山田あかねの一喜一憂日記

小説「しまうたGTS」
(記事数:5)

極めて私的な幸福。

2008年04月21日(月) 23:41
少し疲れると発揮される持病があり(詳細ヒミツ)、近所の個人病院へクスリをもらいにいった。

クスリを飲むとほとんどすぐに完治するのであるが、だる〜くて、宙を浮いているような気分になるので、あまりよろしくない。ぼんやり、待合室で待つ。夕方で会社帰りの給与生活者や幼児とその保護者などで混み合っている。昼間寝ているような人間なんだから、みんなの迷惑にならないように、もっと早い時間に来るべきであったと後悔などしていた。そして、なんでこう、生きるって疲れるのかしら…などと生をはかなんでいた。

で、待合室にあった「pen]という雑誌を手にとったのであった。インテリアの特集号で、その病院に置いてある雑誌は、このpenだけなんである。その代わりいろいろなバックナンバーがある。とても聡明な感じのお医者さんがひとりで切り盛りしている病院だけど、彼の趣味なんだろうか。

そんなことはともかく、インテリアの特集号をぼんやり読んでたら、新刊紹介のところに、おお、自分の小説「しまうたGTS」が紹介されていた。へー知らなかった。しかもさーかなりほめてあるのねー。う、う、うれしい。ライターさんの記名記事で、もちろん、知らないひとだったけど、嬉しいねー。うれしさのあまり,そのページを引きちぎって持って帰ってきたよ。(嘘だよ、嘘、そんなことしねーよ。たった今、アマゾンでバックナンバー探して、注文したもんね)。

いやー運命みたいでしょ。そんな私の本の紹介記事なんて、たくさん書かれているわけじゃないから、滅多にお目にかかれないんですよ。知り合いの場合は教えてくれたりするけどさ、この雑誌もこのライターさんも知らんかった。ということは、頼んでもないのに、読んで選んでくれたってことだよね。新刊紹介も、テレビの番宣と同じで広告費をかけている新刊書は、売り込みがあって、紹介されていたりするわけだよ。そこらへんのからくりは本を出す側になって初めて知ったけどね。

まあ、そんなことはともかく、へとへとでたどり着いた病院で、自分の本について書かれた記事を読めて幸せでした。極めて私的な幸せ。ふう。現在も虫の息だけど、気持ちは少しだけ浮気向きです。そうだ、昨晩、コーマック・マッカーシーの「すべての美しい馬」という小説を読んだんだけど、ほんの五十年くらい前には、アメリカには野生の馬がごろごろいたんだなーって。ひとは野生動物と共存というか、野生を手なづけるような形で生活していたんだなーってことが、とても新鮮で面白かった。

自分の生活はリアリティがないなー。野生動物のいる世界にやはり憧れる。わたしのそばには、野生の狼から遠く離れた犬のミニがかわいく座っているけれども。わたしもミニも野生から遠く離れてしまったわ。

そんな犬のバナー。

ありがたきこと。

2007年10月11日(木) 21:28


今日、届いた「PHPスペシャル」という雑誌です。ここにて長らく「女の武士道」というエッセイを連載していましたが、先月で終わった。なのに、なぜ、今月号が送られてくるかいうと、私がエライから。…なわけなくて、「しまうたGTS」を紹介してくれているのだ。



記事は、こんな感じ。しっかり、解説していただいております。ありがたいなあ。

ちょっと風邪で体調をくずし、世をはかなんでおりましたが、うれし涙がでたことよ。

日々、精進。でもって、日々、宣伝。
だって、資本主義なんだもん、世界は。

一日だけ泣かせて。

2007年07月21日(土) 01:18


というわけで、今夜も宣伝。
ミニ(犬)が販売しているのは、飼い主(人間)の最新作「しまうたGTSゴーイング★ツゥー★サウス」(小学館、7月30日発売 1575円)です。

アマゾンを見たら、25日発売になってたけど、正直よくわからない。せっかく買おうと思って、書店に行ったら、まだなかったーってことになると申し訳ないので、「遅めに」言っておきました。

今、ひとつの重大な問題を抱えています。レンタルDVD問題!
7月20日(金)返却予定のDVD3本、まだ、全然見ていない。月曜までに書かないといけないもの2本あって、ひとさまの作品を見ている場合か…という状況です。

新刊小説ができたので、すっかりうれしくなり、舞い上がって、非日常な気分だったので、日付が飛んでしまっていた。しっかりせねば。

以前、知り合いが、連ドラの脚本を抱えている真っ最中に、ひどいフラレ方をしたそうな。そのときの、彼女のセリフ。「一日だけ泣かせて」。要するに一日泣くので、仕上がり一日待ってくださいということでしょう。

そのまねをして、「一日だけ、喜ばして」。新刊ができたから、一日喜んで、仕事を伸ばす…の意。しかし、すでに、3日も過ぎているのだった。だめじゃん。

きれいな便箋が好きで。

2007年07月20日(金) 05:21


昨日に引き続き、しつこく、宣伝だっ。
「しまうたGTS ゴーイング・ツー・サウス」(小学館) 
 7月30日、本格的な夏とともに、発売です。

で、今日は何をしていたかというと、


「しまうたGTS」を送本する際、同封するお手紙を作成しておりました。写真は、そのための便箋やカードです。うしろに見えているのは、「しまうたGTS]のパネルです。

まず、便箋を買いに行くところから始まるのねー。きれいな便箋とかカードとかがとても好きなため、普段から結構集めているのですが、それでも、60人分くらいとなるとストックがなくなってしまう。それと、本のイメージにあった便箋がいいなとかいろいろ考えるのも、買いに行くのも楽しいのであった。

午後から、広尾の伊東屋に行く。ここはいつも空いていて、カードや便箋やきれいな紙やシールがたっぷり売っていて、何時間いても飽きない場所。同じフロアに本屋もあるし、靴やもあるし、洋服屋さんもあるので、いったんはいると二度とでてこられない、反面恐ろし〜い場所なんですけど、今日は、伊東やさんだけに行きました。

でもって、メインはCRANEってところのカードです。かなり高いんだけども、シンプルでありながら、洗練されたデザイン、いい感じの紙質、色合いも好きなので、つい買ってしまう。ケートスペードなんかも売ってたけど、かわいすぎてもね。

帰宅後、延々、手紙を書く。手書きなので、時間かかるんですねー。しかも、緊張する相手の場合は、あらかじめワープロで文面を打って、校正してから書くので、さらに時間がかかる。(便箋が高価なので、間違いはゆるされないのだった)。途中で食事したり、メールしたりしつつも、続行。やっとさっき、書き終わった。いやあ、朝になってしまった。

今時、手書きなどバカらしいようにも思えるけど、手書きの手紙をもらうと少なくとも自分は嬉しいので、実行してます。手紙を書くのは、まったくもって大好きなので、全然苦にならないんですよね。この年齢になってですね、メールで交換日記みたいなことを、遠距離にお住まいの大学の先生としているくらいですから。本を書いたり、読んだりするのが好きなひとは、きっと手紙も好きであろうと想像するのでした。

あっという間に週末ね。今週は海に行かないで、土日もお仕事です。

新作「しまうたGTS」できました!

2007年07月19日(木) 22:34


本日、7月19日、自分にとって三冊目にあたる小説「しまうたGTS」ができあがりました。
さっき、広尾のイタリアンレストランまで、編集の方が持ってきてくださいました。シャンパンいただきました。嬉しかったです。レストランの方には申し訳ないけど、メニューを見る気がほとんどしなくて、いつまでもいつまでも自分の本を見ていたかった。(いえ、充分とてもおいしかった)。

(実は、明日、7月20日は、自分の誕生日です。たぶん、これまで生きてきて、かなりサイコーのバースデープレゼントです。タイムマシンに乗って、17歳の私に会いに行き、何十年後かの誕生日には、自分の本が三冊も出てるんだよと教えてあげたい、だから、まだ死ぬなよ!と。)

これまでの2冊「ベイビーシャワー」「すべては海になる」とは若干違うタッチの小説です。
…ちがわないかな。主人公が20歳の男子だし、ロックシンガーだし、ロードノベルだし、沖縄だし、謎解きあり、戦争逸話ありの、盛りだくさん(といっても、自分の小説は、自分のクドイ性格を反映して、内容濃いものが多いけど)の、一大エンターテイメント小説になってます。

ものを作るときには、いろんな筋力がいるけど、たぶん、この小説はテレビの仕事をするときの筋力をフルに使ったと思う。長いことやってきた、ドキュメンタリーの手法で、丹念に取材した。まず、沖縄関連本、42冊読みました。沖縄4回行きました。取材をお願いした方の数は、30人くらいだったと思う。なにげなく話を聞いた、タクシーのドライバーとか、船で一緒になったひととか、そういうひとを入れると、限りない。

次に使ったのは、脚本家の時、使う筋力。これで、取材したことを面白くて、ずっと見ていたくなるような(要するにチャンネル変えられないように)物語に仕立て上げた。キャラクター作り、ストーリー展開は、ハリウッド映画の脚本作りにかなり近い。

そして、最後に、やっぱり、基本である小説を書くときの、なにか、なんだかわからないけど、集中すると降りてくる言葉の力で、どんどん書いた。取材期間は1年くらいかかったけど、書くのは二ヶ月半くらいだった。初稿は500枚近かったけど、ビリーのようにシェイプしました。

今日は、新しい本を手にした時の興奮冷めやらないので、内容はとりあえずおいといて、ご報告でした。

「しまうた GTS〜ゴーイング★ツー★サウス」(小学館、1575円)
7月30日 熱い思いを乗せて発売です。

どうぞよろしくお願いいたします。

      山田あかね 
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