山田あかねの一喜一憂日記

映画「海」メディア情報
(記事数:32)

ソウル国際女性映画祭

2012年04月22日(日) 03:11
ということで、いよいよ、来週からソウルです。

24日(火)にソウルで、自分の映画「すべては海になる ALL TO THE SEA」が上映になります。

というか、今日もやっていたのだ、20時から。

う〜、やっぱり今日から行きたかったなー。

浮き世の仕事でままならなかった。

ソウル国際映画祭のサイトはこちら。こちら。

韓国にお友達のいる方、偶然、この時期、ソウルに滞在する方、

ぜひぜひ、見に来て下さい。 ちゃんと韓国語の字幕もついてます。

これで、英字幕、中国語(台湾)、韓国語を加え、四カ国語のなりました!

うひょひょ。

ソウル、楽しみです。

まったく、全然、準備ゼロですけどね。

ず〜っとず〜っと休みなく働き続けての、ソウル入りです!

自分、フランスでのインタビュー

2011年03月01日(火) 05:10
なんか、今更なんですが、昨年12月にパリのキノタヨ映画祭に行ったときにインタビューを受けた、フランスのインターネットテレビがアップされたようです。

「カゲムシャ」KAGEMUSHA

カゲムシャという名前の、日本映画専門の、フランスのネットテレビです。

このwebをやっている、ステファンという20代の青年(日本映画オタクさん)が、「すべては海になる」をとっても気に入ってくれて、自らインタビューしてくれました。

17分くらいのものです。よかったら、どーぞ。

クリックすると、インタビュー画面に飛びます。

しかし、インタビューはフランス語で、私、ちーともわかってません。

カメラが一台なので、フランス語で質問を受けている間は、おのれ、意味、全然わからないのに、わかった芝居をしてました。

なので、不自然に目がぱちぱちしてる。…みっともないでした。

この時間、長し。自分だったら、質問、テロップにしちゃけどなー。

でも、インタビュアーの声は貴重ですね。じっくり質問してくれてる感じ、伝わってくる。

あるいは、広めの2ショットをとっておいて、音だけのせるって方法でも良かったかな。

(って、自分が編集しているわけでもないのに、失礼でした)。

…ありがたいことです。すごいロングインタビューだった気がします。

それと、オタクさんというのは世界共通で、ブルーアイで金髪なのに、なんとなーくたたずまいや服装がおたくっぽかったです。

自分の映画は男性だと、心優しい、気の弱い、どちらかというと、モテ系じゃない、おたく系のひとに気に入られることが多かったんです、日本でも。

マッチョ風のひと、オヤジ全開の方たちからは、あんまり気に入られませんでした。映画好きなひとって、マッチョ系オヤジ(暴力とエロス大好き!)が多いから、なかなか厳しいですが…。(笑)。

久しぶりに自分の映画のこと、思い出した。

ちょっと、懐かしくて、せつない気分になりました。

キノタヨ映画祭と犬の巡礼の旅。

2010年11月22日(月) 23:06
30日からパリに行って来ます。

すでに始まっている、パリキノタヨ映画祭に、自分の映画「すべては海になる」が招待されているので、行ってきます。

12月2日(木) 午後3時〜

12月4日(土) 午後3時〜

パリ日本文化会館にて、上映です。

映画祭の詳しいことは、このページに。

(自分の映画の情報は下の方なので、どんどんさがってください)

それで、映画祭が終わったら、イギリスに渡り、『わが心の旅 愛犬巡礼の旅』をやってきます。

ゴールデンレトリーバー発祥の地を訪ね、また、ブリーダーさんを訪ね、ドッグレスキューなどを見学してきます。

ゴールデンレトリーバーは、イングランドとスコットランドの境界線あたりで、とある貴族が交配して生まれた犬種だそうです。そのお城はすでに廃墟になっているみたいだけど、見て来ます。

それから、その当時、犬舎だったところが、現在は、B&B(bed&breakfast ベッドと朝ご飯つきの簡単なホテル)になっているそうなんで、そこに泊まってみようと思っています。

100年近く前は、「犬小屋」だったところに、宿泊できるなんて、夢のようじゃありませんか?

…そんなこと、思うのは、犬好きだけでしょうか。

ゴールデンレトリーバーがたくさん出てくる夢が見られそう。夢のなかでは、自分も犬になっているかもしれない。

あ…夢のなかなら、ミニやカナに会えるかもしれない…

なんてオロカでハッピーなことを考え始めています。

映画祭に呼んでもらえることはとってもうれしいことだし、幸せなことなんだから、もっとしっかりしないとね。

パリ近郊にお友達がいる方はぜひ、おすすめくださいませ。

本と書店の未来、その2

2010年05月16日(日) 21:03


今日も、横浜、黄金町のシックな映画館、「ジャック&ベティ」に行ってきました。

写真は、劇場近くの川沿いの道。近所の商店街といい、川沿いの道といい、独特の雰囲気のある街です。にぎやかな商店街のある通りから、川を隔てた地域は、昔は、遊郭が並んでいたといいます。

今でも、小さな間口の店が並んでいて、当時のことを、少しだけ、しのぶことができます。

川をはさんで、遊郭と日常の街がある。

あの橋を渡ったら、別の世界が広がっている…そんなふうに、両岸のひとは思っていたんじゃないか。遊女は、橋の向こう側の暮らしをどんな気持ちで見ていたのかな、日常から抜け出して、橋を渡り、遊女に会いに行く男たちは、どんな気分だったのかな、そんなことを思いながら、橋を渡って、映画館へ行きました。

(黄金町の駅は、元・遊郭地域側にあるんです)。

今日のゲストは、「読書のすすめ」という書店の店長、清水克衛(かつよし)さん。


トーク中の写真を今日は、撮ってもらうのを、失念しました。しっかし、清水さんのお話は面白かったー。

というか、まったく新しいかたちの本屋さんを実践しているんだなと思いました。

「新しい」といっても、根っこのところにあるものは、非常に普遍的で、ひとが昔から求めてきたものなんじゃないか…でも、それを新しく感じるってことは、どっかで、本屋さんを取り巻く環境が変わりすぎてしまったんじゃないか…そんなことを考えました。

清水さんは、店を訪れるお客さんと話をして、そのお客さんに本を選んであげる…という、とてもシンプルなことから始められたそうです。

「八百屋さんが、お客さんに対して、今日は、このリンゴが美味しいよ、というようなもんなんです」

と言ってらしたけど、いわゆる、文芸評論家、批評家の立場ではなく、「これ、美味しいから食べて見て」と気軽にリンゴを勧めるみたいに、本を勧める。本屋さんの原点のような気がする。そういう形のお店が、昔は…という言葉が曖昧なら、昭和の時代には、どこの街にもあったような気がする。けど、今は、みんな画一化してしまった。

自分が本屋さんにあまり行かなくなった最大の理由は、「今週のベストセラー」とか、出版社からおすすめの平積みとか、数による評価が全面に出始めてからだと思う。数を売ったものが一番正しい…という基準の勢いに、いたたまれなくなるのだった。

どうやら、清水さんの本屋さんは、そういう本屋さんではないらしい。今、一番売れている某小説は、おいていないと言っていた。その代わり、ビールがあったり、お客さんが、くつろぐソファがあったり、いろんなひとが、いろんなものを求めてやってこれる、「空間」があるらしい。

自分も中学・高校のときは、学校帰りによく本屋さんに寄った。特に買う本がなくても、ぶらぶらと本棚の間を歩いているだけで楽しかったし、ひとりでいても、誰にも不審に思われない、居心地のいい場所だったのだ。東京の女子高生はひとりでいるといろいろ面倒が多かったけど、本屋は聖域でした。そこでは、好きなだけ、ただひとりでいることができた。そして、目に付いた本を手にとって、読んだり、読まなかったり。時々は買って帰る…そういう場所だった。

そんなことを思い出しながら、清水さんのお話をうかがいました。たまたま、日本映画学校の学生さんが、取材に来ていて、トークのあと、

出版不況について、どう思いますか。書店の未来はどうなると思いますか」

と聞かれたけど、自分はあんまり心配していないと答えた。

たとえば、車が売れなくなっているという。でも、「ひとが移動する」こと自体はなくなっていない。それと同じで、今のかたちの出版がそのまま維持されないかもしれないけど、ひとが、物語やノンフィクションなど「書かれた物」を求める気持ちは決して、なくならない。現実に、WEB上で、文字を読み、メールやブログやツイッターで文字を書くひとは、圧倒的に増えている。「読み書き」するひとは、飛躍的に増えているのだ。

その形は変わるかもしれないけど、物語を書くこと、作ることは人間以外に誰もできないから、それはどんなに技術が進んでもとって変わられることはないと思っている。

同じように、清水さんがやっているようなこと、ひとと話し、そのひとのために本を選ぶ…ということは、「ひと」以外にできないので、その需要もなくならない、むしろ、もっと求められると思う。

そういう気持ちを強くした日曜日でした。

映画は、21日(金)まで、やっています。19日(水)には、作家阿川大樹さんとのトークもあります。今日、阿川さんと相談して、19日のテーマは、

「40歳を過ぎてから、作家になる方法」

にしようと思っています。人生の半ばを過ぎてからでも、やりたいことを実現する方法を、ふたりで話したいと思います。

私も、最初の本が出たのは、40歳を過ぎてからでした。映画も撮れたし、世間的な成功はおさめておりませんが、自分がやりたいなーと思ったことは、とりあえず、一通りできている気がするので、そこらへんについて、東大→夢の遊民社→一流企業のサラリーマンという華々しい経歴を持ちながら、40歳すぎて、作家に転身した阿川さんと、じっくりお話しようと思っています。


札幌で上映とトークとサイン会なり。

2010年04月17日(土) 02:11
今日は、札幌にやってきました。表参道では雪が降っているということで、札幌はどんなに寒いだろうと思っていたら、そうでもなかった。



ここは、狸小路というところ。



お約束の熊と鮭



こちらが、自分と自分の映画「すべては海になる」を呼んでくれた、シアターキノさん。
六本木にあったWAVEを思い出させる、おしゃれな映画館です。ラインナップも渋いです。



上映は19時30分からで、その間に、近くのおすし屋さんに行きました。ふらっと入ったけど、すごいおいしかったー。



で、映画が終わってからは、こんな感じでトーク。くすみ書房の久住邦晴さんと、札幌で編集などのお仕事をしている、荒井宏明さんと映画や本の話をしました。


客席が近くて、お客様の顔が見えるので、緊張しました。なぜなら、今、映画見られたばかりだから…。(気が弱いですから…)


そのあとは、サイン会などをやらせていただきまして、持ってきた本、完売!
サインのときに、ひとりひとりの方とお話できて、うれしかった。高校生から年配の方まで、ブログを読んでくれている方から、ツイッター仲間まで、来てくれて、うれしかったす。
やっぱり、読んでもらって、なんぼ、見てもらってなんぼなので、本当にうれしい。読んでくれるひと、見てくれるひとが、自分にとって、この世で一番大切だからだ。
今日、来てくださった方々、本当にありがとうございました。トーク下手ですみません。冷静に話せなくてすみません。自分、あんなもんです。

あの後は、キノの中島さんも一緒にみんなで軽く飲みました。映画と本の話が交錯して、盛り上がりました。中島さんは映画に詳しくって楽しかった。地元で活動する映画監督の早川さんという方もいらして、北海道ロケ事情なども聞けてよかった。自分、一応、「もしも、この世に天使が。」という小説書いてて、これ、北海道の日高が舞台にお話だから、自分で撮りたいなあって思いました。北海道はロケに優しいそうだ。

解散後、ホテルに帰って、大浴場へ。ぎりぎりで間に合って、露天風呂にも入った。午前1時になって、蛍の光が流れても、露天風呂にいたら、従業員のひとが入ってきたので、「すみません、すぐ出ます」といったら、「ごゆっくりどうぞ」といわれた。やさしい。怒られるかとばかり思ったのに。北海道はいいなあ。

ただし、ホテルの部屋からネットがつながらないので、今、ホテルのロビーに浴衣姿で、ネットにつなげてもらっている。寒し。

明日は早起きしてもう、帰らないといけない。
あさってから、コペンハーゲンいくつもりだったけど、飛行機飛ばないみたいで、どうなることやら。

まあ、それならそれでいいか…。

横浜上陸するぜよ。(龍馬風?)

2010年04月08日(木) 00:44
今日は、早起きをして(…といっても、当社比ですが)、横浜の黄金町という町に行って来ました。

なんで、行ったかというと、友人の阿川大樹さんが、とてもよいお話を持ってきてくれたからです。

阿川さんは、黄金町におしゃれなオフィスを構えています。外景を撮影しなかった、間抜けですが、まず、通路はこんな感じ。



京急の高架下にあるのですが、真新しい木の香りがして、どっか外国のアーティストの家、みたいな感じです。

で、オフィスはこんな感じ。



奥のデスクで執筆中なのが、阿川さんです。かっくいいです、スタジオが。あ、阿川さんも、です。



となりは、いろんな旗が展示されているギャラリーみたいになっていて、これもまた、かっけーでした。

で、ここから徒歩数分のジャック&ベティという映画館へ行って来ました。ここですね、来月、一週間、ふたたび、映画「すべては海になる」を上映してくれるというのです。やった!

で、ありがたいお話なので、なんかイベントできないかなーって相談に行ったのでした。この映画館につなげてくれたのが、阿川さんでした。いやあ、ホント感謝です。ありがたいです。いいひとです。

で、イベントなどの相談をしたあと、阿川さんと夜ご飯を食べました。といっても、自分は朝ご飯ですが。で、驚いたことは、阿川さんって、これまでの人生で、「うえーやりたくねー」とか思ったこと1度もなかったって。
それが最近、1度だけ、「やる気なし」の気分に襲われたことがあって驚いたって。

驚いたのはこっちだよー。そんな、ずっと、“やる気マンマン”のひとが、この世にいたとは。そーかー、いるんだ、やっぱり。じゃあ、すぐ負けちゃうよなあと思った。自分など、人生の8割がやる気ゼロデシベルで、残りの2割を強引に育てて今日まで来たっていうのに−。

いったい、なにがちがうんだ?

でも、そのやる気のおかげで、自分の映画がまた、上映されることになったので、やる気万歳です。やる気偉いぞ、いけいけ、やる気だっ。

飼い主は…いや、飼い主じゃないや、映画の監督は(ワレです)、自分の映画をもっと見てもらえるように頑張ろう。

実は帰りに品川で、一本映画を見まして、いや、これが、ずいぶん、派手に残念な作品で、でも、それなりにヒットしてたらしく、あーこんなん…あーこんなんが…とやや、落ちました。けれども、それはそれじゃん。ひどいと思ったものを批判している暇あったら、もっとよいもの、自分で作る努力をしなくっちゃね。

まずは、5月、横浜上陸!!であります。

しあわせだー。


ドービル・アジア映画祭レポート

2010年03月24日(水) 00:40
そんなわけで、先日(3月10日〜15日)開催されたドービル・アジア映画祭に「すべては海になる」が招待された時のようすを撮影した動画が映画のhpにアップされました。

良かったら、下のポスターをクリック!

これでHPに行けます。



そのまま、動画へいけないときは、「特別映像」のところをクリックしていただけると、ご覧になれます。

この映像の制作は…
 
 カメラ    野田好章 (パリ在住)
 コーディネート  小松澤洋一
 通訳       藤本太美子 (フランス在住)
 編集       原田周治  (MMJ)

…でお送りしています。

今、見ると、懐かしいなあ…たった2週間前なのに。ちょっとじんと来ます。上映が終わったとき、たくさん拍手をもらえて、とても嬉しかったことや、あのあと、たくさんのひとに囲まれていっぱいサインしたこと、ああ、来て良かったなーたくさんのひとに見てもらえて嬉しかったなーって思ったんだった。

帰国後、すぐにテレビの収録→ロケ→編集、その合間を縫って、ドラマの脚本直しもやっていたので、すっかり映画祭のこと、記憶のかなただった。毎日どんどん過ぎるから…。でも、楽しかったんだった。そして、もっと映画を撮ろうと思ったんだった。

楽しかった、ドービル…。


さて。

…というわけで、今日は、某番組の試写でした。おかげさまで、すんなりGO!でした。終わってから、みんなで韓国料理に行きました。久しぶりにリラックスしてご飯が食べられて、楽しかった。ひとやま越えた感じです。あとは、粛々と仕上げをする。来週には、少し時間ができるので、うれしー。

来週は、「農業少女」も見に行くしー!映画も行きたいなー!…ともはや、終わったかのような気分に。

うひひ。


映画祭、行ってきます。

2010年02月17日(水) 04:31
そんなわけで、朗報です。

自分の映画「すべては海になる」が、3月にフランスで開かれるドービル・アジア映画祭というのに、招待されました。コンペ部門ではないので、賞の対象にはならないのですが、映画祭に呼んでもらえるのは初めてなので…というか、まあ、映画撮ったのも初めてだから、当然なんだけど、初映画祭参加!しかもフランス!嬉しいです。

せっかくなので、自分もドービル行ってきます。ドービルって、ヨーロッパのお金持ちさんたちが集まる、リゾート地のようで、古くは、クロード・ルルーシュの映画「男と女」の舞台として有名です。あの、♪シャラララ、ダバダバダ、ダバダバダ…♪で有名なあの映画でございます。

子供のいる中年の男女が、道ならぬ恋(今でいうところの不倫ですね)に落ちる…という、これぞフランス映画って感じのね…。

そんなわけで、不倫をしに行く予定はないんですが、つうか、自分独身なので、そもそも不倫できないんですけど、
映画のお祭りを楽しんで来ようと思っております。そして、これをですね、ユーストリームで中継しようと思っています。監督による、映画祭、世界同時中継!それをtwitterでもフォローしてみようと計画中です。

もっとも伝統的なメディアである映画のお祭りを最先端のメディアであるユーストリームで、中継ってちょっと面白いかなーと。

詳細はおいおい、ここでお知らせしてゆきたいと思っています。

昨晩は朝までテレビドラマのプロット書いて、昼間の打ち合わせ遅刻!という大失態をやらかしたんですけどね。夜にならないと活動できないのが、困ったものですね。ドラキュラ体質なんで。

とほほ。

雪の夜と長い長い友情の物語。

2010年02月01日(月) 00:49
今日は、寒い寒い一日だった。

夜になると、雪も降り始め、年も明け、なんとなく、もう、すぐ春かな…と気をゆるめ始めた自分は、「まだ、まだ、冬じゃー!」と、冬将軍に一喝されたような気持ちになった。

けど、雪は好きだ。

雪が降るとわけもなくうきうきする。日が暮れてからは外にでなかったけど、何度も窓の外をのぞいて、「おー降ってる、降ってる」と確認した。積もりだすとまた、うれしくて…。もちろん、困っている方もいると思うので、手放しで喜ぶと気が引けるけれども…。

今日は、雪が降った以外でも、いいことがありました。いいこと…っていうか、じんわりきたことというか。

大学の時、一緒に自主映画を作っていた友達の松原耕二くんが…くんづけで呼ぶには、あまりに彼は偉くなってしまったけど、大学時代の思い出にからめて、自分のことや映画のことをエッセイに書いてくれた。

糸井重里さんのやっている、人気hp「ほぼ日」。なかで、松原くんは、エッセイを連載しているのだ。TBSのニューヨーク支局長だったので、アメリカに関する話題がこれまでは多かった。オバマ大統領のことととか、映画なら、クリント・イーストウッドとか。大物の話だ。

なのに、今回、自分たちのことを書いてくれて、それがなんとも、じんわりして、とても嬉しかった。今、自分の映画が公開中なので、応援してくれる気持ちがあって、この時期に発表してくれたのだ。すんごいありがたいことだ。深く暖かい友情なのだ。

自分はなにも返せないけど、こんないつもはすっぱなことばかり考え、キレイな話の苦手な自分だけど、素直になることもある。じんわりした。

とてもすてきな文章を書くひとなので、ぜひ、読んで見てください。

冷静なのに、優しさと柔らかさを持ったていねいな文章だと思う。(これ、自分のことを書いてくれたからじゃなくて、同じ物書きとして、思うことです。上質な文章…)。

「ぼくは見ておこう」BY松原耕二

余談ですが、自分の初監督映画(大学生のころの8ミリ映画)、主演は、この松原くんなのであった!

ひやっほい!

2010年01月31日(日) 00:45


うひゃー。今月号の「クロワッサンプレミアム」です。

このなかに、自分の映画評が載っております。こんな感じ。



書いて下さったのは、社会学者で東大教授でいらっしゃる、
上野千鶴子さん。

(自分、上野さんの生徒じゃないから、先生と呼ぶのもなんなので…「さん」づけでいかしてもらいます)。
非常に嬉しい。

エライひとに、褒められたから喜んでいるのだな、あさはかな奴め…と思われるかもしれませんが、確かに上野さんはエライ方でいらしゃいますが、エライからだけじゃないんです。やはり、歴史というものがあります。

まず、自分は、富岡多惠子さんという作家が、日本の小説家のなかで、一番好きで、尊敬しております。大学生の頃に初めて読み、それまでの読書体験をひっくり返された…というか、初めて、自分にぴったりする作家さんに出会えた…と思った方であります。

以来、富岡多惠子さんの本は手に入るものは雑誌の記事も含め、全部集め、全部読みました、読み続けましたことよ。全集を持っているのは、この方だけですし、今も追っかけております。

で、上野さんとの最初の出会いは、その富岡多惠子さんの小説の文庫の解説が上野さんだったのです。社会学者が小説の解説をするのはめずらしかったかもしれませんが、また、この解説にもしびれ、ううむ、どうやら、自分がそれまで、「文学」と信じてきた領域以外で、ずいぶんと、あつくて新鮮な議論が闘わされているようだと知った次第です。

それより前に、上野さんの鮮烈なデビュー作「スカートの下の劇場」は読んでいたかもしれませんが、文学とつながったのは、その解説でした。

で、次が、「男流文学論」です。これはーしびれましたよ。

ものすごい作家を相手に、どんどんじゃんじゃん、斬っていく。その切れ味のすばらしさ。かっこよさ。とても自分ごときは口に出しても言えないと思っていたことを、冷静に言葉にしていく作業に打たれました。あまりに打たれたので、番組にしようとさえしました。もちろん、テレビでできるはずなかったんですけどね…とほほ。

そういう歴史があってですね、自分の書いてるものをいつか読んでもらいたい、届けたい、とずっと思っていたわけです。きっとわかってもらえるんじゃないか…って思っていたんです。それで、上野さんには、献本を続けていて、感想をいただけるようになり、ついに、「すべては海になる」の文庫の解説を書いてもらえることになり、それで、映画も…!!

ものすごく長い歴史があるんです。出会いから25年くらいたってます。

「サヨナラ…」っていう映画の出会いと別れくらいの時間です…笑。

なので、浮かれて、喜ばせて下さい。

これまで生きてきて、「あー生きてて良かった」って思えることいくつかありますけど、確実にそのなかに入ります。

死ぬ前に「生きててよかったリスト」を書くかもしれませんが、確実に入れるんです。

…ということで、うれしい日曜日。

生きててよかった……。
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