冷たい筏 

2006年10月16日(月) 19時16分
大きな蒼い空の下
小さな筏はそろそろ限界
私の大事な人たち沢山
身を寄せ合っては暖まる

おぉいおぉいと
救いの船に人たち沢山
“必要な人を1人ずつ”
醜い私は選ばれやしない

救われた大事な人たち沢山
幸せそうに船に乗る
私が寄せるは小さな筏
ちっとも暖まりやしない

大きな蒼い海の上
救いの船ももう来ない
筏にポツンと私は1人
こぼれる本音は独り言

私の大事な人たち沢山
幸せそうに船に乗り
私の声は聞こえない
私の事は気にしない

凍えて丸まる醜い私
小さく冷たい筏にポツリ
グルグル渦に飲み込まれ
助けを呼んでも私は1人

いつもの夏休み 

2006年08月21日(月) 16時20分
寂しさをそそる夏休み
いつもやかましいだけの彼らも
死にゆく唄しか歌わない

日焼けしてない肌に反射して
太陽の光が2倍眩しい
そういえば久しぶりに外に出た
こんなに辛いとこだったっけ


宿題がたまる夏休み
いつもはコツコツやるんだけどな
真っ白なページにやる気失くして

現実逃避の唄でも歌おう
ちょっとはマシな気分になるだろう

あと10日しかない?
口先揃えて[そんなん知らねぇ]
その強気余命あと1週間
それまで精一杯叫べば良いよ


現実を見る夏休み
いつもやかましいだけの彼らの
死にゆく唄はもう終わり

現実逃避は終わったの?
僕はまだ叫んでる途中
君らの唄も現実逃避だったのかなぁ
朽果てる姿は僕の未来なのかなぁ

真っ白なページに光が反射して
何も見えない見たく無い
家ってこんなに狭かったっけ



現実逃避は終わったの?

もうすぐ終わるとこ


宿題は終わったの?

今からやろうと思ってたとこ

後悔 

2006年08月21日(月) 16時18分

ついさっきまでの[愛してる]
人の気持ちってすぐ変わるもんなんですね
笑えてきちゃうよ

[悩んでも仕方がないので寝ます]
そんなこと言っておきながら
結局ベッドで妄想後悔レム睡眠
まだ鳥しかおきてない朝方
一体なにやってんだろ

後悔しても意味がないなんて
口先だけが気付いてた
その後悔だけ悟られることを信じて
[見ろよ俺こんなに想ってんだぜ]って
馬鹿じゃねぇの?


ついさっきまで[愛してた]
この気持ちってもう変わらないんですか?
笑えてきちゃうよ


終わってしまうよ

僕の好きなコロッケ 

2006年08月21日(月) 16時16分

お姉ちゃんのコロッケは歪だ
まるで踏み潰された花が
まだ太陽に向かって咲いてるみたいに
汚いながらも
どこか神秘的なものだった

お姉ちゃんのコロッケは不細工だ
まるで作り上げた人にそっくりだった
そんなこと口に出したら
家に帰れなくなること間違いなしなんだけど
それでいて可愛い そんなものだった

お姉ちゃんのコロッケは
何かが足りない味だった
でも
世界で一番美味しい味


今日もコロッケのにおいがする

君へ 

2006年04月24日(月) 18時07分


どうしようも出来ないとき
ふと君を思い出す
大人びた文章 でも幼さが残る顔
それ以上は知らない
そんな君を思い出す

どうしようも出来ないとき
そっと君の好きな歌口ずさむ
君もこの歌聴いて頑張ってんのかなって
勝手に思ってまた頑張れる

どうしようも出来ないとき
ちょっと君の詩読んでみる
分からない単語も辞書を引き引き
君も頑張ってんなぁって嬉しくなる

どうしようも出来ないとき
そっと君のうたを口ずさむ
適当なメロディーに載せて
君の言葉に僕のメロディー
君に届けば良いなぁって 風にお願いする

僕はまだ頑張れる

ひとり 

2006年04月24日(月) 18時04分

「良い子じゃなくてごめんね」

ずっと言ってた心の隅で
貴方に言うには少しまだ幼すぎて

罪悪感が巡る中
いつも私は貴方を傷つけていたね


「何も出来なくてごめんね」

ちょっと言ってみた勇気出して
貴方に言ったはずなのに
空気に混ざって消えてった

暗い暗い部屋の中で
私はぼんやり泣いていた


もう幼くなんてないから
貴方に伝えようと思う

「いつもいつもありがとう」

もう遅いよと声がした
どれも私の独り言


もう遅いよ と
どれも私の独り言

母へ 

2006年03月31日(金) 16時34分
「死ねばいいのに」

この尖った刃物で 赤い赤い血を見て
まだ僕は生きてるの

この腕の傷など 心に比べれば,まだ


「死ねばいいのに」

産んだ貴方を 尊敬してます,とても
でも僕は生きてるの

この尊敬など 恨みに比べれば,まだ



「殺してくれればいいのに」

貴方のその手で 傷ついた僕に最後を
でも貴方は泣いてるの

その苦しみなど 今までに比べれば,まだ




終わらせてください 全てを,その手で。

お人形 

2006年03月31日(金) 16時29分

明るくて優しくて人気者で
お人形の、あたし

今日も一生懸命着飾って
作った笑顔の仮面をかぶって
お人形の、あたし

おうちに帰れば暗くて嫌われ者で
ホンモノの、あたし


皆が好いてくれるのも
皆が信じてくれるのも
皆が見ていてくれるのも
全部、全てが
お人形の、あたし


さぁ今日も着飾って
一生懸命綺麗になって
偽者の仮面をかぶって
おでかけいたしましょう
ホンモノで出歩く自信も何処かに捨ててきてしまったの。


さぁ今日も着飾って
一生懸命笑顔を作り
どんどんどんどんお人形へと近づいて
もうどれがホンモノだったのかすら分からなくなってしまったの。


だから嫌いにならないで
あたしはお人形で居続けるから

魔法の呪文 

2006年03月31日(金) 16時26分

思い出すたび辛いから
君の事何度も何度も忘れようって唱えてた
呪文の様に何度も何度も

でもね、それは逆に
君の事忘れられなくなる呪文だったんだよ


君の事忘れようって唱えるたびに
君との思い出がどんどん刻まれていって
もうきっと君の事は忘れられないよ


覚える事より忘れることのが難しいのは
きっと皆が呪文を唱え続けてるから


消えない呪文、魔法の呪文

ねこ 

2006年03月31日(金) 16時23分

完璧を求めたねこ
より強く より綺麗になりたかった

幾つもの敵を倒した爪
綺麗に赤く光る爪


もう誰も近づいては来ない
白い尾っぽは寂しく揺れる


鋭く刺すような眼差し
綺麗に輝く金色の目

完璧だった
恐れこそ強さ 
満足だった

もう誰も近づいては来ない
白い毛並みは哀しくなびく


より強さを求めてみよう
町に出てみよう―・・・


暗い夜道 闇のコンクリート
白い毛並みが静かに歩く

周りがパッと明るくなった
自分が光ってるんだろうか
何かが迫ってくる

怖い 初めて感じた思い
光る夜道 威嚇のポーズ 輝くねこ


ドンッという衝撃とともに ねこは事切れた


完璧を求めたねこ
“それ”にかなうわけもなく
あっけなく終わりを告げた

白い毛並みも赤い爪も金色の目も
暗い夜道の中 もう何も見えない
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