の着ぐるみを着て、行動する男なんだけど、彼には彼のヒミツがあって…ということになっている。

なので、ニューヨークと着ぐるみという符合に驚いて、そのことについて日記を書きました。小沢健二さんについては、日頃、鶴見済さんの日記を読んでいるので、そこで、小沢さんが、「うさぎ」と名乗る語り手が出てくる著作について、触れていて、面白いなーと思ったのがきっかけだった。

そのつながりで、ヴォーグを読んだり、「ロッキング・オン」のインタビューを読んだりしました。世界各地に移り住んだり、その思想(というか、考え方)などに興味を持って。

で、書いたけど、当初私は、ヴォーグでの着ぐるみは「うさぎ」かと思ってました。うさぎに本人がなにかを仮託しているように読めたから。ところが、「クマ」だったそうで。この日記への書き込みで知りました。間違えてごめんなさい。

なぜ、クマなのかについては、昔、テレビ番組で着たことがある…という単純な理由だそうで、まあ、それはそれ。

で、うさぎじゃなくて、クマとわかったけど、地方にいたので、確認もできなかったし、時間もなかたので、とりあえず、削除して、今、書き直した次第。

もっとも、自分が言いたかったのは、着ぐるみを着ている!ということだったので、その種類にはあまり深い感心もなかったけれど。

まあ、そんなわけで、いろいろ気をつけないとね。

普段やっている、テレビや書き物の場合だったら、書いたモノや作ったモノが外に出るまでに、たくさんのチェックを通るけれど、ブログにはそういうチェック機関がないので、自分が気をつけないと、危ない、危ない。ちょっと背筋が寒くなりました。

なんか、最初に書いたときの、ウキウキ感がなくなってしまったけれど、しかたないか。

プロフィール
  • プロフィール画像
  • アイコン画像 ニックネーム:山田 あかね
読者になる
作家・TVディレクター・映画監督
趣味・犬・海
2012年04月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30