紳士の日記ちょう 

2007年09月24日(月) 21時00分
息を呑むほどに綺麗だった
なだらかな曲線
強かな直線
線の交わりは少し淫靡で

触れることさえも許されない
厳格で繊細な膨らみ

瞬きすら惜しい
此処に咲く椿は漆黒の瞳
見ていたい
そう願えど
潜む時は刻一刻と逃げる

光る爪に触れた
貴女のぬるい温度を感じた

小さくか弱くも
凛とした肩を抱こう

意外にも鋭い
貴女の牙をも受け入れよう


噛んで
噛んで

薄紅の唇から漏らして 吐息
耳に心地よく誘われて 仄か

柔らかな肌強く千切り 疼く
強く弱く強く弱く 誘う

息を呑むほどに綺麗だった
壊したくなる衝動
屈折した愛情
交わりはやっぱり卑猥で


触れられることに慣れないで欲しい
牙は私だけのものにしておこう

バスタイム 

2007年09月24日(月) 20時58分
湯気が立ち込める
バスタイムだけが私の安らぎ

ぬるくないお湯が好き
熱すぎるのは好まないの私

降り注ぐシャワーは
まるであの人との思い出の雨のようで
身体に当たったお湯は
大きいとは言えない程度の雫になって

落ちる
落ちるの
私みたいに


ミルク色のお湯
あの人が好きだった鎖骨をすべり落ち

生ぬるいお湯
多分あの人の体温を奪うみたいに

痛い程の水圧にしよう
まるであの人が叫んだ声みたいな
痺れる程の温もりに
巡り巡って零れた雫を弄びながら

掬う
掬うの
あの人みたいに


目を瞑って浸かる
安らぎのバスタイムぐらいは
あの人の事、忘れたいの

でも降り注ぐシャワーを止めてしまえば
凍えてしまいそうな程
私の身体は冷え切ってしまうから

何時までも離れる事が出来ないみたい
あの人の思い出さえも私を解いてくれない


私の安らぎの場所 あの人の眠り場所


降り注ぐシャワー
あの人のシャワー
痛い程感じた
あの人のイノチ

勘違い 

2007年08月04日(土) 19時48分
バイバイね

また明日逢えるよ

いつもと変らないバイバイ
あなたは片手を上げて
バイバイって手を振った


少し暑いくらいの愛戯が
まだあたしの身体 火照らせて
あなたが離れるのを少し拒んでいた


あなたの姿が遠く小さくなるまでに
生ぬるい風が幾つあたし達を追い抜いていっただろう


一体何時から

濃厚な愛の契りと
温度差の激しいバイバイ

一体何時から始まったのかな


一人階段を登る
足音だけが響いて
その音はあなたの靴音に似ていた


さっきバイバイしたばかりなのに
まるでまだ一緒に居る気分
身体の火照りは大分収まった筈だけど


散らかった部屋

たった一人
あなた一人居なくなっただけ
なのに色を失った部屋

散らかった部屋

あなたの物は何にもない
寝転んだ布団
シーツだけはあなたの香り


バイバイね

また明日逢えるよ

あなたと包まった布団に横たわって
当たり前のように訪れるだろう明日に
身を委ね眠ろう、あなたと


バイバイね


そういえば
あなたはいつもはバイバイしない人だった



夢の中

あなたの姿が遠く小さくなるまで

バイバイね

kiss 

2007年08月04日(土) 19時19分
君が居た

眩しい太陽の下
君が僕を見つけて
懐かしい笑みを浮かべていた


いつの間にか忘れていた 想い
溢れだしている 想い

気の迷いだと信じて
君をまっすぐに見てみた


君が居た

優しい目
少し薄い唇
何も変ってない
時間がただ僕らを大人にさせただけ

無理やり閉じ込めた 感情
解放したくて 感情

もう逢えないかと思っていた
君はまだ此処に居たんだね


あの日、あの時
忘れない、忘れられるはずがない

遅すぎる告白
嬉しくない、でもとても嬉しかった

弄ばれても良いかな、なんて
妥協の現在に今の君は輝きすぎて


君が居た

眩しい太陽の下
変らない声で名前を呼んでくれた

どうしよう

心疼いて俯いた時
君の顔が近くに


どうしよう

何も変ってなかった
君の柔らかい唇も

父よ、母よ 

2007年07月12日(木) 17時57分
毎日時間の過ぎるのを待っていた
親友と呼べる友達とじゃれあっては
背伸びして大人の真似事して

自分の命や生命の尊さを知らず
コンビニのユニセフ募金に
一円すら入れる優しさも持っていなくって
金がねぇだダルいだ言っては
親に幼稚な我侭言って

子供と大人の狭間に居た
あの頃の俺らは
ちっぽけな見栄と虚勢だけで
まさにそれはただのガキだった


父よ、母よ
時に厳しく時に優しく

いつもふくれていた俺を
心から、心から
二人は愛してくれました

深い、深い二人愛は
俺の生きる力となりました


まるで地球は俺の為に回っているような
そんくらい何様な態度で生きてきた
母さんが夜中に声ひそめて
泣いているなんてずっと知らなかった

湯水の如く使った俺の小遣い
汚ねぇ言葉で罵って
満たされた財布を見て笑っていた

汗水垂らして、頭下げて
そんな父さんの努力を俺は何も感じず捨てちまった
あの金で買ったもの喰ったもの
そんなものより父さんの金のが大事だったって気付けなかった


父よ、母よ
時に厳しく、時に優しく

いつも天邪鬼だった俺を
心から、心から
二人は愛してくれました

深い、深い、二人の愛は
俺の生きる力となりました


ただ何も考えずに馬鹿ばっかりやっていた
そんな俺ももう20歳
五体満足で何不自由なく
生きてこれたのは紛れも無い

こんな俺も20年前は
母に包まれ、父に抱かれ
二人の夢を背負い育てられたんだろう
今までごめんよ、父よ、母よ

俺はずっと、ずっと
父さんの背中を見て育ったのに
母さんの優しさに包まれ育ったのに
まだ何にも返せていないよなぁ


父よ、母よ
時に厳しく、時に優しく

心から、心から
二人は愛してくれました

深い、深い、二人の愛は
俺の生きる力となりました

深い、深い、二人の愛は
いつしか俺の生きる道となりました


ありがとう、父よ、母よ
これからは俺が、二人を守っていくからな

ばいばいの理由 

2007年07月02日(月) 17時13分
大好きなのにね

ばいばいが二人のためだなんて

神様は最後もいじわるだったね


大人になった二人は
いつもせわしなく生きて
駆け足のまま
待ち合わせ場所に来てた

二人の時間を
二人のために使えなくて
それはきっと
大人になった証拠なんだって

一人で考える時間ばかり増えて
くだらない話よりも
くだらない悩みのほうが多くなったね

すれ違うたびに
二人で重ねた手の平
愛されること
愛すること
少し学んだ気がしていた

馴れ合いの果ては
何故か想像に容易くて
悔しくて
もどかしくて

逢えない時間が
どこまでも二人を
遠ざけてしまうような気がしていた


大好きなのにね

ばいばいが二人のためだなんて

神様は最後もいじわるだったね


最後に好きだよって
二人笑って言えたこと
悔しいけど嬉しかった


大好きだったなんてね

言えないよ、まだ

大好きだからね

二人のためにばいばいするんだよね

答え 

2007年07月02日(月) 16時47分
大切なものをなくして涙したあの日

心に誓った

もう涙は見せないよって


強く生きることが
こんなにも苦しいことなんだって
どうして今まで気付けないでいたのかなぁ


なくした何かを探して
大切なものを見つけた

輝きを秘めた夢
いつか必ず解き放してみせるんだって


振り向いても
俯いても
もう後悔はしたくないから

涙が出ても
足がすくんでも

答えはそう
もう私の心に刻まれているのだから

なぁ 

2007年06月18日(月) 17時09分
頼むから なぁ 俺だけのものになんないで

独り占めしたい気持ちもない訳じゃない
お前を嫌いになった訳でもない

掴んでいるようでそうじゃない
ふわりふわりと漂うお前の存在


頼むから なぁ 俺だけのものになんないで

いつも誰かの心をくすぐる
そのすごい力はお前にしかないもの

お前を誰よりも愛することが
本当に凄いことなの?

誰よりも愛しているから
お前を縛ることなんて出来ない


頼むから なぁ 俺だけのものになんないで


世界中のお前を愛する人々へ
さぁ行けよ お前の力 貸してやれよ

告白の勇気も
さよならの勇気も

楽しい時もつらい時も

どんな場所にもお前が必要なんだから



だから

頼むから なぁ 俺だけのものになんないで

世界中の人に届けろお前の力


To.Music

カラマワリ。 

2007年06月06日(水) 0時48分
何も伝わらない
どんなに声を荒げても
どんなに優しく囁いても

薄っぺらい返事だけが
部屋に散って
心の無い言葉達ばかりが
空中を彷徨って


何でもない

ただ気持ち隠して
無言の時間が流れる

慣れない夜更かしもあなたの為
久しぶりのあなたの顔見るため
それだけだったのに


決められた二十四時間の中
何を優先する?
何を犠牲にできる?

違う場所で生きる価値を見出している
あなたはもうわたしを見ていない

同じ場所でずっと
小さな命守りながら
ただ待ち続けるわたしが
望む少しのわがままも重荷?


ありがとうの言葉さえも
聞いていない、言ってない

ごめんの言葉ばかり
いつも、いつも


何も伝わらない

どんなに声を荒げても

どんなに優しく囁いても

エスカレーター 

2007年06月05日(火) 0時44分
この恋は恋とは呼ばない


君は何も知らない
私の存在すら知らない


よく晴れた空の下
友達とじゃれあう君を見つけた
相変わらずの髪型も
耳にあけたピアスの数も
あのころのまま
何一つ変わってなんかいなかった

君と私の距離も


君は何も知らない
私の存在すら知らない


よく晴れたあの日
誰もいない公園に君を呼んだ

幼なじみのくせに
君はどこかよそよそしくて
ぎこちない会話が
澄んだ青空に吸い込まれていった

空は不思議な程青くって


君は何も知らない
私は何も言えない


「あのね」
私の声が君に届く前に
「俺ね」
君の声が私に届いたから


君は何も知らない
私は何も言えない


幼なじみなのにね
もしかしたら私は
君を追い掛け過ぎて
大切な事忘れていたのかもしれないね


綺麗な青
君と私の声を吸い込んだ青

空光る日

君は大きな車に乗って
私の知らない街へと
さよならもろくにしないで
また何も言わせないで

ずるいよ


悔しくて見上げた空は
悲しいくらいよく晴れていた


私が君を好きだった事
君は何も知らない


君が私を好きだった事
私は何も知らない

だから
この恋は恋とは呼ばない
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