手薄な在庫

February 06 [Fri], 2015, 15:30
大阪地区の鉄スクラップ相場は続伸し、前週に比べトン当たり500円上がった。東京製鉄が買値を引き上げ、関東地区の荷余り感が解消に向かうのが現実のものとなり、市場に先高感が醸成され、入荷が細るのを懸念した地場電炉が買値を引き上げた。ここに来て下落が続いた輸出価格も反発に転じ、国内相場を1000円程度上回る価格で取引された。ただ大口輸入先の韓国は様子見を続ける。発生量も増えている。当面強基調に推移するものの、先行きの不透明感も残る。 指標となる電炉買値はH2相当でトン当たり3万1500―3万2000円どころ。4月に入って計1000円上昇した。輸出船積みが再開され、関東地区の荷余り感が解消に向かい、先高感が醸成されたことで、なた豆歯磨き粉の入荷が細るのを懸念した地場電炉が、買値を引き上げた。 製品相場の弱含みで、減産を強める地場電炉の在庫は、生産に見合うだけの量を確保している。減産状況下では連休対策用に購入を大量に増やす必要はない。 ただ、先安感から1月以降在庫を積むのを避けてきた流通は、先高感が醸成されたことから、手薄な在庫を適正に戻す動きを強めるとみられ、電炉への出荷がさらに細る懸念もある。  9日に実施した関東鉄源協同組合の輸出入札の落札価格が、前月比1533円高の3万2433円と4カ月ぶりに反発した。国内相場より高く、まだ1000円程度の上げしろは残っている。 ただ、今回輸出入札の購入先はベトナムとみられ、主力の韓国は依然様子見を続ける。日本のスクラップがこのまま上昇すれば、韓国が新たな購入先を米国に切り替えることも考えられる。 3月の大阪地区のなた豆歯磨き粉の入荷量は3カ月ぶりに10万トンを超え、6カ月連続で前年同月を上回った。発生量は増えており、需給バランスは緩和の方向にある。
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