くらげ

2009年07月27日(月) 6時23分

かぷかぷ

浮かぶ

くらげ


あのくらい

シンプルになれたら

隠し事が出来ないくらい

透明になれたら


ひかりによって

浮き上がり

色を変えて

だけれども

かたちはしっかりと

そこにある


シンプルに

かぷかぷ

ただよう

ただよう

蜘蛛の糸の中で

2009年07月19日(日) 6時23分

あのひとは、わたしのことを思い出すことがあるのかな?

なにがスイッチになるんだろう?

たとえば、そのイメージはどんなもの?

のこるものは、あるのかな?

この漢字、その場所、あの地名が、からだに入ると

とりとめもなく、わたしはあなたのことを思い出す

まるで、張り詰めた蜘蛛の糸の中

だれにもひみつの無意味な妄想をめぐらせて

すきまをみつけては、入りこんでくる幻想にせつなくなる

きらいになれたのなら、どんなに楽だっただろう

みえない糸があなたを繋ぐのは、きっとまだそこに居たいから

たぐりよせることが出来ないのは、色がないから

いつか、いつかここから抜けなきゃいけないって、わかってるの…


ねむりひめ

2009年06月01日(月) 6時23分

目が覚めれば

あなたがいないことを思い知るだけ

だから、眠りつづける

何千年、何万年、何億年…


目覚めのキスは

インプリンティングであって欲しくない

女性のわたしにだって

選ぶ権利があるはずでしょ?

やっと辿り着いた棘の城で

あなたが、キス以外の起こし方を選べるように


男らしい強引さは好きだけれど

強引すぎる人は嫌い

やさしい人は好きだけど

やさしすぎる人は嫌い

2009年05月08日(金) 6時23分

四角い街

傘の花


留まり

流れ

散ってゆく


赤い傘のあの子が

カフェで雨宿り


すぼんだ赤

泣いたのは僕だよ

君も悲しかっただろうけど

割れたコップ

2009年04月30日(木) 6時23分

コップに注がれたのは

とても熱い水でした

冷たいコップはパリンと割れて

ぬるくなった水が流れました

痛みと共に赤い血もすこし零れました

だけど、どこか遠いところに居る

ここに居るのに…


満ちたのはほんの一瞬

ほんのほんの一瞬

ほんとの意味で満ちたかは、謎


割れたガラスは

燃せないゴミへ

零れた水は

そのうち海に帰るでしょう

望むまま動く

2009年04月28日(火) 6時23分

こころ

たましい

からだ

あたま


いろんなとこが動く

てんでばらばら


誰かからみたわたし

わたしが縛るわたし

それはほんとの意味で

わたしなのかは、謎


こころの望むまま

たましいの望むまま

からだの望むまま

あたまの望むまま

動いてみようかな


望むまま動くことは

ワガママかもしれないけれど

ひとりよがりかどうかは

望みを表に出さなければ

いつまでたっても分からないみたい


すごく欲しいの

空っぽのコップに

水を注いで

ツバメとワタシ

2009年04月22日(水) 6時23分

いつのまにか帰ってきていました

赤いネクタイの彼

いつもキリッとスーツで

遠くを眺めてる横顔を

ワタシは遠くから見てるの

風を切る姿を

さえずる声を

なにもかもを愛しいと思っても

あなたがいるのは、

あたたかい季節だけ


ジャスミンの花が咲いたよ

ツツジもフジも

夏の日射しがまた近くなった

宇宙飛行士

2009年04月16日(木) 6時23分

揺らいで、漂って

いったい何処にいるの?

暗闇の中、重力に押し潰されているのに

地面がどこかもわからない

どこが宇宙と自分の境界線なんだろう

闇の中に溶けて自分さえも見えない

自分さえも信じられない

あるのは無数の星屑と

無限という名の端の分からない宇宙

感じ思い考えるなにかの塊

あなたはなにもの?

ももいろ粒子

2009年04月10日(金) 6時23分

ピンクの粒が流れてゆきます

水の流れに乗っかって

太い幹から細い枝々へ

その先に咲く花々へ

その花びらの爪先へ

限りなく外に向かって隅々へ…

身体中にピンクが行き渡ると

ひらりはらりと散るのです

すると、今度は風に乗っかって

遠い遠いところへ

もっともっと、外側へ…

キレイナモノヲミセテ

2009年04月06日(月) 6時23分

キレイナモノヲミセテホシイノ

キレイナモノデミセテホシイノ

キレイナモノデミタシテクレタラ

ワタシノメカラミエルモノヲ

ワタシノココロトカラダヲトオシタモノヲ

アナタニミセテアゲル

ダカラキレイナモノヲミセテホシイノ

キレイナモノダケミセテホシイノ