約240人のブロガーが日々、ITにまつわる時事ネタなどを発信しているビジネス・ブログメディア「ITmedia オルタナティブ・ブログ」。その中から今週は、「iPhone」「iPad」「電子書籍」「Twitter」などをテーマに紹介しよう。
春の嵐という言葉があるが、それを実感したのが玉木栄三郎氏「ビジネスをデザインするブログ」で紹介された大銀杏が倒れたりいろいろ(http://blogs.itmedia.co.jp/tamaki/2010/03/post-dbef.html)だ。筆者が好きな歴史上の人物である源実朝が暗殺された際、暗殺者の公暁が隠れていたという伝説がある鶴丘八幡宮の大木が倒壊してしまったのだから驚きだ。
春分の日が過ぎた3月22日、東京で桜の開花が発表された。これから本格的な花見シーズンがやってくる。加藤和幸氏「てくてくテクネコ」の花見なう。ピザ配達して。(http://blogs.itmedia.co.jp/techneco/2010/03/post-a484.html)で紹介している花見とiPhoneを連動させたサービスが興味深い。インターネットが普及し始めた時もピザの宅配が話題となったことを思い出す。携帯電話のGPS活用でピザが注文できれば、花見の席が盛り上がることは間違いないだろう。
●iPhoneに無い物、それは合コン対応
iPhoneはAppleの製品だ。しかし佐藤由紀子氏「海外速報部ログ」のMicrosoft社員の1割はiPhoneユーザーらしい(http://blogs.itmedia.co.jp/burstlog/2010/03/microsoft1iphon.html)によると、ライバル会社であるマイクロソフト社員にもiPhoneユーザーがいるようだ。それだけ、iPhoneが普及しているということだろうか。
興味深い指摘がオルタナブロガーからされた。吉田賢治郎氏「けんじろう と コラボろう!」の「iPhone」が合コン対応してくれれば、もっと大学生に売れるのでは?(http://blogs.itmedia.co.jp/kenjiro/2010/03/iphone-42bc.html)だ。何事かと思うと、赤外線通信ができないため、大学に入学するお嬢さんがiPhone購入をあきらめたというのだ。コメントでQRコードや、iPhone同士での情報交換が可能なアプリはあると紹介されたが、ほかの携帯電話ともやり取り可能な赤外線通信が搭載されれば、学生にもiPhoneユーザーが増えるかもしれない。
アプリを使ってiPhoneを楽器として使っている人も多く、松尾公也氏「CloseBox and OpenPod」のiPhoneアプリのPocketGuitarを使い、1本指で複数弦を押さえる方法(http://blogs.itmedia.co.jp/closebox/2010/03/iphonepocketgui.html)は参考になるエントリーのようだ。
●特売の卵みたいなiPad
iPhoneやiPadの登場で、さらに混迷を極めるのが、櫻吉清氏「少しでもパラノイアになってみる」で書かれたPCの定義って何?(http://blogs.itmedia.co.jp/kichi/2010/03/pc-64fa.html)かもしれない。今後、この考え方は変化していくのだろうか。そのiPadの登場がいよいよ近付いてきた。
米国での販売は1人2台までという、大木豊成氏が指摘したようなスーパーの特売品のような制限がかかっているという。個人で購入する分には構わないが法人購入はどうするのか、といった疑問は確かに残る。日本での販売ではどうなるのか、注目したい。
電子書籍リーダーとしての使い方が話題のiPadに、新しい使い方が提案された。大木豊成氏パソコンでラジオを聴く時代、僕はiPadで聴きたい(http://blogs.itmedia.co.jp/tooki/2010/03/ipad-a16a.html)だ。先日からPCでの配信が始まったラジオ放送「radiko」。ラジオリスナーでもある筆者もさっそくradikoを聞いてみたが、悪くない。これをiPadで聞くというのも、ありかもしれない。
●日本初のギャルKindle誕生?
電子書籍は、林雅之氏「『ビジネス2.0』の視点」の今週の電子書籍ニュース(2010.3.8〜3.13)(http://blogs.itmedia.co.jp/business20/2010/03/201038313-4f68.html)でも多数のニュースが紹介されているように、話題にこと欠かない。
オルタナブログでも複数のエントリーが書かれており、個人的に興味深かったのが永井孝尚氏「永井孝尚のMM21」の日本初?のギャルKindle誕生。(http://blogs.itmedia.co.jp/mm21/2010/03/kindle-7477.html)デコられたKindleというのも、なかなか面白い。シールやラインストーンで装飾する「デコ」を携帯電話に施すのが流行ったように、Kindleの普及にデコは一役買うだろうか?
永井孝尚氏は、『戦略プロフェッショナルの心得』を、全文PDFで無償公開開始。Twitter経由でも5時間で100件以上ダウンロード(http://blogs.itmedia.co.jp/mm21/2010/03/pdf-3ef0.html)にあるように、一昨年に自身が出版した本の無償公開を始めた。方波見豊氏「破壊的イノベーションでキャズム越え」のFREEを実践・実験するマーケ永井さん。 さすがです。(http://blogs.itmedia.co.jp/katabami/2010/03/free-d67e.html)や、岡本博行氏「The Grouchy Bug」の永井さんの「戦略プロフェッショナルの心得」をKindle DXで読んでみた(http://blogs.itmedia.co.jp/thegrouchybug/2010/03/kindle-dx-d628.html)でも触れられている。Twitterを通じた実験としても興味深い。
谷川耕一氏「むささびの視線」のDocuWorksで紙の良さを実感する(http://blogs.itmedia.co.jp/musasabi/2010/03/docuworks-c994.html)で、Kindleを「紙の良さを追求してる部分がある」と指摘していたのも興味を引いた。単なる電子書籍端末というわけでもなさそうだと感じた。書籍の電子化と同時に、新聞の電子化も話題になった。日経新聞のWeb版が成功するか否か、今後の動向に注目したい。
●Twitterは購買意欲を刺激するのか?
出版不況といわれる中、Twitter本の出版ラッシュは止まらない。斉藤徹氏「in the looop」の【書評】「ツイッターノミクス」,「ビジネス・ツイッター」(http://blogs.itmedia.co.jp/saito/2010/03/post-8047.html)では2冊の書籍を紹介し、さらに一定の評価を得ている書籍をピックアップして独自のマッピングを行なっている。これからTwitter本を読んでみようと考えている人の参考になるだろう。
そして、林雅之氏のネットコミュニティと政策決定プロセス(http://blogs.itmedia.co.jp/business20/2010/03/post-18c8.html)にあるように、Twitterが政策決定に影響を与える可能性も出てきた。あくまでも可能性の1つではあるが、首相や官僚もTwitterを使っている現状、何らかの影響を与えることがあるかもしれないのも確かだ。一方、小林啓倫氏「シロクマ日報」のロイター、「Twitter速報」を禁止(http://blogs.itmedia.co.jp/akihito/2010/03/twitter-a78b.html)のように、あえて「禁止」するメディアが登場したことにも注目だ。
今泉大輔氏「シリアルイノベーション」のいとうまい子さんからフォローしてもらった件+フルカワミキさんから@コメントをもらった件(http://blogs.itmedia.co.jp/serial/2010/03/post-ac22.html)にあるような、著名人からのフォローやコメントをもらえることがあるのは、Twitterの醍醐味(だいごみ)の1つだ。ツイートだけで待ち合わせしてしまう方波見豊氏のtwitterのつぶやきだけで新橋で合流した「早起き先生(坂本さん)」とCACHATTOのグローバル戦略に夢を膨らませた(http://blogs.itmedia.co.jp/katabami/2010/03/twitter-9819.html)や、本を読みながらツイートする林雅之氏の「ビジネス・ツイッター」をTwitterで #twiyomi (http://blogs.itmedia.co.jp/business20/2010/03/twitter-twiyomi.html)など、Twitterの活用法がさらに広がっている。
山口陽平氏「一般システムエンジニアの刻苦勉励」からは、twitterのピラミッド構造(http://blogs.itmedia.co.jp/yohei/2010/03/twitter-6469.html)という意見が登場した。Twitterを使っていると、広屋修一氏「広屋修一の「Webマーケティングの進化は続く」」のTwitter過負荷時に出現する鯨「Twitter Whale」(http://blogs.itmedia.co.jp/hiroya/2010/03/twittertwitter-.html)を見る機会もある。メンテナンス中でも不思議と和ませてくれるTwitterのセンスに脱帽だ。
Twitterをビジネスに活用する話は、相変わらず活発だ。しかし、効果はどうだろうか。西尾泰三氏「Planet GEEK」の「Twitterのフォロワー数だけ割引」というベネトン メガストア新宿に行ってきた(http://blogs.itmedia.co.jp/geek/2010/03/twitter-2454.html)では、Twitterの情報から購買行為に結び付いていないようにみえると指摘。西尾氏の実感ではあるが、筆者も同感である。Twitterのビジネス活用が進むことは間違いないだろう。問題はどう使うかだ。
Twitterは140文字という制限の中で、発言するサービスだ。この140文字制限を別に応用したらどうかというのが森崎修司氏「森崎修司の「どうやってはかるの?」」のソフトウェアにも140文字制限をいれると・・・(http://blogs.itmedia.co.jp/morisaki/2010/03/140-13b7.html)というエントリーで。プログラムだけでなく、ほかのことにも応用できそうだ。
●Googleはどこへ向かっているのだろうか?
山岡大介氏「山岡週報」のGoogle本社のホワイトボードの使い方(http://blogs.itmedia.co.jp/dyamaoka/2010/03/google-dc43.html)では、Google本社のホワイトボードがまるでソーシャルメディアのように使われていることが紹介されている。これが、Googleが自由な発想を生む源泉なのかもしれない。
そのGoogleが、ついに中国からの撤退を表明した。新倉茂彦氏「新倉茂彦の情報セキュリティAtoZ」のGoogleは「どこへ向かっているのだろう?」と改めて思った(動画)(http://blogs.itmedia.co.jp/niikura/2010/03/google-3ac1.html)ではないが、本当にどこへ向かおうとしているのだろうか。
その一方で、サービスは確実に向上している。佐々木康彦氏「平凡でもフルーツでもなく、、、」のGoogle マップから全国の地下鉄時刻表が見られるようになってますね(http://blogs.itmedia.co.jp/yasusasaki/2010/03/google-b98e.html)で紹介された機能は、なかなか便利だ。まだ一部の路線しか対応していないようだが、今後の拡張に期待したい。
YouTubeについて注意すべき点が、加藤恭子氏「きょこ コーリング」のYouTubeで音楽の趣味が周りに見えてしまってる!対策は・・・(http://blogs.itmedia.co.jp/kyoko/2010/03/youtube-c417.html)で報告された。別に気にしない人もいるだろうが、念のために「いいえ」に変更した方がいいかもしれない。
●男の料理を褒めるポイントとは?
ある種の職業において女性が少ないのはなぜか、と前々から気になっていた。このことについて永井千佳氏「永井千佳の音楽ブログ」(http://blogs.itmedia.co.jp/nagaichika/)が複数のエントリーで考察していたので紹介したい。
家庭において料理を作るのは母親(女性)である場合が多いが、レストランのシェフは男性ばかり。今後は変わっていくのかもしれないが、最近は、家庭でも料理をする男性が増えてきた。“弁当男子”なる言葉も生まれ、ますます、家庭において男性が料理することに対して抵抗が無くなってきたような気がする。
そしていま、オルタナブロガーは料理の話題で持ちきりである。自分で作る人、お気に入りを紹介する人……ぜひ読んでほしい。そして、料理をしたことがない人は、これを機会にチャレンジしてみよう。
以上、3月4〜10日にかけてオルタナティブ・ブログへ投稿されたエントリーの中から紹介させていただいた。本稿からオルタナティブ・ブログに興味を持たれたならば、ぜひほかのエントリーも読んでほしい。【森川拓男】
オルタナティブ・ブログ:http://blogs.itmedia.co.jp/ 3月27日21時48分配信
ITmedia エンタープライズhttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100327-00000002-zdn_ep-sci