山田あかねの一喜一憂日記

韓国ロケハン
(記事数:6)

しあわせな仕事@韓国

2005年09月10日(土) 01:13

写真は、ソウルを流れる漢江(ハンガン)という川からみた、ソウルのビジネス街。

今日は、夕方の便で帰国するため、実景ポイントを見て回った。さいしょは南山にある、タワーに昇る。(今日のことなのに、名前が思い出せない。有名なとこね)
ケーブルカーにのって、どんな景色がみえるかを確認。観光客気分なら、なかなか気持ちのよいところだけど、撮影気分でいうと、やや高度がありすぎて、俯瞰をとるにはイマイチかな。そのうえ、タワー自体が工事中だった。やれやれ。

思い付いて、川からソウルの街を眺めることにする。観光用の船にのり、一時間ほど、風に吹かれる。今日もソウルは28度くらいで暑かったけど、川の上は涼しくて気持ち良かった。そのうえ、風景もなかなかよろしいので、実景ポイントとしてマル。

お昼は時間がなかったので、市内にもどって屋台でモチや天ぷらを食べる。コーディネーターの女子とふたりで200円ほど。なんて安いんだ。
今回のロケハンは、そんなにきついスケジュールでもなかったけど、なぜか夜になるとグッタリ疲れ、仕事が終わったら行ってみようと思ってたアカスリやエステやマッサージどころではなかった。

身体的にはハードじゃないけど、考えてしまうことがたくさんあって、頭をすごく働かせたので、夜になるとぐったりしてしまったのね。そのうえ、やたら暑いし。

夕方、すべての仕事が終わり、コーディネーターに別れを告げ、バスで空港へ。

仁川空港のDUTY FREEは、世界の他の空港に比べてもかなり安いといろんなひとから聞いていたけど、実際見るとそんなに安いかどうかわからない。それに今回のロケは予算がないので、自分まで節約モードになってしまい、お買い物する気分じゃない。

買ったのは、ローヤルゼリーといつも使っている化粧品くらい。しかもこのローヤルゼリー、うちでよく見るとオーストラリア製じゃないか。疲れてて、ちゃんと見なかったのね。韓国のローヤルゼリーなら、いかにも効きそうだと思ったのに、残念。

海を越える言葉

2005年09月09日(金) 21:56
そんなわけで、韓国ロケハンも明日まで。
体が慣れたせいか、今日はずいぶん、楽だった。それでも、朝、寝坊して、遅刻しそうになったので、焦って出かけた。そしたら、打ち合わせの相手が一時間遅れてきたので、セーフと言えば、セーフだったけど、時間がなくなり、お昼はバーガーキングで、ハンバーガー。まあ、これもまたよし、だけどね。

午後にはソウル最大の教保書店へ。
ここでは日本の小説がわんさか売られている。現在、日本の小説でベストセラーに入っているのは、村上春樹の「アフターダーク」と奥田英朗の「空中ブランコ」でした。わが子、「ベイビーシャワー」も一応、売ってました。ですので、記念に一冊、購入。書店員さんに話をきくと、追加注文してくれたそうで、うれしい限り。

韓国で一番人気の作家といえば、村上春樹。みんな「ハルキ」と呼びます。すごいです。その人気は。偉大さにあらためて、敬服しました。他にも書店絡みでいろいろ発見あったのですが、それはこれから作る番組で見てもらうことにして、ここから先は、マル秘でした。

やっと体も慣れ、疲れもとれ始めたあした、帰国です。次回のロケは9月末。それまでに今回のロケハンで得た情報をもとに、番組の構成を再構築するんですね。ドキュメンタリーは取材すればするほど、どんどん変わっていくところが、難しい反面、面白い。事実に振り回され過ぎても混乱するけど、先入観だけでつくるのもいけないから、常に自分が試されている感じです。

これほどまでに、文学とはなにかについて考えたロケはなかったです。コーディネーターとしてついてくれている韓国人の女子がやはり文学に詳しいので、毎晩、文学談義で盛り上がり、楽しい夜です。やっぱり、文学はヒトの心をつなげるのだ、国を越えて。

ソウルのアツイ日々

2005年09月08日(木) 23:25
韓国三日目。
今朝ほどは疲れがピークに達していて、結構つらかった。
ひとつは、思ったより、暑いということ。あっちこっちの出版社などをまわっているけど、
経費削減のため、全部地下鉄移動なので、ややしんどい。
さらに、出発前に家庭内のいざこざがあって、ほとんど寝れず、準備もしっかりできなかったことが、ここへきてきいている。身体的にキツイ。

しかし、ここはひとつ、頑張らないと、自分にとってとても大きな仕事なので、気が抜けない。今日はやや余裕があったので、夕方一時間くらいホテルに戻ってやすむ。これで大分回復した。

夕方から、明洞(ミヨンドン)を見るが、エステに行くとか、マッサージに行くとかどころではない。それより休みたい、と言う感じ。夕食は、プルコギを食べ、打ち合わせのために、その後、韓国のお茶を飲ませてくれる店へ。雰囲気があってよかった。お茶もなんだか美容と体によさそうで、美味。

またたくまに過ぎる時間。毎日、どんどん新しい情報が入ってくるので、整理がたいへん。どれもとても興味深いけど、全部紹介しているわけにはいかない。ディレクターというくらいで、「決める」のが仕事だもんね。

つかれてないで、がんばれ、わたし。

ソウルで考えるリアリティ

2005年09月07日(水) 23:41
そんなわけで、ドキュメンタリー番組のロケハンで、ソウルに来ている。
今日はお仕事開始ってわけで、二つの出版社、ひとつの大学に行った。
どちらでも、歓待していただけて、とても嬉しかった。お昼は韓国風うどん、夜は、高級焼き肉をごちそうになってしまった。みんな、おいしいぞ。太るぞ、困るぞ、といった感じ。

今日のソウルは抜けるような青空で、とても過ごしやすい。日中はかなり暑かったけど。
そんなわけで、さすがにくたくた。

高級焼き肉の帰り道、広い道路を車で走った。片道6車線くらいある。なんでこんなに広いのかと同乗していた韓国の方に伺うと、やはり、北朝鮮に続く道だからだそう。途中に高架があり、それは戦車が入ってこれないように、いざとなったら、コンクリートの固まりを落とすためにつくられたものだという。こういう形で日常に戦争のリアリティがある。

しかし。
今、それについてかける体力がない。くたくたです。早めに休ませていただきます。
しかし、
取材としては、ほんと、面白かった。なるほど、とうなづいてばかりだった。そして、新鮮なことも。

とにかく、おやすみ。

ソウルの夜。

2005年09月06日(火) 00:03


そんなわけで、夜9時過ぎ、ソウル到着。出発時の東京は、台風のせいか、なんかじめっとしてるし、むし暑いし、過ごしにくかったけど、ソウルは湿度が少ないような気がして、さわやか。準備その他に時間がかかり、ぐったりしてたけど、気分はよい。

写真は、宿泊中のホテルの室内の様子。(さっき、高速ネットがつながったばかり。)ずっと前に見た映画、ジム・ジャームッシュ作の「ミステリー・トレイン」のワンシーンで、永瀬正敏扮する日本人の若い旅行者が、泊まっているホテルの部屋の写真をやたら撮っていたことを思い出した。
「観光スポットの写真はたくさん撮るからあとから思い出せるけど、どんな部屋に泊まったかを案外、忘れちゃうんだ」みたいなことをいいながら、シャッターを切っていた。

そういうつもりじゃないんだけど、せっかくソウルに来たけど、夜の到着だったので、とりあえず、映すものが部屋くらいしかなくて撮ってみました。外も賑やかなんだけど、私のデジカメの解像度からいったら、そんなに夜景はきれいに映らないしね。

ふー。
来る途中、機内ではずっと、大石静さんの「四つの嘘」を読んでいて、そして、読み終わった。睡眠不足と仕事とが重なっているのに、その間をぬって、寸暇をおしんて読みました。結構厚い本だし、あと四分の一くらいで読了なので、旅のおともにするには適役じゃないのに(やはり旅には文庫でしょ)、どーしても早く読みたくてもってきた。道中ただでさえ、パソコンが重いので、辛かったけど、「重さ」より「読みたさ」が勝ってしまった。

面白かったよ〜。

でもって、前々日にも書いたけど、これは41歳の女性四人の物語。詳細書くと、これから読むひとに失礼だから、はぶくけど、この小説のなかでは、中年の女性と若い男性(20代)がからむ話が多い。(からむってことは恋愛だったりセックスだったりってことね)

だからってわけではないけど、さっき、高速ネット用のラインを部屋まで持ってきてくれたホテルのひとが(もちろん、コリアン)、ヨンさまとまではいかないまでも、なかなかすらりとしたハンサムな青年なので、緊張した。だってすごく素直で感じ良かったんだもの。

韓国、討ち入り。

2005年09月05日(月) 03:03
そんなわけで、明日から韓国へロケハンに出かける。まあ、5日間くらいなので、あっという間だし、荷物も少ないし、ロケハンなので、ロケよりちょっと緊張感が少ない。

でもって、今夜は、ささやかな討ち入り。

討ち入りっていうのは、テレビ業界用語なのか、わかんないけど、ロケの初めの日にスタッフで集まって飲むこと。「打ち上げ」っていうのは、みんなもよくやると思うけど、「討ち入り」はそんなにポピュラーじゃないよね。テレビでも主にドラマの習わしだし。まあ、始まりに集まって飲み(討ち入り)、終わりに集まって飲む(打ち上げ)ってわけです。

とはいえ、今回は深夜のドキュメンタリーだから、スタッフも少ないし、だいたい海外ロケだし、討ち入りもなにもないんだけど、まあ、出発前に飲みましたってだけかな。心優しいプロデューサーが一席設けてくださったのでした。

その時話題にのぼったことを少し。
最近の若いひとは年上のひとにタメ口を聞くヤカラが多いよね、って話。20年におよぶテレビディレクター生活で、一緒に仕事をしたADさんはたくさんいる。私はどんどん年をとっていくけど、ADさんはたいてい20代だから、年齢差は開いて行くのに、その差が実感できない。

最初にディレクターになった頃、自分より2、3歳年下のコがADだったので、今でもつい、そういう感覚になってしまう。(今でも!)その上、最近のコは、ほんとタメ口だから、自分の年齢をなかなか自覚できないじゃないか、どうしてくれる、とADにつっこんでいたのだった。

そのADについても、つい友達のようなつもりになってしまい、
「韓国行ったら、なにして遊ぶ?」なんて相談しちゃうのだ。彼女はたった25歳なのに。
そこで、
「こっちがいつまでもオトナになれないのは、そっちがオトナ扱いしてくれないからだよ」とつっこむ。すると、ADさん、答えていわく。

「私たちの世代って、かなり若い頃から、オトナは尊敬できない、って思っちゃってるんですよね、だから、ついタメ口かも」
「ほほう、なんで尊敬できないの?」
「私は、あれですよ、援助交際ですよ。あれですっかり、おやじなんて全然尊敬に値しないって思っちゃったんですよ。あ、そんなに若い女がいいんだ、若いって偉いんだって、思ってしまったところがあるんです」
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