第一章、声 

September 11 [Sun], 2005, 19:38
「もう・・・そろそろかしら・・・・。」
GLL城内のうすぐらい一室から
少女のすきとおった声が聞こえてくる
部屋中を照らし出すモノは古びた窓から
差し入る太陽の光だけしかない
「きたわね・・・・・。」
その言葉とともにけたたましい音が鳴り響く
床にはきらきらと星のように光る
硝子の破片が散らばっていた
突如、割れた硝子に覆いかぶさるようにして
倒れていた陰が自分についている何かを払うように
苦しそうに羽を広げる
その影の正体はところどころに傷ついた
薄黒い大きな鳥だった

プロローグ 

September 07 [Wed], 2005, 18:17
青い青い空に一筋の影
その影はいつもと違って
七色には、花のような鮮やかな色には
輝いてはいなかった
まるで何かをすっぽり抜き取られた
人形のように
それでも瞳の奥には
光があった
だれかに救いをなげかけるように
その瞳だけが
バーミリオン色に
輝いていた




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