最後まで読ませる力強さ

May 18 [Mon], 2015, 13:40
カミロ・ホセ・セラの『パスクアル・ドゥアルテの一家』
を読みました。陰惨な殺人話の連続ですが、セラの文体や表
現は詩的でなかなか味わい深く一気に最後まで読ませる力強
さがありました。

主人公が必ずしもはっきりしない理由から殺人を犯して処刑
されるという点で、カミュの『異邦人』と共通しており、両
作品はよく比較されるみたいです。とはいえ、全体を流れる
雰囲気はかなり違っています。

『異邦人』のムルソーの方が狂気的というか、よくわからな
い人間で、彼に比べるとパスクアル・ドゥアルテは、少なく
とも一見するとわかりやすい性格をしています。パスクアル
は非常に攻撃的でキレやすい激情的な人間として描かれてい
ます。

ただその激情の奥に、さらにおぞましい悪が内在していると
思われる描写もなされているので、決して単純な人間として
書かれているわけではないようです。

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