<茨城空港>春秋航空と上海定期便の就航交渉 橋本知事、強い期待感(毎日新聞)

May 29 [Sat], 2010, 15:55
 橋本昌茨城県知事は21日の定例会見で、中国の格安航空会社(LCC)として業績を伸ばす春秋航空(本社・上海)との間で、茨城−上海の定期便就航の交渉を進めていることを明らかにした。橋本知事は「今後、中国人向けの観光ビザが緩和される方針も示されており、多くの人が日本を目指して来られる。(10月末までの)上海万博の開催中に就航してもらえたらありがたい」と強い期待感を示した。

 県空港対策課などによると、春秋航空は04年に中国初のLCCとして設立され、現在、中国国内で約40路線を運航している。保有機体数の大幅増や国際線進出などの業務拡大策を検討しており、茨城便就航は今夏を目指しているとみられる。交渉の進ちょく状況について橋本知事は「まだ方向性が見えてきたわけではない。詰めを行っている」と述べた。

 一方、同航空との交渉以外にも、茨城空港は航空自衛隊百里基地との共用空港であるため、安全保障上の課題をクリアする必要がある。3月の開港以来、茨城空港には中国からのチャーター便はすでに発着しているが、いずれも隣接する百里基地で訓練を実施していない日に限定されてきた。中国の航空会社が定期便乗り入れを国土交通省に正式に申請した場合、同省は防衛省との協議を踏まえたうえで認可を出すことになる。

 同課によると、前原誠司国交相と北沢俊美防衛相が13日に防衛省内で会談し、茨城空港への中国便乗り入れについて協議を開始したという。会見で橋本知事は「どういう形でなら、(安全保障上)使用可能かを詰めないといけない」と述べ、両省の協議を見守る姿勢を示した。【大久保陽一】

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