ほんのりあまくて すっぱいしあわせ、スプーンひとさじ おすそわけ。
クリエイターたなかむつみ 作品展示室。
かぷかぷ
浮かぶ
くらげ
あのくらい
シンプルになれたら
隠し事が出来ないくらい
透明になれたら
ひかりによって
浮き上がり
色を変えて
だけれども
かたちはしっかりと
そこにある
シンプルに
かぷかぷ
ただよう
ただよう
あのひとは、わたしのことを思い出すことがあるのかな?
なにがスイッチになるんだろう?
たとえば、そのイメージはどんなもの?
のこるものは、あるのかな?
この漢字、その場所、あの地名が、からだに入ると
とりとめもなく、わたしはあなたのことを思い出す
まるで、張り詰めた蜘蛛の糸の中
だれにもひみつの無意味な妄想をめぐらせて
すきまをみつけては、入りこんでくる幻想にせつなくなる
きらいになれたのなら、どんなに楽だっただろう
みえない糸があなたを繋ぐのは、きっとまだそこに居たいから
たぐりよせることが出来ないのは、色がないから
いつか、いつかここから抜けなきゃいけないって、わかってるの…
目が覚めれば
あなたがいないことを思い知るだけ
だから、眠りつづける
何千年、何万年、何億年…
目覚めのキスは
インプリンティングであって欲しくない
女性のわたしにだって
選ぶ権利があるはずでしょ?
やっと辿り着いた棘の城で
あなたが、キス以外の起こし方を選べるように
男らしい強引さは好きだけれど
強引すぎる人は嫌い
やさしい人は好きだけど
やさしすぎる人は嫌い
四角い街
傘の花
留まり
流れ
散ってゆく
赤い傘のあの子が
カフェで雨宿り
すぼんだ赤
泣いたのは僕だよ
君も悲しかっただろうけど
コップに注がれたのは
とても熱い水でした
冷たいコップはパリンと割れて
ぬるくなった水が流れました
痛みと共に赤い血もすこし零れました
だけど、どこか遠いところに居る
ここに居るのに…
満ちたのはほんの一瞬
ほんのほんの一瞬
ほんとの意味で満ちたかは、謎
割れたガラスは
燃せないゴミへ
零れた水は
そのうち海に帰るでしょう
こころ
たましい
からだ
あたま
いろんなとこが動く
てんでばらばら
誰かからみたわたし
わたしが縛るわたし
それはほんとの意味で
わたしなのかは、謎
こころの望むまま
たましいの望むまま
からだの望むまま
あたまの望むまま
動いてみようかな
望むまま動くことは
ワガママかもしれないけれど
ひとりよがりかどうかは
望みを表に出さなければ
いつまでたっても分からないみたい
すごく欲しいの
空っぽのコップに
水を注いで
いつのまにか帰ってきていました
赤いネクタイの彼
いつもキリッとスーツで
遠くを眺めてる横顔を
ワタシは遠くから見てるの
風を切る姿を
さえずる声を
なにもかもを愛しいと思っても
あなたがいるのは、
あたたかい季節だけ
ジャスミンの花が咲いたよ
ツツジもフジも
夏の日射しがまた近くなった
揺らいで、漂って
いったい何処にいるの?
暗闇の中、重力に押し潰されているのに
地面がどこかもわからない
どこが宇宙と自分の境界線なんだろう
闇の中に溶けて自分さえも見えない
自分さえも信じられない
あるのは無数の星屑と
無限という名の端の分からない宇宙
感じ思い考えるなにかの塊
あなたはなにもの?
ピンクの粒が流れてゆきます
水の流れに乗っかって
太い幹から細い枝々へ
その先に咲く花々へ
その花びらの爪先へ
限りなく外に向かって隅々へ…
身体中にピンクが行き渡ると
ひらりはらりと散るのです
すると、今度は風に乗っかって
遠い遠いところへ
もっともっと、外側へ…
キレイナモノヲミセテホシイノ
キレイナモノデミセテホシイノ
キレイナモノデミタシテクレタラ
ワタシノメカラミエルモノヲ
ワタシノココロトカラダヲトオシタモノヲ
アナタニミセテアゲル
ダカラキレイナモノヲミセテホシイノ
キレイナモノダケミセテホシイノ
