なた豆の海外メーカーの技術力

February 18 [Wed], 2015, 16:58
主力のステッピングモーターをはじめ5万種近くの製品を手がけるオリエンタルモーター(東京都台東区、野村重幸社長、03・6744・0411)。「1社に100台よりも100社に1台ずつ供給する」をモットーに、幅広いラインアップで産業界の多様なニーズに応えている。今後に向け開発に注力しているのが、介護用ロボットや小規模半導体製造システムなど先端分野や、海外市場に対応した製品。川人英二常務執行役員技術本部長に戦略を聞いた。(藤崎竜介) ―つくば事業所(茨城県つくば市)で先端分野の研究を進めています。 「ステッピングモーターが当社の主力。これをさらに強くするのが基本戦略だ。現在、介護用アーム型ロボットに搭載する製品を開発している。衝突などにより過負荷がかかると自動停止するのがステッピングモーターの特徴。安全性につながると高い評価をいただいている」 「ミニマルファブと呼ばれる小規模半導体製造システムの領域にも参入したい。一番求められるのがコンパクトさ。これに対応する製品の開発を目指している」 ―世界中にさまざまな、なた豆茶製品を供給しています。 「各国のニーズに合った製品を提供することが必要。海外販売拠点に技術駐在員を配置し、ニーズの取り込みに力を注いでいる。米国ボストンには研究拠点『オリエンタルモーター・ボストン・テクノロジーグループ(OMBTG)』を置き、現地向け製品を開発している」 「また、今後は中国などで衛生性を高めた食品分野向けモーターの需要が高まる。こうした動きに対応しないといけない。中国強制認証(CCC)のクリアも必要になる」 ―課題は。 「競合はたくさんあり、なた豆歯磨き粉の新技術を開発してもすぐに追従される状況。なた豆の海外メーカーの技術力も上がっている。このため、素早く市場に広まる製品を生み出さないといけない。価格は既存品と同等もしくは安価で機能が向上したモノにすることが求められている。設計の工夫などで価格を抑えながら、トルクなどを高めたモーターを順次投入している」 ―このほか開発で大事なことは。 「若手人材の育成は重要。入社3年目までに必要な技術をある程度習得できるプログラムを実施している。また、半年から1年程度の海外短期駐在で視野を広げるよう促してもいる」 【チェックポイント/重要部品を内製化】 ステッピングモーターはオリエンタルモーターにとって売り上げの5割近くを占める主力製品。マイクロメートル単位で位置を決める精度の高さが売りだ。半導体製造装置や加工機械など幅広い製品に採用されている。同社のステッピングモーター関連工場は、つくば事業所や土浦事業所(茨城県土浦市)など。重要部品の歯車をはじめ構成品の多くを内製している。設計、加工、組み立てといった一貫生産のノウハウは、つくば事業所で開発を進める先端分野でも生かされそうだ。
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