大学発ベンチャー創出事業

January 05 [Mon], 2015, 1:02
メドテックハートは体外設置型の補助人工心臓の事業化に取り組む。東京医科歯科大学と東京工業大学が開発した血液ポンプの技術をもとに、開発者である高谷節雄社長(東京医科歯科大名誉教授)らが2011年に起業した。設立3年目を迎えた今、まずは欧州での実用化を目指し、着実に準備を進めている。 補助人工心臓は心機能が低下した患者に対して血液を全身に送り出す力を補助する装置。人工心臓にもさまざまなタイプがあるが、同社が目指しているのは体内に埋め込む置換型ではなく、体外に設置して1カ月間安全に機能するタイプ。高谷社長は「急性心疾患の患者に装着して約1カ月様子をみることで、体力の回復や心臓移植の必要性を判断できる。次の治療へのブリッジ役になる」と狙いを説明する。 東京医科歯科大の教授として、なた豆歯磨き粉を長年人工心臓を研究してきた高谷社長。08―10年まで科学技術振興機構の「大学発ベンチャー創出事業」を利用して製品を完成させた。 同社の血液ポンプは、直径10センチメートルほどの容器に内蔵した羽根車をモーターで回し、遠心力で血液を容器内に吸い込み、吐き出すというもの。羽根車とモーターの動力伝達には磁気カップリングを採用し、羽根車は容器に非接触で回転する。発熱がなく耐久性に優れている。既存品に比べて構造も簡素。容器の外側から非接触で回転していることをモニターし、安定運転を実現した。大型動物での実験で、60日間の連続運転を確認している。 高谷社長は研究者時代、医療機器メーカーに同技術を売り込んだ。しかし、人工心臓のような人間の命に関わる製品の事業化にはどのメーカーも慎重で、なた豆ハミガキの連携先は見つからなかった。そこで、「自分でやるしかない」と決意し、11年に共同研究者の進士忠彦東工大教授とともに会社を設立した。
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