とぴぱらの森のおはなし会報告

May 30 [Sun], 2010, 12:22

森のおはなし会(ただしおうちの中で)

ご無沙汰しております。
こないだ、あったまるんのお話会に出られなかったので、記事かいてなかったら、一ヶ月たったそうで、トップ記事が広告にのっとられてました!

まず、たまるんは来月また、ということで、今しばらく、とぴぱらのおはなし会報告で。

5月28日に雄和のプラザクリプトンの森で、森のようちえんのみなさまとお散歩しました。
いつもなら、森の中でおはなし会なんですが、あまり珍しくもないことですが、雨、だったので、おうちの中でになりました。

外だと絵本は小さくて使えないのですけど、中ですので、いくつか絵本も混ぜて、やってみました。

森(おへや)のおはなし会
                    

プログラム

 おてぶし(手遊び)
 たんぽぽ(手遊び)
 あんたがたどこさ(手遊び)

 おはなし  ヤギのライオン(トリニダードトバゴの昔話)

 トマトさん(絵本)
 まるまる(絵本)

 たまごをぽん(手遊び)
 あ〜らってあらって(わらべうた)


      
おてぶし
 おてぶしてぶし  てぶしのなかには へびのなまやけ かえるのさしみ
 いっちょうばこやるから まるめておくれ  いーや!


 森でひろった石をつかって、やってみました。
 蛇の死がいを見たあとだけに、「へびのなまやけ、かえるのさしみ」のところ、妙に神妙なお顔できいてる子がたくさん。
 やっぱり、実感、って大事。

     
たんぽぽ
 たん ぽぽ たん ぽぽ たんたんたん
 ぽぽ たん ぽぽ たん ぽっぽっぽ
 咲いたかな? ふうーーっ


 お手手とほっぺで遊びます。一人でやっても、お子さんと二人でやっても、楽しいです。
 ラスト、ふうってお子さんのお顔に風を送ってあげると、みなさん、笑顔です。

            
おはなし  ヤギとライオン
 
 こんなにちいさいと、意味わからないかなあ、と思いつつ、結構笑っててきいてるので、きっとわかってくれたんだと思います。
 ヤギがライオンの家に招かれて、自分がライオンのおいしいお肉なんだ!とわかるところが一番のサスペンスなんですけど、前に幼稚園で「おいしいお肉ってなんのことかわかりますか?」ってせりふに大きな声で「わかんない、ぼくんち、ホルモンばっかだもん」と元気に応えてくれたお子さんがいましたっけ…

 お子さんたちは、自分でしゃべれなくても、相手の言ってることは、よくわかるので、こちらが思ってるより、ずっといろんなこと知ってるんだと思います。
 そう、私も秋田弁は全然はなせないけど、聞くのは、結構わかる。
 言葉ってみんなそうだよね。

トマトさん  田中清代さく 福音館書店   
ぷらぷら  ももさく     岩崎書店


 夏らしい本、と思ったけど、寒いくらいの気候で、ちょっと先のお楽しみって感じだったかな。

             
たまごをぽん
 
 たまごをぽんっとわりまして 
          そのままのんだら なまたまご
 たまごをぽんっ もひとつぽんっとわりまして
          じゅうじゅう焼いたらめだまやき
 たまごをぽんっ もひとつぽんっ 
 もひとつぽんっとわりまして
          くるくるまいたらたまごやき
 たまごを× もひとつ× もひとつ×
 もひとつ× とわらないで
          おなべでぐらぐらゆでたまご
 たまごをぽん、もひとつぽん もひとつぽん
 もひとつぽん もひとつぽんとわりまして
          まあるい大きなホットケーキ
         ふんわりふわふわホットケーキ

         
あらってあらって
 
 あ〜らってあっらって くるりとせ
 ゆ〜すいでゆすいで くるりとせ
 し〜ぼってしぼって  くるりとせ
 ほ〜してほして    くるりとせ
 た〜たんでたたんで くるりとせ
 たんすにしまって   ぎゅう!


あらってあらって、は、立って動くので、雨の日、家の中でも遊べます。
干すとこで、お子さんを、抱き上げるので、結構ママの運動にもいいかも。

           

こんなのをいっしょにやってもらいました。
6月は、お外でやれるかなあ。
だれか、いっぱいてるてる坊主つくってください。
とぴぱらは、小さい頃から、てるてる坊主作ると雨が降るので、「ふりふり坊主」っていわれてました。
  

トラ・トラ・トラのおはなし会

February 06 [Sat], 2010, 17:12
寅年おはなし会第二弾!
トラトラトラ、トリプルステージ


寒いですね。こう寒いとでかけるのも、おっくうになりがち,…いちいち出かけるのは、めんどくさい…からというわけでもないのですが、まとめて3回、朝、午前、午後とトリプルステージの一日になってしまいました。
 
とてもおもしろかったです。

一つ目は、T小学校の朝のおはなし会、3年生
二つ目は、みらいあで、楽しい絵本の時間、一回目
      赤ちゃんたちが多い時間帯に、下のホールでやります。
三つ目は、みらいあの図書室で、楽しい絵本の時間
      ちょっと大きなお子さんが多いかな。午前中からいてくれた方もいるから、こっちはこっちで準備します。

では、お時間ある方は、3つのおはなし会、おつきあいくださいませ。



T小学校の朝のおはなし会


 T小学校には、今、おにいさん先生とおねえさん先生がいます。もうすぐ卒業する高校生です。
 そのうち、おにいさん先生が、近づいてきて「ぼく、寺内小だったんです。だから、おはなし、聞きましたよ」と言ってくれました。180センチの長身の野球部のおにいさんです。そうかあ、ちょっとだけだけど、高学年にも聞いてもらった頃だよねーと、ちょっとびっくり。
 でも、うれしいですね。この大きなお兄さんが、まだ私より小さかった頃のことを、こうして覚えていてくれるんだなあと思って。

 さて、今日のおはなし会です。
 この学年には、「本は最後まで読まなくてもいいよ、気に入った本をみつけましょ」という話をしてたので、今日は、司書のおねえさんから推薦してもらった本をどーんともってきました。
 あ、元イトーヨーカドーの蔵書は、団体貸出可能です。みなさんもどんどん、選んでもらってくださいな。

 そこで、おはなし会のあと、本の紹介をしました。
 ちなみに、おはなしは「金剛山のとら」
 これは、ほんとに人をひきつける話ですね。大きくても、小さくても、みなさん、夢中になるみたい。

 さて、本の紹介です。 
  
小さいおばけ   プロイスラー作   徳間書店
おばけのジョージおおてがら   ロバート・ブライト作     徳間書店
かってなからすおおてがら    ジョーン・エイキン作     岩波書店
カラスゆうかいじけん       ジョーン・エイキン作     岩波書店
ちびドラゴンのおくりもの     コルシュノフ作        国土社
おもしろ荘のリザベット      リンドグレーン作       岩波書店
マクブルームさんのすてきな畑 フライシュマン作       あかね書房
雪だるまのひみつ         エインズワース作      岩波書店
ゆきだるま             レイモンド・ブリッグズ作   評論社
りすのパナシ           リダ文 ロジャンコフスキー絵  福音館

犯罪から身を守る総事典    国崎信江作          PHP
すぐに役立つ救急手当     浅井利夫           汐文社
ほねはおれますくだけます   かこさとし           童心社
むしばミュータンスのぼうけん かこさとし           童心社
クイールはもうどう犬になった 秋元良平写真      ひさかたチャイルド
こいぬがうまれるよ       ジェローム・ウェクスラー写真   福音館
ネコ                マーク・エバンズ作      偕成社


どろぼうに「べろべろバー」と叫ぶのや、冷蔵庫に入り込んで、焼肉のたれを飲んでしまうカラス、チョコレートの火をたべるドラゴンに、植えたとたんにポップコーンがはじける畑、動くゆきだるまに、鼻の穴にはいったエンドウ豆、それからそれから…

アトランダムに次々疾風怒濤であらすじ紹介、みんなどれか気の合う本がみつかるといいんだけど。
おもしろそー、と言って先を争って教室に持ち帰ってくれたけど、どうだったかな?
過去、何回か「この本、おばちゃんがいうほど、おもしろくない!」と言われました…つい、紹介に力入ってしまいます。



みらいあ楽しい絵本午前の部

 10時45分から第一回をはじめるのですが… 
 今日は、どうやら、節分のオニ、がくるらしい。
 ということで、早めのスタートにしました。

 くまさんくまさん      うた
 くまさんのおさんぽ    プチ人形劇
 しんせつなともだち    ファン・イーチェン作  福音館書店
 がちゃがちゃ どんどん 元永定正作       福音館書店
 てぶくろ          エウゲーニー・М・ラチョフ  福音館書店
 だいくとおにろく      松居直          福音館書店



 外は結構な雪がみっしり。しんせつなともだち、の親切が身にしみる季節ですよね。
 てぶくろ、はおはなしでやってみました。
 手袋にどんどん動物が入ってしまう不思議、おはなしできくと、なぜ?と一切考えないで、納得できる気がします。じっくり楽しむには、絵本の絵をすみからすみまで眺めてください。ああ、と納得できるポイントがたくさん。
 それから、おにさんに敬意を表しておにろく、を。
 絵本の時点で、ちょっと引いてる子もいました。で、実際にオニがはいってきたら…
 みらいあのオニのおかおは、かわいいんですけどね。やっぱり泣いてました。

みらいあ楽しい絵本午後の部

 2時から、2階の図書室で、おはなし会です。あれれ、午前中、豆まきのオニのお面作りに来てた、超器用なご兄弟がいます。午前のネタは使えないですねえ。じゃあ、全部変えましょう



 くまさんくまさん
 まめがはねた     手遊び
 そらまめくんのベッド  なかやみわ作   福音館書店
 しもばしらがたおれた 手遊び
 ついでにペロリ     おはなし     おはなしのろうそく  東京子ども図書館編
 いたずらこねこ     クック作     福音館書店
 ぴょーん         まつおかたつひで作  ポプラ社



 午前の部ではオニ、に敬意を表したので、午後では、まめ、に焦点をあててみました。
 手遊び、豆がはねた、は最後にぽーん、と大きくはじけるのが楽しいですね。
 そらまめくんのベッド、初めて、お子さんの前で読みました。
 とっても人気の絵本ですが、そらまめくんも、のんたんみたいに、みんなに貸すの、最初はいやなんだね。
 最近は、大人の中で大きくなる時間が多いから、自分のものは、自分のもの、なのかもね。
 その昔は、大人だって、牛乳だのお味噌だの、あ、足りないっていうときは、お隣で借りたものですが。コンビニのある今は、お金払うことはあっても、お隣へちょっと「ねえ、パン粉貸して?」なんてことないのかもしれませんね。
 とぴぱらは、まだお互いに貸し借りしてた世代ですが。
 先輩には、お客さんくるお宅に、湯沸かし器はずして貸してた方もいましたよ…ガス器具の扱いとしてはやっちゃいけないのでは…

 ついでにペロリで、ネコがつぎつぎと人を飲み込むのが怖くなったお友達もいたので、かわいい(?)ネコのおはなしをつづけました。
 いたずらこねこ、はスリルとサスペンスを味わうには、どうしても、待ってもらわないとだめなお話ですが、今日のお子さんたちは、みんなじーっと聞いてくれました。楽しかったです。最後は「ぴょーん」でみんな豆のように跳ねてました。

 まあ、とても充実した、とら、とら、とら、のトリプルおはなし会でした。
 2月も元気に、みなさんとおはなし楽しめたらいいなと思います。
 立春とは名ばかりの、雪どっさりの最近ですが、みなさま、風邪ひかないように、元気に雪遊びしてください。

            

とら一号おはなし会

January 21 [Thu], 2010, 20:56

とら年おはなし会 第一号

              

 新年、おはなし初めでした。
 久々で楽しかったので、ちょっとご報告です。

まず、T小学校で、朝の読書の時間、1年生全員にお話会です。

1、はなをくんくん  ルース・クラウス文 マーク・シーモント絵 福音館書店
2、手遊び いちにとさん
3、北風に会いにいった少年 おはなしのろうそく13 東京子ども図書館
4、だるまさんが   かがくいひろし   ブロンズ新社


1年生、しっかりしてきましたね。もうすぐ、後輩くるんだもんね。一年って早いなあ。
今朝は、大寒なのに、9度の予想の暖かな日でしたので、春を待つ話から読んでみました。
みなさん、「くんくん」の繰り返しで、うれしそうに、けらけら笑い声が。やっぱり、春はなんとなくうれしいですよね。

手遊びは、だいぶ上手になりました。そろそろ、違うバージョンもできるようになるかな。

 すばなしは、暮れに児童センターでやったのを、しっかり覚えていた子が、あとでこっそり「どうしておんなじの、やるの?」と聞いてきました。おばさんの持ち話も、無限にあるわけじゃないんだよ。冬のお話っていうと、限られるしね。
 それに、小さい人数で聞くときと、大集団で聞くときって、なんとなく違う気がする。
 大集団だと、なんか、聞き手の方が強くて、場をひっぱる空気の流れみたいのができるっていうか、聞き手にひっぱられてお話がつむぎ出されていく感じが強くします。
 小さい人数のときは、ものすごく、ここだけの、秘密のおはなしっていう感じで、それはそれで、とてもすてきですが。

 この学年は聞き上手で、今日も、とても集中して、すっかり北風の国まで一緒に行く子がたくさんいました。

 ラストは、お正月ですし、だるまさん。だるまさんは、高学年でも、大人でも、もちろん、ようちえんでも、それより小さくても、とにかく万人にうけてる不思議な本です。

                    
 
 児童センターおはなし会

 今日は、雪国防災訓練の日。みんな集団下校なので、珍しく1、2年以外の聞き手も来てくれてます。
 こちらも、今年になって初めてですから、気合い、入れて、長いお話もしてみましょう。
 トラ年ですからね。では、大物いきます。

1、とりのふゆ  菅原たくや作 ひかりのくに
2、おもちのきもち  かがくいひろし作  講談社
3、金剛山のトラ  ネギをうえた人  岩波少年文庫


絵本を二つ。「とりのふゆ」は、児童会館でししょさんにお勧めされました。これ、おもしろいです。とりが冬のさなか、まるでえさがなくて、探してるうちに、クリスマスケーキをみつけ、しのびこんで食べてしまう!でも女の子が泣いたので、弁償することに…
とりたちの妙に生真面目なところと、ずうずうしさが不思議な…
惜しむらくは、これはクリスマスの話だったな。

2冊目は「おもちのきもち」ぺったんぺったん、散々頭をたたかれたお餅が、この上食べられてなるものか、とにょーっと足をだして、逃げt出してしまいました。途中でおなかがすいてきたお餅は、自分を食べてみると…シュールで不思議で、おいしそうな、1月にはぴったりの話。

 そして、トラ年、メインはながいお話。朝鮮半島の民話です。

 最初に、長いぞ、とご忠告。15分はたっぷりかかるかも。

 でも、この話、実はとてもミラクルなのです。その昔、おはなしの勉強会としらず、話し方教室みたいのかと思って、高島易学かなんかのアドバイザーみたいな男性の方が、間違って参加したことがあったのです。その時に、この話をしたら、だんだん身を乗り出して、おわったとたん「いや、おもしろいっすなあ」と感心したように、おっしゃったことがありました。
 どうも、とくに男の子が、年齢にかかわりなく、吸い込まれる話です。

 さて、今日は…
 すごく、みなさん入り込んできいてくれました。
 なんか、瞬きもしないで…という形容詞がぴったりな感じ。いつもだと、児童センターでは、みんなリラックスしてるから、集中もそれほどではないのですが、今日はちょっとすばらしかったです。
 途中から入ってきた子は、いつもだと、お話に入り込めないでいるのですが、あまりに、もとからいる方たちが集中してたので、そのまますうっと入ってしまいました。
 また、一人だけ、もう帰る、と外へ出た子がいたときも、だれもそっちを見てない感じでしたね。

 
 私も話してて、とっても楽しかったです。今年もみなさんにいっぱいお話きいてもらえる年にしたいですね。
 改めて、みなさま、本年もよろしくお願いいたします。

                    

本を読むってなにかしら

December 01 [Tue], 2009, 17:05
                       
  本を読むこと


 先日、小学校で「読書の楽しみ方」というような授業に入れてもらいました。
 朝の読書を楽しむには、どうしたら、いいか、図書室をもっと利用するには、どうしたらいいか、というような議題で、みんながいろいろ話し合う、という授業がありました。

 その中で、どんなときに、本が楽しく読めないか、という質問に応えて「難しい字があったとき」「よくわからない文があったとき」などという意見がでました。

 そこで、とぴぱらのアドバイス。

1、本はすべて読まなくていいです。わからない言葉はとばしましょう。わからない文もとばしましょう。ずうっと先を読んでみて、まだおもしろいようだったら、読み続けます。そうでなかったら、読むのはやめます。

2、本の一部でも、ほんの2行でも、気に入った文があったら、それはお気に入りの本です。最後まで読み通す本、一部だけ大好きな本、どちらもお気に入りです。

3、おもしろい、と思うところだけ読みましょう。つまらない本を無理して読み続ける必要はありません。それは、時期が悪い(大きくなって読める本)か、作者と気が合わない(あなたがおもしろい、と思うことと違うことが面白いタイプ)。



 例えばハリーポッターの読み方。

                      


 おもしろいところ、どこだと思います?始めの部分がおもしろい人はかなりまれ。特に小学校低学年では。
 そこで、ホグワーツ入学から読む。組み分け帽子からがいいと思います。そして、おもしろかったら、先まで読んで、ラストにきたら、始めに戻りましょう。
 ホグワーツから読んでも、おもしろくない場合は?
 あなたにハリーポッターは向きません。もっとおもしろい本を探してください。


                     



 難しいところはとばす。最後まで読まない。
 これを言ったときの、3年生の声
「えええええ〜〜〜〜!」

 楽しみで読む本は、国語の時間とは違うのです。音楽だって、笛のテストでもあれば別だけど、普通は一音一音なんて聞かないでしょ?読書もおんなじ。もっともっと、好きなように読みましょう。

とても本の好きな、よく図書室で会う男の子の一言。
「今日は、新しい本の読み方を知った!」

それはよかった。みんな、どんどん、自分の好きな本読んでね。
もちろん、端から端まで、ずーっと読みたい人は、そうやって読んでね。自分の好きなように読むのが、正しい本の楽しみ方

おまけ
図書室から、こんなの読んだ?と持ってきた本

 だめよデイビッド    デイビッド・シャノン作  評論社

    

 クリスマス       芳賀日出男作  小峰書店


 かんがえるカエルくん  いわむらかずお作

    


 外国の小学校    たくさんのふしぎ   福音館書店


 町かどのジム    エリナー・ファージョン作  学研

    


 しまうまだって    斉藤洋


 なぞなぞのすきな女の子   松岡享子  学研


 ノンビリすいぞくかん  長新太作


 なん者ひなたまる 黒潮がくれの術    斉藤洋  あかね書房


 言葉はひろがる    たくさんのふしぎ   福音館書店


 干し柿       西村豊作     あかね書房



図書館には、本がない、といったみなさんのために、ちょっと目に付いたのをもって行きました。結構、読みたい、と言ってくれる子が多いです。見つからない、という悩みは私もお手伝いできるかな。本が嫌い、というのはお手伝いできないかも。そういう子は、本読む時間を何か自分の役に立つことにあててくださいね。うんと好きなこと、スポーツでもなんでも、できてくると、ルールブック読んだり、スポーツ選手の伝記よんだり、また新しい本と仲良しになれる方法が出てくるからね。そしたら、本探し、手伝います。

                      

Y小学校のおはなし会

November 24 [Tue], 2009, 22:10
                    
男鹿Y小学校で その1

                                        

 今日は、はるばる(といっても、秋田市まで25分でやってくる友達が運転してくれるので、安心、安心)の男鹿半島の入り口、Y小学校でおはなし会させてもらいました。      

 1年生から4年生まで。でも、3年生は学級閉鎖でいなくて残念。

 さて、1年から4年まで。結構幅ありますよね。中学1年から高校1年までの4年間の方が、まだ差がないかもしれない。
 なにしろ、半年前まで幼稚園だった人たちから、ティーンズに突入した人までですからね。

なので、今日はごちゃまぜプログラムだな。

小春日和のあったかな陽射しがガラス越しに入る、明るい図書室で、みなさん待っててくれました。

 さあ、どうしましょう。とりあえず、頭使うには、手先をつかって、頭の血流をよくしましょうね。まずは、手遊び。

               

 「一、二、三」「いち、に、さんまのしっぽ」
 
 甘くみてると、結構むずかしいんだよね。
 ついでに、そばだんご、もやってみました。そば団子、ちゃんと数えられました。


「そ〜ばだんご、そばだんご。こねてまるめて、そばだんご。
そばだん1、そばだん4、1と4とでそばだんご
そばだん2、そばだん3、2と3とでそばだんご
    ・
    ・
そばだん5、そばだん5、5と5とでそばまんじゅう」


                      

1年生とても熱心。2年生4年生は余裕で楽しんでます。

では、まず、今の旬の絵本から

「だるまさんが」  かがくいひろし作 ブロンズ新社


知ってる、と言った1年生の子が一番楽しんでくれました。一番すきなところはやっぱり「ぷ」だよね。

次は、お話を一つ。ちょうど栗の時期ですし、秋田ですし、これですね。

「三枚のおふだ」 おはなしのろうそく5 東京子ども図書館編

 どうして、こんなに一生懸命に聞くんだろう、というくらい、みんな真剣。和尚様の言うことをきかず栗拾いにいき、山の奥の鬼ばばの家に入ってしまった小僧さん。和尚さんにもたされた3枚のお札を次々使って、なんとか山のお寺まで逃げ戻ります。
 それからは、和尚さんと鬼婆の一騎打ち。
 ばけくらべをもちかけた和尚さんは、鬼婆の実力にたじたじとなりながらも、知恵をめぐらせ、ついに鬼婆に勝ちます。
 日本のあちこちに、このおはなしはありますが、この語りのテキストにでてくるお話には、「雄物川より大きな川がのんノンと流れはじめ」ます。秋田ですよね。

 しーんとしたみなさん、おわって、ふうーっとしているので、もう一冊、ふうーっと気の抜ける絵本です。
 も一つ、かがくいひろしさん。

「みみかきめいじん」 かがくいひろし作 講談社


 みみかきめいじんのひょう・うーたん先生とひょうすけのみみかき診療所。ゾウさんは気持ちよくてとろとろ〜、うさぎさんくるくる〜そして透明人間さん「はっくしょん」!一瞬見えたその姿は…
 どこが好きって、うさぎの団体さん用に、みみかき草100本持ったひょうすけが「前が見えません」とよろよろしてるとうーたん先生一言「わしもひょうすけがみえん…」、そりゃそーでしょうけど…

 ここで、ずっとお話きくのも大変なので、本の紹介。この本たち、タネを明かせば、私がこないだブックオフに行って100円本からセレクトしてきた本たちです。なにせ1年から4年、ほとんど何でもあり、です。

                    


おさるのまいにち   いとうひろし作 講談社


子ぎつねヘレンがのこしたもの   竹田津実作 偕成社

 
あのね、わたしのたからものはね  ユードリー作 偕成社

ペンギンじるしれいぞうこ      竹下文子作  金の星社


二分間の冒険             岡田淳作   偕成社

町かどのジム             ファージョン作 松岡享子訳  学研


グレイラビットのおはなし      アリソン・アトリー作 石井桃子訳     岩波少年文庫

かみさまへのてがみ        谷川俊太郎訳  サンリオ出版


なかよし取扱説明書        きたやまようこ作 理論社



あとは、自分のネタ本から


ふしぎいっぱいへび       アレクサンドル・パーソンズ著 BL出版
クラゲのふしぎびっくり話    かこさとし作  小峰書店
サヤエンドウじいさん      矢崎源九郎編  日本標準




そして、ラストは、サヤエンドウじいさん、の本の紹介がてら、ポーランドの昔話サヤエンドウじいさんを聞いてもらいました。

「サヤエンドウじいさん」ポーランドの昔話

うそつきのイェージーおじいさんが、魔法使いのサヤエンドウじいさんを呼び出した。もううそをつかないなら、幸せにしてやるというのに、イェージーおじいさんは、火の中に飛び込めるとか、息をとめられるとか、うそばかりついて、いつもやっかいな事に。おまけに大事な食料のモチをこっそりくすねて。「助けてやるから、正直に言いなさい。モチを食べたね?うそをついたね?」と言われても、いつも頑固に「わしはモチなど知らん。うそをついたこともない」とうそばっかり。そのたびに、深いため息をついてはイェージーおじいさんを助けるサヤエンドウじいさん。でもとうとう、王様もだましたイェージーじいさんは、ついに首をはねられそうになり…

                                          

 お部屋は昼近くで、ぽかぽかぽか。長いこといろんな本のことを聞いたお子さんたちは、かなりもうろう、聞いてない?とおもいきや、確かにそんな子もちらほら、でも、じいっと聞き入ってくれたお子さんもたくさん。
 何度でもうそをついて、でも、助けてもらえるこのおはなし、2,3年生くらいに大人気です。
 みんなのところにも、さやえんどうじいさん、来るといいね。

 というわけで、1年生もいたのに、まるまる1時間近い、ながいながいとぴぱらのおはなし会、は終わったのです。ながいこと、きいてくれて、ほんとうにありがとうございました。

                                            

いい絵本、いい子どもの本ってなにかしら

November 10 [Tue], 2009, 13:17
いい絵本、いい子どもの本って何かしら。

                         

 最近、まじめに子どもの本のことを考えなくちゃならないはめに、たびたび追い込まれ、うーん、いいことって大変、と思う日々です。
 おはなし、はいいんです。今、この時間、この方たちにできる話は、これしかない!っていう状態ですから、バリエーションもへったくれもなく、これ、やります!という決断ができる。でも、今ここにふさわしい絵本って、無限に選べる。なぜ、この絵本?という質問がよりシビアになってしまうんですよね。

                                      

 どこへ行っても、子どもが本を読むことは、すばらしい、必要だ、将来に役立つ、と誰もが言ってる…ような気がします。
 でも、子どもってすばらしいから、どんなことも、ちゃんと自分の栄養にしてしまうんじゃないでしょうか。
 漫画だって、ゲームだって、お笑いだって。スポーツだって、労働だって、仕事だって。
 結局、すばらしいのは、子どもの持つエネルギーとか、感情とか、そっちのほうで、何かが役に立ったからすばらしい、じゃなくて、何でも役に立ててしまう子どもはすばらしい、ってことじゃないかなあ。

 うーん、わかりにくいですよね。
 では、こういう話はいかが?

                          

 私が小学生のとき、うちの父が言いました「本を読みなさい、小説をたくさん読みなさい。おとうさんがおまえくらいのときは、小説読んだら、頭が腐ると言われたが、小説からいろんなものを教わった。だから、小説を読みなさい。マンガじゃなくて。」 

 私が母親になったとき、私は言いました。「本を読みなさい。マンガでもいいから(マンガを、と言い切るほどマンガの世界に染まらなかったなあ)読みなさい。おかあさんが小さいころは、マンガ読むなら小説を読めっていわれたけど、小説だけじゃなくて、いいマンガもあるから、せめてマンガ読みなさい。ゲームじゃなくて。」

 もしかしたら、娘たちは、言うかもしれない。「ゲームにしなさい。おかあさんが小さい頃はゲームなんかしないで、本を読みなさいっていわれたけど、せめてゲームにしなさい。○○じゃなくて。」


 その時代にあった表現、というものは、あるような気がします。私が小さい頃は、テレビドラマだって、飢餓海峡とか、結構重い感じでしたけど、いまのドラマって、マンガ原作がものすごく多い。それは、今の人が軽くなった、のではなくて、今の時代に、一層あってるものが、マンガ原作に多いってことなんだろうと思います。

 だから、今から更に時代が進んだら、きっと、新しい表現が今の本の領域に一部はとってかわるかもしれない。

 古くからあるもの、それは確かに、何人もの人の価値観を経てつながってるから、たしかに、いいものであることは多いです。
 でも、今あるもの、今しか意味のないものについては、今一番若い人、小さい人がもっとも詳しいし、目利きです。
 一時代前の価値観で今を計ることは、ユニクロでソックスかうのに何文ですか?と聞くくらい見当はずれかもしれない。(わかる?昔文ってサイズがあったんだよ。足袋とか。昔、プロレスラーで16文キックってのがあったけど、あれも足のサイズだよ…って知らないかもなあ)

 本を読むことは普遍的にすばらしい、古くから伝えられたものをじっくり読むのは、文句なくすばらしい。それはもっともですが、同じくらい、今の表現を楽しむことも、すばらしいんじゃないかしら。そして、普遍的なものは、時代を超えて共有できるけど、今、のものは、今、まさに旬の人しか、わからないかもしれない。

 私はもう、大人の休日クラブにも入れるくらいだから、その前の時代のこと、そして、普遍的につながってきたものなら、詳しい。私が子どもの時代には、それこそ、ちいさいおうち、や、岩波子どもの本が全盛でした。その時代については、私にとって、子ども時代という特殊な枠ですから、より気持ちの入る時代です。でも、今のもの、については、私も、ようやく絵本を楽しむようになった赤ちゃんも一緒。そして、たぶん、赤ちゃんたちの方が、はるかにセンスは優れている。

 そのことを忘れないように、みんなが楽しい絵本、という大変なものを選ぶときに、それが、自分の単なる好き嫌いにならないように、気をつけなくては、と思います。


                                           


 

森のおはなし会10月

October 29 [Thu], 2009, 20:38
森のおはなし会 10月

                                      
 今回の森は、いつものクリプトンじゃなくて、中央公園でした。
 中央公園って、こんなに広かったんですね。いつもは、空港にいくときにそばを通過するだけで、ゆっくり中を歩くなんて、今は大学生の娘が幼稚園の遠足で行ったとき以来かもしれない。

 とてもいいお天気。       
 風は少し冷たいですが、空は気持ちいいし、お日様きらきら。トンボがとんでます。飛行機も飛んでます。中央公園は空港にとても近いので、離陸、着陸する飛行機がとても近くに見えました。

 日ごろ、家の中ばかりで過ごしているので、少し油断して、薄着できたら、結構、寒いですね。あれ、長靴の用意してる。そんなに深いぬかるみがあるのですか?
 あれ、靴下のお子もいる。出掛けに忙しくて、靴を履かせるのを忘れて車に乗ってしまった…よくある、よくある。
 
 余談ですが、乗り物で、座席に座ったり立ったりするときに靴を脱がせて、ちょっと、そのへんにおいておくと、そのまま、下車することって意外と多いですよ。
 とぴぱらは、その当時、靴カバーつかいました。靴は脱がせないで、靴の上から、ビニール素材の、まあちょうどいい大きさの袋ですよね、それを必要に応じて、すぽっと靴にかぶせます。
 これは、よかったですよ。靴と当人が離れないので、なくすことが少なくなりました。それに、どろんこ遊びとかで、ぐちょぐちょになったときも、靴カバーさえしたら、ひょいって抱っこできますし。

 その辺のビニール素材のもの、エコバッグでも、使えなくなった100円のかさのビニールでも、それを巾着の形にするか、まあるく縫って、ゴムいれるか、したら、簡単にできあがり、お勧めかも。

 今日も、いろんなミミズや虫やきのこにご挨拶して、おべんとうも食べて、さておはなし会。

 今日は、風邪がはやってて、ちょっと少ないので、いろいろ手遊び、わらべ歌なんかもやってみましょう。
先日わらべ歌の勉強会が明徳館でありまして、そこで教わったのを一つ。

 「ぼうず、ぼうず、かわいときゃ かわいけど、にくいときゃ ぺしょー…」

 頭をなでてなでて、最後のぺしょーでおなかを押さえます。ぺしょーってへそ、ですかね。親子でおへそとおへそ合わせてもいいですね。お鼻なんかちょっとつまんだりしても。これを3回繰り返すと、どんなに、わが子の振る舞いに腹立ててるときも、あーかわいい、って思えますよ。

 次は、先日やっぱり河辺の図書館でおそわったわらべ歌の一つを
「あ〜らって あらって くるりとせ。 ゆ〜すいで ゆすいで くるりとせ。
し〜ぼって しぼって くるりとせ。 ほ〜して ほして くるりとせ。
た〜たんで たたんで くるりとせ。 たんすにしまいましょう!」


あらうときは、向かい合って手をつないで、ゆすりながら。ゆすいでは、おおきく振って。しぼって、で腕と腕を交差させて、干すときは、お子さんを抱えて、高い高いみたいに。たたむのは、お互いの手の平をたたいて。最後は、おかあさんがぎゅ〜。

 文字で書くとむずかしいですね。一回見ると、すごく簡単なんですけど。
 覚えたいという方は、どうぞ、おはなし会に来てみてくださいな。

 さて、お話です。今日はお天気もいいし、外を散歩したある仲良したちのお話。

「りすとてぶくろと針」(子どもに語る北欧の昔話 こぐま社 より)


 あるところに、りす、とてぶくろ、と針が、仲良く一緒に住んでいました。ええ〜?そう。リスはともかく、手袋と針って?
 さて、その3人、毎日森にお散歩に行きます。そして見つけたものとは?


 まるで森のようちえんのみなさんみたいですよね。一生懸命さがしてると、森はいいものをお土産にくれるみたい。

 では、次は初めて、創作童話から。ちなみに、昔話は、それこそ何百年もかけて、何百人もの語り手がずっと伝えてきた話なので、なんというか、みんなで作った普遍性の高い芸術みたいなところがありますが、創作は、その個人が自分のオリジナリティでお話を作り上げるもの、すごく変わったのや、個性的なものがあります。アンデルセンなんかも、創作ですね。
 好き好きですが、昔話の方が、合う人は多いので、ちょっと冒険。

「ゾウのピクニック」(ふしぎなレンズ リチャード・ヒューズ作 岩波少年文庫 より)

 なかよしのゾウとカンガルーがピクニックに行きました。そこでなべの中にいれてぐつぐつ煮たのは一つのやかん。なぜやかんを煮たのでしょう?それは食べるためですとも。やかんは、一日煮られて、さあ、どうなったでしょう?

 これは、大人はとても疑問符だらけの話で「あれは、何を食べたんです?」とか「あの話は何の寓意ですか」とか、納得できない人が多いのですが、このへんてこりんな話を、小さい聞き手の方たちは、なんの疑問ももたず、すとん、と胸に落とすのです。ほんとに、すごいのね。なんでもあり、のこの許容量の大きさ、多様さ。これこそ、小さいうちだけの神様からのプレゼントの一つかも。これから、どんな環境で育つことになっても、まるごと受け入れられる、懐の広さは、小さい人たち特有なものかもしれないですよね。かえって、功成り名遂げると、それ以上何も受け入れられなくなるのかな。

 最後は、そろそろ季節も進んで、いよいよ虫の声も盛んになってきたので、こないだの「虫かご」の手遊びでおしまい。
 今日もいいおはなし会でした。みなさま、聞いてくれてありがとう

                               

外でパワフルおはなし会

October 16 [Fri], 2009, 22:55
ミニ運動会とおはなし会

                       

 いいお天気です。朝晩、気温は低くなりましたが、昼間はおひさまに照らされてると、あったかすぎるくらいです。
 10月15日は、いつも朝のおはなし会でお邪魔してる小学校の児童センターで、ミニ運動会がありました。
 120人くらいが申し込んでるので、結構大変。日ごろお世話になってるT小では、児童センターの行事でお手伝いするクラブに入ってますので、今日は、張り切って競技の手助けを。

           

 種目は、障害物競走、リレー、綱引き、パンくい競争。

障害物競走では、なわとび、フラフープなどを使うので、1グループ走るたびに、ぶっとんだ縄跳びをかき集め、ちゃんと並べなくてはなりません。が。日ごろの運動不足がたたって、子どもがだあーっと駆け抜けたあと、あちこち散らばった縄跳びを拾い、からまないようにきちんと並べ、それからあわててコースの外へでると、もう次の子がだあーっとかけてきます。だんだん疲れてぜーぜーいいながら、腰をかがめてると、まだ縄跳びを拾い集めてないのに、もう、次の子が走ってる!ついに、コースに取り残されて、わあああっと走ってくる子たちをしゃがんでよけたりして。

 なんだかんだと、ぜいぜいしてるうち、休憩タイム。
 休憩には、お手伝いクラブから差し入れで、小さいサイズの缶ジュースがでます。このジュースをとても楽しみにしてる子たちがいます。うちでは炭酸のまない、という子も、結構ファンタに挑戦したりして。

 で、その休憩タイムにお話、するんです。かなり無謀でしょ? 観客は120人、外の土の上、聞き手の前にはジュース、そして…私は、聞き手から結構離れてます。外なのでマイク使うのですが、そのマイクの線が短い!

 去年はその上、となりの4階建ての建物が解体工事中で、がんがん音がしてました。
 それよりは、はるかにマシ。でも、普通のお話の集団とまったく違うのよね〜。
 
 さて、お話会。でも、やっぱり、ジュースの威力は大きいし、みんな走り回って、ハイテンション。
 用意してきた、ちょっとおしゃれなお話は、きっぱりすっきりひっこめて、ここはやっぱりおはなしの王道、昔話。

 ノルウェーの昔話から「ホットケーキ」

 「ホットケーキやホットケーキ、そんなにころころころがらず、ちょっととまってぱくっと一口、わたしにお前を食べさせておくれ」
と頼む、おじさん、メンドリ、オンドリ、アヒル、ガチョウ、などなどをかわして、ころころころころ、と逃げていくホットケーキ。


 どこでやっても、失敗しない話だけど、こんなに悪条件でも、なんか、真ん中あたりから、じわじわあっと聞いてる雰囲気。途中からけらけら笑い声も聞こえ、ラストのほうでは、「あ〜あ」「ぼく、知ってる」「ええええっ」など反応もばんばんときます。
 すごいなー。こんなときも、聞くんだね。おもしろいって大事だね。

 森のおはなし会のおかげで、外、お日様のしたでお話するのは、だいぶ慣れたけど、やっぱり100人以上の小学生の団体って迫力あるから、集中力は必要かもしれないです。でも、大勢で共有する瞬間ってほんとにすてき。

 今日も、おはなし聞いてくれて、ほんとにありがとう。ちなみに、最後のパンくい競争、メロンパン、ジャムパン、クリームパンの順に人気で、一番人気のないのはあんぱん。あんぱんまんは人気なのにね。

                

9月の森のおはなし会

September 27 [Sun], 2009, 10:56
  森のおはなし会9月   

 またまた、森へいってまいりました。
 実は、とぴぱらの長女は、植物学エリアを大学で勉強中で、こないだ帰省したとき、森に行きたい、といったので、もう2回行ったから、きっと行かれるはず、ととぴぱらは娘を乗せて、車でクリプトンの森へ行きました。
 森、遠かった。2度、曲がるとこ、間違えた。でも着きましたよ。
 その時は、小雨もようだったので(あれ?)だあれもいなくて、森の木同士で、こっそり話てるだけみたいな、しずーかな空間でした。

 今日は、元気なお子達の声で、はやくも、森はさわさわと、なにやら楽しい気配をたててましたね。

 今日の空はとても青くて、お日様も、この季節にしては、ぎらぎらとやたら元気。
 こないだあったなめくじ一族や、季節だからとにょきにょき伸びてるきのこに、ご挨拶。おおきなスズメバチも、なにやら一生懸命働いてますから、おじゃましないように、そおっと遠ざかります。

 つばきの実は大きくたわわにつやつやしてて、あれ、ツバキ油になるんだよね、でも、食べられそうな気がする、と思ったり、ちいさな栗の実を拾ってトクしたような気になったり。まだセミの抜け殻も。最近セミになったのかしら。今からで間に合うのかしらと、いらん心配をしてみたり。森はほんとに、いろんなものを、持ってるんだなあ。

 さて、広場についてしまったので、お昼の前に、ひとお話。


 最初は、とぴぱらの名前ゆかりの手遊び

「豆がはねた」

うーん、でも、みんな私をとぴぱらさん、と呼んでくれるから、ちっとも名前とリンクしてないのかな。
次は、すばなしで、今日はちょっとこわいのを。

「ヒナドリとネコ」
(ビルマの昔話 子どもに聞かせる世界の民話 実業之日本社)

 くいしんぼうのヒナドリはおかあさんにケーキをねだり、薪を拾いにきたところ、おおきな年寄りネコに鉢合わせ。くってやる、と脅されて、ケーキを半分あげます、と約束します。ところが、ケーキがあんまりおいしくて、すっかり食べてしまいました。そこへ、あのネコがやってきます。おかあさんとヒナドリは必死におとなりの台所へ逃げ込み、壷に隠れました。ところが入り口は一箇所だけ。そこにネコがどっかりすわって待ちぶせています。ふるえていたヒナドリとおかあさん。そのうち、なんと、ヒナドリがくしゃみがしたい、と言い出しました…

 はらはらどきどきに、しっかりついて来てくれました。昔は、ヒナドリになりきって聞いてたけど、今はなんとなく、のんきな子どもの後始末に駆け回るおかあさんドリに心から同情。おもわずめんどうになって「いいわ」っていっちゃうところが、共感のピークです。
 どんなおはなしか知りたい方は、どうぞ本を探してみてください。この本、90以上も昔話が載ってて、かなりお得ですよ。

リクエストにお答えして

「ついでにペロリ」

 おばあさんのおかゆをぺろりと食べたネコ、それからなべばかりか、おばあさんもペロリ。それだけでなく、男の人も飛んでる鳥もおどってる女の子も次々ぺろりぺろり。えらくでっかい腹のネコがラストにあった相手はきこり。さて、きこりは…

最後の手遊び

「むしかご」

 かあさんゆび こっつんこ
 のっぽのにいさん こっつんこ
 おしゃれなねえさん こっつんこ
 あかちゃんも こっつんこ

 ほらね、虫かごできた
 
 とうさんゆび、入っとくれ
 とうさんゆび、泣いとくれ

 リーンリーン
 チンチロリン



まだ昼だし、虫の声はそれほど響いてなかったけど、日に日に夕方の虫の声がにぎやかに。おうちでもやってみてください。

 さて、楽しいお昼ごはん。それから、今日は、私のお友達が、とぴぱらをしゃべり負かす友達が、一緒です。きょうは、赤ちゃん人形、いえいえ、新生児人形、こだまちゃんを連れて、赤ちゃんってすごい!というおはなしをしてくれました。
 赤ちゃんって、首がふにゃふにゃしてますよね。あれは、おかあさんの命の道のせまい通路を通るときに、あごが胸にぴたっとつくまで首をかくっと倒すからなんですって。もし1ミリでもあごが胸から上がると、もう進めなくなってしまうそうです。それに、頭蓋骨が4枚の骨でできてるけど、それを、ぎゅうっと重なりあうようにして、縮めて道を通ってくるんですって。
 それに、お誕生日を選んでいるのは、おかあさんじゃなくて、赤ちゃんのほう。今日だよ、っていうとき、おかあさんに信号を送って、それで出産が始まるのです。
 
 どの子も、すごいことを、着々となしとげて、おかあさんに会いにきてくれるんだね。

 改めて、お子さんたちの、能力、というか、人の不思議に何度きいても感動するとぴぱら。そういえば、こないだ、部活の合宿についてったとき、なんでか、そんな話になって、中学生の娘さんたちも「へえ、すごい」って感心してくれたな。

 というわけで、すばなし、だけじゃなくて、あかちゃんのおはなし、もあった森のお話会報告でした。

                      

おはなしおはなし

September 13 [Sun], 2009, 17:00
おはなし、おはなし

 ちょっと前に、Y小学校の4年生に「夏をとってくるはなし」を聞いてもらいました。
 初めて「おはなし」を聞く子も多かったので、とても新鮮で、おもしろかったです。

 で、いつも行く学校では、感想はいいですから、とお断りしてるのですが、今回、そう申し上げなかったせいか、気を使ってくださって、みなさんの感想を届けてくれました。これが…
 おもしろかった!

 松居直先生はじめ、みなさん、おはなしをきいたら、感想を求めてはいけません、そうするとおはなしのタネが芽を出す前に、脳のほうにいってしまいます。心の中でやがて芽をだすのを、じっと待ってください、とおっしゃるので、私も極力、その場で感想とか思ったことを聞くことはありません。
 ですから、こういう経験はとても貴重で…
 今回、聞きたてというか、ぴちぴちの感想を読んで、ほんとにぶっ飛びました。
 おもしろい!
 人は、こんな風に、話を伝えるのかと、しみじみ感心したので、ちょっと書いてみますね。

 夏をとってくるはなし インディアンの昔話 

「あらすじ」

  オージーグという魔力を持った男がいた。その頃、地上には冬しかなくて、吹雪が続き食べるものも十分ではなかった。空の上の国のあたたかい夏を地上に持ってくるために、オージーグは、カワウソとグズリとビーバーとヤマネコをつれて、世界で一番高い山にのぼり、そこから天の世界に入る。天の世界は暖かい美しい夏で、その世界にいる虹色の鳥が暖かな空気とともに、オージーグたちのやってきた穴から地上に降りていく。しかし、天の世界の人に見つかったオージーグは、ついに天の草原で命を落とし、今も空の上に星座となって眠っている。

「主人公の名前」

 オオジゲラ
 オーシール
 オージール
 オルオーシ
 ホージール
 ジョージール
 ホウジーヌ
 
 標記でこれだけバリエーションができました。もちろん、これは、はっきり発音できない私のせいです。が。耳ってすごいと思いました。一人一人、こんなに個性的に聞くんだなあと。もともと名前は、字、じゃなくて、音、ですから、特に外国の音は、もしかしたら、みんなが聞いた方が正しいのかもしれないよね。

「地球物理的な話では…」

夏が日本に来たのは、夏をとりに行ったから。
夏はなかったということがはじめてわかりました。
空の上に野原があってすごいと思いました。


 うーん、たぶん、地球物理学の先生は、違うっていうかもね。
 でも、こういう考え方の方が、もしかすると、住んでる人の実感に近いのかもしれない。
 どうして、夏が来たのか。太陽系の惑星の中でも、地球だけが他と違ってますから、案外、こういう話の中に9も真実があるのかも。

「みんなに届いてる、オージーグの気持ち」

オージーグがみんなに夏を届けようとして命を犠牲にしたことに感動しました。
危険とわかっていながらも旅を続けて、人を大切に思う気持ちがよく伝わりました。
命をはって多くの鳥を出したことがとても心に残りました。
オージールはみんなのために夏を届けたのだから、めいよな死に方だったと思う。


 ものすごく、まっすぐに、メッセージを受け止めてくれているのが、ほんとによくわかりました。みんな、すごいね。

「昔話ってすごい」

話してもらっておもしろかった。
お話に集中してお話しか目に入りませんでした。こんなに夢中になるんだなと思いました。
絵がなくても頭の中で創造しているとおもしろくなりました。
まだまだ世の中には、ぼくたちの知らないおもしろい話があるんだなと思いました。
夏をよんでくるお話というのがユニークなアイデアでおもしろかった。


 おばさんも、こんな風に聞いてもらって、ほんとに楽しかったです。また聞いてもらいたいな。
 ありがとう、Y小学校のみなさん。ほんとにほんとに楽しかったです。

                                

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司書さんも県立図書館の職員となり、イトーヨーカドーの子ども図書館の機能の一部はこれからも続いていきます。

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