ACの定義と生きづらさの問題点 W 

June 22 [Thu], 2006, 7:47
精神科医 斎藤学氏によるACの定義 〜続き〜

13.抑うつ的で無力感を訴える。その一方で心身症や嗜癖行動に走りやすい。
いつも自分の存在を承認されなかったことへの怒りと「さびしさ」を抱え、その苦痛を「退屈間」へと感情鈍麻させている(本来の怒りとさびしさを否認し続けていることで成り立っている)退屈間から、物質(アルコール、薬物、食べ物)、行為(仕事、ギャンブル、窃盗、買い物、食事)、人間(恋愛嗜癖、共依存、子供への侵入(精神的支配))などの嗜癖に走りやすい。

14.離人感が伴いやすい
「自分が自分でないような感じ」「自分と外界とが薄い膜に隔てられている感じ」「自分の行為が自分から発しているように感じられず、それを漫然と見ている自分がいる幹事」といった離人感にとらわれやすい。他にも、いままでの生活の中で思い出せない部分や人格から解離した部分をたくさん抱えている。この種の解離性障害の多くは家族内トラウマを原因としている。

〜定義以上〜

ACの定義と生きづらさの問題点 V 

June 22 [Thu], 2006, 7:43
精神科医 斎藤学氏によるACの定義 〜続き〜

10.環境の変化を嫌う。
必要に迫られて「いつわりの自己(共依存的自己)を身に着けたが、これはACにとっては必死にたどりついた救命ボートのようなものなので、はたから見るとどんなに不適切で苦しそうであっても、なかなかこれから離れようとしない。

11.他人に承認されることを渇望し、寂しがる。
ACは(最初に育ってきた時点で「あなたはそのままで私の愛と関心の対象です」という無条件の愛情を受けられなかったため)自己評価が低すぎて、「あなたはそのままでいい」という他者の言葉が聞き取れない。他者からの「あるがままの自己の受け入れ」が得られないことに早々と失望し、常に「さびしさ」の痛みを抱え、これがACに人生を苦しいもの、生きる価値のないものと感じさせる。

12.自己処罰に嗜癖する。
親達のために生きてきたACは、親達の期待からはずれたことを自覚すると自己処罰の感情にとらわれる(多くの場合、「自分で自分を罰している」という意識を欠いた、「ふるまい(無意識の言語)」の形をとったメッセージとして示される。)
具体的には窃盗癖(目的は窃盗ではなく処罰であるので、「捕まるまで」盗み続ける。)やリストカットなどの自傷癖、自己破壊的なアルコールや薬物依存、達成後の抑うつ(自分が希望していた結婚や就職などを果たした後にひどい抑うつと無気力に陥ることが多い。)などに、自己処罰の心理が潜んでいる。

〜以下次回〜

ACの定義と生きづらさの問題点 U 

June 22 [Thu], 2006, 7:39
精神科医 斎藤学氏によるACの定義 〜続き〜
7.表情に乏しい。
ありのももの感情を認知したり表現していては生き残れないようなところで育ってきたため、不安、悲しみ、寂しさ、怒り、喜びなどの感情を認知することが不得手であり、表現することには恐怖さえ感じている。

8.楽しめない。遊べない。
楽しむことに罪悪感を感じており、他人に誘われて遊びに出かけても、他人が自分をどう思っているかということに気をとられてほとんど楽しめない。結局、一人で部屋にこもることが多くなり、他者不振をさらに深刻にする。

9.フリをする。
まず自分自身に対してうそをつき、自然な感情を否認して生きている。感情に対して罪悪感を持ったるする必要はないのだということを知らない。

〜以下次回〜

ACの定義と生きづらさの問題点 

June 22 [Thu], 2006, 2:31
精神科医 斎藤学氏は、ACの特長として以下14項目をあげています。

1.周囲が期待している通りにふるまおうとする。
" 条件付愛情 " によって育ったACは「見捨てられる不安」におびやかされているため、自分本来の欲求を押し殺し、周囲に期待されている通りに振舞おうとする。その結果、他人の評価をいつも気にして傷ついている。

2.何もしない完ぺき主義者
ACは極端に自己評価の低い、自尊心の損なわれた人である。それが完璧主義に導き、かえって何も出来なくなっていることが多い。

3.尊大で誇大的な考え(や妄想)を抱いている。
成人としての自己評価が低く、他人に自分の真価を知られるのを怖れ、恥じることから、尊大で誇大的な考えにしがみつき、周囲を無知・下俗と罵ることにより、自分に従うものだけを自分の周りに集めようとする。

4.「NO」と言えない。
見捨てられるのが怖いので、他人の誘いや要請に「ノー」が言えない。他人のいいなりになりやすいため、思わぬ事件や犯罪に巻き込まれたり、また、人間関係が重荷になって引きこもったりする。人間関係が長続きせず、行動に一貫性が保てない。

5.しがみつきと愛情を混同する。
孤独を怖れるため、詩文より弱い人、自分の世話を待っているような人を見つけると、その人を支配して自分から離れられないようにしようとする(共依存)。

6.被害妄想に陥りやすい。
自己評価が低いので、他人に良い評価をされていても信じることができない。そのため他人の言葉や振る舞いの背後にある悪意を読み取ろうとする「マインドリーディング」を絶えずやっている。これがACを孤立させ、その孤立が自尊心をさらに低下させるという悪循環に陥っている。

~以下次回〜

★機能不全家庭で、子供たちが適応してゆく主な役割★ 

June 20 [Tue], 2006, 23:26
機能不全家庭で、子供たちが適応してゆく主な役割は以下であるとといわれています。

【ヒーロー】
勉強がとりわけよくできるなど、目だった活躍で世間に評価される子供。その子のさらなる活躍に熱中して、両親の冷たい関係が一時的に良くなったりする。

【スケープゴート】
ヒーローの対極。病気やケガ、飛行、薬物乱用や精神病など、一家のなかの「ダメ」を一手に引き受けているような子供。この子さえいなければすべて丸くおさまるのではないかという幻想で家族の意気投合をはかり、家族の真の崩壊を防ぐ。

【ロスト・ワン】
「忘れ去られた子供」。とにかく静か。家族内の人間関係を離れ、自分の心が傷つくのを免れようとしている。

【プラケーター(慰め役の子)】
一家の中でいつも暗い顔をしてため息をたいている親(多くの場合母親)を慰める「小さなカウンセラー」。末っ子に多い。

【クラン】
慰め役の亜種。親の間に言い合いが始まって家族の中に緊張が走るようなとき、突然頓珍漢な質問を浴びせたり、歌いだしたりする。

【イネイブラー(支え役)】
「偽親」とも呼ばれ、未熟な親に代わって他人の世話を焼いてクルクル働きまわる子供。


自分に対する " 根源的な自信 " を持つことが出来ず、家族の中でだけ適応的な、つねに周囲の顔色をうかがって役割の中に自分を押し込める生き方が見についてしまった子供が成人して家を離れたとき、 さまざまな場面で、自己決定権をどう使っていいのかまるで分からなくなってしまうことがあります。これによる生きづらさを自覚するに至った人がACです。


※ACについての記述は、あるサイトを参考にしていますが、このサイトは残念ながら現在閉鎖されてしまいました。

アダルトチルドレン(AC) 

June 20 [Tue], 2006, 23:21
アダルトチルドレン(AC)とは、『 機能不全家族の子供などが、子供時代の不健全な親子関係からくると思われる生きづらさの問題を自覚し、何とか原因を探ってそこから回復したいと願う人々 』 のことです。

子供は大人に依存しなければ生きていけません。親からの無条件の愛情によって、子供は「ありのままの自分には存在価値がある」ということを知り、人が社会の中で生きていくために必要な " 根源的な自身 " を持つことができます。

一方、次のような " 機能不全家庭 " では、子供は親から無条件に愛されず、親の期待する " 条件 " を満たしたときのみ愛さるれ " 条件つき愛情 " しか与えられないことがあります。

" 機能不全家庭 "
@親がアルコール依存やDVである家庭
@親が全く家庭をかえりみない家庭
@親自身が未熟なエゴの持ち主で、子供を自分の「身代わり人形」とみなしたり、子供と同レベルで競争し、子供に嫉妬している家庭 など

子供にとって、自分を育ててくれる親や家庭が無いことは物理的な死を意味します。
このため、" 機能不全家庭 " の子供は、家庭を支配する暗黙のルールを読み取り、家族を維持するための役割(愛されるための " 条件 " )に必死で自分を適応させます。

P R
2006年06月
« 前の月  |  次の月 »
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30
カテゴリアーカイブ
最新コメント
アイコン画像りょう
» ACの定義と生きづらさの問題点 W (2006年08月09日)
プロフィール
  • プロフィール画像
  • アイコン画像 ニックネーム:aino_kotoba
読者になる
Yapme!一覧
読者になる