夢の中の恋人 

April 07 [Mon], 2008, 7:00


夢を見た


とある小学校ので一緒だった女の子と今になって再会する夢だった




いつも体操服に、ポニーテール

狐の顔をして、中身は兎のような人だった


自分の首の化膿したあざを作った張本人

憎んでいるわけじゃない。純粋無垢な笑顔で暴言を吐く彼女は寧ろ可愛いかった。

別に好きだとか、そういう感情はなかった。ただ、暖かい印象だけは良く覚えている。


もう8年も前の話。




私は小学校を卒業してから、私立の中高に通った

片道一時間半かかる場所にあった。だから自然と家を出る時間も早くなり、地元の中学に通っていた彼女と顔を合わすことはなかった。


将来医科大に行く者と、そうでない者。

道が交わるわけもなく、顔を合わすこともなかった




だから小学校を卒業してから、彼女と会話していない





私が高校に入ってすぐのことだった


高校からの帰宅したとき、私の家の前で彼女は立っていた


別に私を待っていたわけではない。私の父が診察している内科に来ていたのだ



そこに笑顔はなかった。


無表情で何かを待っているようだった。母親待ちだったのだろうか。


重い空気に耐える事が出来ず、目は合ったものの、言葉を交わすことなく自宅に入った



まるで、会話しないことが正解だったかのように



後で仕事からあがってきた父に聞いてみると、どうやら彼女は周りと上手くいかず精神的に参っているらしかった。


何か困ったことがあったのなら相談にでも乗ってあげたかった。でも彼女と私の間には小学校のクラスメイトであること以外接点はなかった。だからかえって言い寄るだけ迷惑だと思って止めた。



それから彼女の話は聞いていない。


父は患者の個人情報なんて話すわけが無いし、中学から離れてしまった友達とは殆ど連絡をとっていない。


その5年前に出来事から何の音沙汰もなかった。






そして昨日、夢を見た


再会した彼女は髪を下ろしたセミロングの髪型に若干茶色のメッシュが入っていた。


少し背が低くて、私の肩幅より少し高いくらいの身長。昔と変わらず大した化粧はしていなかった。


その日は、何故かデートをしていた。付き合っている事になっていたらしい。


夢の中、兎のような無邪気な笑顔を見せる彼女は幸せそうだった。







目が覚めてから、私は急に彼女の事が心配になった。


今彼女はどうしているんだろうか

高卒なんだろうか、大学に行っているのだろうか

彼氏とか居るのかな。もしかしたら既に結婚しているのかもしれない


迷惑な話だ。昔たかがクラスメイトだっただけの男に勝手に心配されるんだから、鬱陶しいこの上ないことだろう。




それでも自分は会ってみたいと思った。会って、今までの色んな事を喋りあいたいと思った。



部活、行事、恋人とか初体験とか
小学校を卒業してから8年も経ったのだ。思い出話なんて腐るほどある。




でもそれはきっと叶わないことなのだ



もう彼女と出会う機会なんてありはしないのだから




夢の中の恋人は、


永久(とわ)に輝き続ける


私の命が消えるまで

すっと。
P R
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私立医学部志望の20歳♂です。

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三国志大戦、戦場の絆
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