外出をしていて自民党・谷垣総裁の代表質問は聞きそこなった。インターネット・ニュースを検索して追ってみると、野田総理の立場はすこぶる危ないことが読み取れる。やはり会期を4日間にしたことは、国民には説明がつかない。まずこれが致命傷だ。
低姿勢で頭を下げるだけでは物事は進まない。一時公明党は野田政権に歩み寄りを見せていたが、一転態度を硬化させている。もう早くも国対レベルでは収拾がつかない。毎日新聞は以下のように伝えている。
<民主>3党協議申し入れ 自民反発、公明も硬化
毎日新聞 9月14日(水)20時30分配信
民主党の平野博文国対委員長は14日、国会内で自民党の逢沢一郎国対委員長、公明党の漆原良夫国対委員長と個別に会談し、11年度第3次補正予算案や12年度予算案に向けた自公両党との3党協議を正式に申し入れた。しかし、自公両党は臨時国会の会期を4日間とした国会運営に反発。もともとは3党協議に前向きで、自民、民主両党の「仲介役」を買って出ようとした公明党も態度を硬化させており、見通しは不透明だ。
会談で平野氏は26日から衆参両院で2日間ずつ予算委員会の閉会中審査を行う方針も示した。しかし、漆原氏は「提案が遅い。もう(自民党との)仲介はできない」と突き放した。平野氏が「なんとか間に入ってほしい」と食い下がっても、公明党が今国会の会期中に同様の日程で予算委を開くよう求めていたことを持ち出し、「あなたが私の提案を却下したんじゃないか」と一蹴した。
野田政権への対決姿勢を強める自民党は、公明党の態度硬化を歓迎する。14日の野党国対委員長会談も自民党が主導して開催。その場で共産党の穀田恵二国対委員長が「3党協議が不調に終わったら、全野党を集めて使うやり方はおかしい」と自公両党に不満をぶつけると、逢沢氏は「現実にいささかそういうことがあったという指摘は反省したい」と陳謝した。会期延長などの要求で野党共闘の態勢を整えることを優先した。
3次補正の財源では増税論議も避けられない。そのため、民主党側には早期に3党協議を開始し、野党側を編成段階から引き込みたい思惑がある。民主党の輿石東幹事長は14日、自公両党との国対委員長会談に先立ち、前原誠司政調会長、平野氏と国会内で会談し、今国会中の与野党協議開始を目指すよう指示した。
本格的な復興予算となる3次補正には、自公両党もいずれは協力せざるを得ないという見方も政権側にはある。しかし、国会運営の強硬姿勢で野党側を遠ざける結果になった。野田佳彦首相が、所信表明演説や代表質問で野党側への低姿勢に徹しているだけに、ちぐはぐさも目立つ。【岡崎大輔、朝日弘行】