「上から目線」の構造を読んでみた。

September 09 [Wed], 2015, 22:02
率直に受けた印象を言えば、よくある若者批判が書かれている本だった。

本書では1章2章は心理学をベースに上から目線が気になる理由や、なぜ上から目線に陥ってしまうのか解説している。だが3章以降は若者の人間関係の様相を書き記しており、
最後には現代社会の教育を批判し、若者に対して少しずつでも自分を鍛えなさいと結んでいる。

著者はおわりに若い世代の息苦しさを軽減するヒントになればと記載しているが、本書が提案している解決策は昭和の教育を受けて耐えなさいといった内容だ。結局、目上の人に従いなさいという意図が見え隠れしている。自己啓発を目的に読むに人には、傷口に塩を塗ることになるかもしれない。部下がいる方が読めば溜飲が下がるかもしれないが。

だが、本書は目上の人がどんなことを考えているのかが手に取るようにわかる。若い人にとってはこの考えを知ることで、コミュニケーションの難易度を下がる効果が期待できる。

若者目線では余計なアドバイスかもしれないが、先人が築いてきた英知や技術は捨てられるものではないし、人が社会性動物である以上、他社との接触をゼロにして生きることは非常に難しい。

だからこそ若者は、先人が気持ちよくバトンを渡せるようにコミュニケーションをとる術を身に着けた方がいいと思う。


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