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January 01 [Sat], 2011, 20:28
9月23日 イトーヨーカ堂さんの子ども図書館が全館閉鎖となりました

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トラ・トラ・トラのおはなし会 

February 06 [Sat], 2010, 17:12
寅年おはなし会第二弾!
トラトラトラ、トリプルステージ


寒いですね。こう寒いとでかけるのも、おっくうになりがち,…いちいち出かけるのは、めんどくさい…からというわけでもないのですが、まとめて3回、朝、午前、午後とトリプルステージの一日になってしまいました。
 
とてもおもしろかったです。

一つ目は、T小学校の朝のおはなし会、3年生
二つ目は、みらいあで、楽しい絵本の時間、一回目
      赤ちゃんたちが多い時間帯に、下のホールでやります。
三つ目は、みらいあの図書室で、楽しい絵本の時間
      ちょっと大きなお子さんが多いかな。午前中からいてくれた方もいるから、こっちはこっちで準備します。

では、お時間ある方は、3つのおはなし会、おつきあいくださいませ。



T小学校の朝のおはなし会


 T小学校には、今、おにいさん先生とおねえさん先生がいます。もうすぐ卒業する高校生です。
 そのうち、おにいさん先生が、近づいてきて「ぼく、寺内小だったんです。だから、おはなし、聞きましたよ」と言ってくれました。180センチの長身の野球部のおにいさんです。そうかあ、ちょっとだけだけど、高学年にも聞いてもらった頃だよねーと、ちょっとびっくり。
 でも、うれしいですね。この大きなお兄さんが、まだ私より小さかった頃のことを、こうして覚えていてくれるんだなあと思って。

 さて、今日のおはなし会です。
 この学年には、「本は最後まで読まなくてもいいよ、気に入った本をみつけましょ」という話をしてたので、今日は、司書のおねえさんから推薦してもらった本をどーんともってきました。
 あ、元イトーヨーカドーの蔵書は、団体貸出可能です。みなさんもどんどん、選んでもらってくださいな。

 そこで、おはなし会のあと、本の紹介をしました。
 ちなみに、おはなしは「金剛山のとら」
 これは、ほんとに人をひきつける話ですね。大きくても、小さくても、みなさん、夢中になるみたい。

 さて、本の紹介です。 
  
小さいおばけ   プロイスラー作   徳間書店
おばけのジョージおおてがら   ロバート・ブライト作     徳間書店
かってなからすおおてがら    ジョーン・エイキン作     岩波書店
カラスゆうかいじけん       ジョーン・エイキン作     岩波書店
ちびドラゴンのおくりもの     コルシュノフ作        国土社
おもしろ荘のリザベット      リンドグレーン作       岩波書店
マクブルームさんのすてきな畑 フライシュマン作       あかね書房
雪だるまのひみつ         エインズワース作      岩波書店
ゆきだるま             レイモンド・ブリッグズ作   評論社
りすのパナシ           リダ文 ロジャンコフスキー絵  福音館

犯罪から身を守る総事典    国崎信江作          PHP
すぐに役立つ救急手当     浅井利夫           汐文社
ほねはおれますくだけます   かこさとし           童心社
むしばミュータンスのぼうけん かこさとし           童心社
クイールはもうどう犬になった 秋元良平写真      ひさかたチャイルド
こいぬがうまれるよ       ジェローム・ウェクスラー写真   福音館
ネコ                マーク・エバンズ作      偕成社


どろぼうに「べろべろバー」と叫ぶのや、冷蔵庫に入り込んで、焼肉のたれを飲んでしまうカラス、チョコレートの火をたべるドラゴンに、植えたとたんにポップコーンがはじける畑、動くゆきだるまに、鼻の穴にはいったエンドウ豆、それからそれから…

アトランダムに次々疾風怒濤であらすじ紹介、みんなどれか気の合う本がみつかるといいんだけど。
おもしろそー、と言って先を争って教室に持ち帰ってくれたけど、どうだったかな?
過去、何回か「この本、おばちゃんがいうほど、おもしろくない!」と言われました…つい、紹介に力入ってしまいます。



みらいあ楽しい絵本午前の部

 10時45分から第一回をはじめるのですが… 
 今日は、どうやら、節分のオニ、がくるらしい。
 ということで、早めのスタートにしました。

 くまさんくまさん      うた
 くまさんのおさんぽ    プチ人形劇
 しんせつなともだち    ファン・イーチェン作  福音館書店
 がちゃがちゃ どんどん 元永定正作       福音館書店
 てぶくろ          エウゲーニー・М・ラチョフ  福音館書店
 だいくとおにろく      松居直          福音館書店



 外は結構な雪がみっしり。しんせつなともだち、の親切が身にしみる季節ですよね。
 てぶくろ、はおはなしでやってみました。
 手袋にどんどん動物が入ってしまう不思議、おはなしできくと、なぜ?と一切考えないで、納得できる気がします。じっくり楽しむには、絵本の絵をすみからすみまで眺めてください。ああ、と納得できるポイントがたくさん。
 それから、おにさんに敬意を表しておにろく、を。
 絵本の時点で、ちょっと引いてる子もいました。で、実際にオニがはいってきたら…
 みらいあのオニのおかおは、かわいいんですけどね。やっぱり泣いてました。

みらいあ楽しい絵本午後の部

 2時から、2階の図書室で、おはなし会です。あれれ、午前中、豆まきのオニのお面作りに来てた、超器用なご兄弟がいます。午前のネタは使えないですねえ。じゃあ、全部変えましょう



 くまさんくまさん
 まめがはねた     手遊び
 そらまめくんのベッド  なかやみわ作   福音館書店
 しもばしらがたおれた 手遊び
 ついでにペロリ     おはなし     おはなしのろうそく  東京子ども図書館編
 いたずらこねこ     クック作     福音館書店
 ぴょーん         まつおかたつひで作  ポプラ社



 午前の部ではオニ、に敬意を表したので、午後では、まめ、に焦点をあててみました。
 手遊び、豆がはねた、は最後にぽーん、と大きくはじけるのが楽しいですね。
 そらまめくんのベッド、初めて、お子さんの前で読みました。
 とっても人気の絵本ですが、そらまめくんも、のんたんみたいに、みんなに貸すの、最初はいやなんだね。
 最近は、大人の中で大きくなる時間が多いから、自分のものは、自分のもの、なのかもね。
 その昔は、大人だって、牛乳だのお味噌だの、あ、足りないっていうときは、お隣で借りたものですが。コンビニのある今は、お金払うことはあっても、お隣へちょっと「ねえ、パン粉貸して?」なんてことないのかもしれませんね。
 とぴぱらは、まだお互いに貸し借りしてた世代ですが。
 先輩には、お客さんくるお宅に、湯沸かし器はずして貸してた方もいましたよ…ガス器具の扱いとしてはやっちゃいけないのでは…

 ついでにペロリで、ネコがつぎつぎと人を飲み込むのが怖くなったお友達もいたので、かわいい(?)ネコのおはなしをつづけました。
 いたずらこねこ、はスリルとサスペンスを味わうには、どうしても、待ってもらわないとだめなお話ですが、今日のお子さんたちは、みんなじーっと聞いてくれました。楽しかったです。最後は「ぴょーん」でみんな豆のように跳ねてました。

 まあ、とても充実した、とら、とら、とら、のトリプルおはなし会でした。
 2月も元気に、みなさんとおはなし楽しめたらいいなと思います。
 立春とは名ばかりの、雪どっさりの最近ですが、みなさま、風邪ひかないように、元気に雪遊びしてください。

            

とら一号おはなし会 

January 21 [Thu], 2010, 20:56

とら年おはなし会 第一号

              

 新年、おはなし初めでした。
 久々で楽しかったので、ちょっとご報告です。

まず、T小学校で、朝の読書の時間、1年生全員にお話会です。

1、はなをくんくん  ルース・クラウス文 マーク・シーモント絵 福音館書店
2、手遊び いちにとさん
3、北風に会いにいった少年 おはなしのろうそく13 東京子ども図書館
4、だるまさんが   かがくいひろし   ブロンズ新社


1年生、しっかりしてきましたね。もうすぐ、後輩くるんだもんね。一年って早いなあ。
今朝は、大寒なのに、9度の予想の暖かな日でしたので、春を待つ話から読んでみました。
みなさん、「くんくん」の繰り返しで、うれしそうに、けらけら笑い声が。やっぱり、春はなんとなくうれしいですよね。

手遊びは、だいぶ上手になりました。そろそろ、違うバージョンもできるようになるかな。

 すばなしは、暮れに児童センターでやったのを、しっかり覚えていた子が、あとでこっそり「どうしておんなじの、やるの?」と聞いてきました。おばさんの持ち話も、無限にあるわけじゃないんだよ。冬のお話っていうと、限られるしね。
 それに、小さい人数で聞くときと、大集団で聞くときって、なんとなく違う気がする。
 大集団だと、なんか、聞き手の方が強くて、場をひっぱる空気の流れみたいのができるっていうか、聞き手にひっぱられてお話がつむぎ出されていく感じが強くします。
 小さい人数のときは、ものすごく、ここだけの、秘密のおはなしっていう感じで、それはそれで、とてもすてきですが。

 この学年は聞き上手で、今日も、とても集中して、すっかり北風の国まで一緒に行く子がたくさんいました。

 ラストは、お正月ですし、だるまさん。だるまさんは、高学年でも、大人でも、もちろん、ようちえんでも、それより小さくても、とにかく万人にうけてる不思議な本です。

                    
 
 児童センターおはなし会

 今日は、雪国防災訓練の日。みんな集団下校なので、珍しく1、2年以外の聞き手も来てくれてます。
 こちらも、今年になって初めてですから、気合い、入れて、長いお話もしてみましょう。
 トラ年ですからね。では、大物いきます。

1、とりのふゆ  菅原たくや作 ひかりのくに
2、おもちのきもち  かがくいひろし作  講談社
3、金剛山のトラ  ネギをうえた人  岩波少年文庫


絵本を二つ。「とりのふゆ」は、児童会館でししょさんにお勧めされました。これ、おもしろいです。とりが冬のさなか、まるでえさがなくて、探してるうちに、クリスマスケーキをみつけ、しのびこんで食べてしまう!でも女の子が泣いたので、弁償することに…
とりたちの妙に生真面目なところと、ずうずうしさが不思議な…
惜しむらくは、これはクリスマスの話だったな。

2冊目は「おもちのきもち」ぺったんぺったん、散々頭をたたかれたお餅が、この上食べられてなるものか、とにょーっと足をだして、逃げt出してしまいました。途中でおなかがすいてきたお餅は、自分を食べてみると…シュールで不思議で、おいしそうな、1月にはぴったりの話。

 そして、トラ年、メインはながいお話。朝鮮半島の民話です。

 最初に、長いぞ、とご忠告。15分はたっぷりかかるかも。

 でも、この話、実はとてもミラクルなのです。その昔、おはなしの勉強会としらず、話し方教室みたいのかと思って、高島易学かなんかのアドバイザーみたいな男性の方が、間違って参加したことがあったのです。その時に、この話をしたら、だんだん身を乗り出して、おわったとたん「いや、おもしろいっすなあ」と感心したように、おっしゃったことがありました。
 どうも、とくに男の子が、年齢にかかわりなく、吸い込まれる話です。

 さて、今日は…
 すごく、みなさん入り込んできいてくれました。
 なんか、瞬きもしないで…という形容詞がぴったりな感じ。いつもだと、児童センターでは、みんなリラックスしてるから、集中もそれほどではないのですが、今日はちょっとすばらしかったです。
 途中から入ってきた子は、いつもだと、お話に入り込めないでいるのですが、あまりに、もとからいる方たちが集中してたので、そのまますうっと入ってしまいました。
 また、一人だけ、もう帰る、と外へ出た子がいたときも、だれもそっちを見てない感じでしたね。

 
 私も話してて、とっても楽しかったです。今年もみなさんにいっぱいお話きいてもらえる年にしたいですね。
 改めて、みなさま、本年もよろしくお願いいたします。

                    

あけまして おはなしでございます 

January 11 [Mon], 2010, 17:33
新年、あけましておめでとうございます 

                    

新しい年です。今年もたくさん、おはなし聞いたり、聞いてもらったりしよう。
 ということで、とぴぱらのお年玉。
 新年、すがすがしい気分で聞く、おすすめのおはなし紹介です。


金剛山のトラ(約18分)「ネギをうえた人」 岩波少年文庫


 
 寅年といったら、これですね!
 天才的な猟師が、人間をねらうトラを退治にでかけます。自信満々でしたが、トラにやられてしまいました。その息子は、父親ゆずりの天才にますます磨きをかけ、ついに、鉄砲で4キロ先から、針の穴だけを落とす腕前に。
 猟師の息子に出される、信じられないくらいの課題。それを次々クリアして、行く先々でトラをしとめたものの、ついには、おおトラに飲み込まれ…
 手に汗にぎる展開と、猟師の息子の前に現れるトラ、トラ、トラ。トラのおなかの中で出会う美しい娘、トラの腹痛を治す熊の医者、こんなにどきどきわくわくが連続の物語も珍しいです。新年、このおはなしからお聞き初め、いいかも。今年もいいことたくさんありますように。

                     

エパミナンダス(約6分)おはなしのろうそく1 東京こども図書館編


 初笑いは、オーソドックスかもしれませんが、こんなお話はいかが?
 おばさんにもらったケーキを握り締めて持ってかえって叱られたエパミナンダス、ケーキを頭にのせてこい、といわれ、暑い日にバターを頭に載せてバターだらけになり、水でひやして包め、といわれたら、子犬を水にひたして包み、地面を引いて来い、といわれたので、焼きたてパンを…次々とんちんかんなことを続けるエパミナンダス。エパミナンダスのおっかちゃんは、困ってますが、聞いてるひとはみな、大笑い。笑って新年を過ごしましょう。

                   


北風にあいにいった男の子(約10分)「子どもに語る北欧の昔話」 こぐま社



 まずしい男の子が、食べ物小屋から粉を運ぶたび、北風が吹いて粉が飛ばされてしまいます。腹をたてた男の子は、粉に見合うだけのものを北風から取り戻そうと、旅に出ました。
 吹き飛ばしてしまった粉を集めるのは、さすがの北風にも無理。そこで北風は、男の子に「テーブルかけよひろがれ、ありとあらゆるごちそうをだせ」と言うと、ご馳走が並ぶ不思議なテーブルかけをくれます。
 ところが、せっかくのテーブルかけは、途中の宿屋の主人にすりかえられてしまいました。
 そうとは気づかず、北風に文句を言いに行った男の子。
 北風は金貨をはきだす子羊をくれました。ところがところが、またもや宿屋の主人は…
 男の子は、北風に、ちゃんと粉の代わりのものをもらえるでしょうか。そして、宿屋の主人に盗られた宝物は?


                    

ねこのお客(約18分)「ねこのお客」ルース・エインズワース作 岩波少年文庫



 一人暮らしのおじいさん。寒い日のたった一つの楽しみは、一週間に一度、おいしい肉を食べ、たっぷりしたミルクを飲み、パンを食べる土曜日の夜。
 ところが、その楽しい土曜日に、一匹のネコがやってきた。
 寒そうに震えるネコのため、ありったけの薪を燃やしたおじいさんは、飢えに突き動かされたかのようなネコの鳴き声に、次々と、パン、ミルク、肉と、とっときのごちそうまで出してしまいます。たった一つ、残しておいた骨さえも、ネコにやり、薪も燃やし尽くしたおじいさん。
 すきっぱらでベッドでこごえたまま眠ろうとすると…
 静かな冬の夜は、魔法のきく夜。不思議な不思議な物語です。


                    

 今年も、たくさんのおはなしを、いろんな方たちに楽しんでいただけたらうれしいです。
 今年も、どこかでであうであろう皆様、よろしくお願いいたします。
 皆様にとって、とてもとてもすてきな年でありますように。

                                    おはなしのとぴぱら 


冬は長い本を読もうかな… 

December 24 [Thu], 2009, 18:33
冬、長い本に挑戦!

                               


 本を読むなら、長いほうが、いい!という人もこの世の中には数多いです。では、長い本のファンのために、とぴぱらのおすすめです。

                              

オオカミに冬なし リュートゲン作 中野重治訳 岩波書店

 
 冬といっても雪が早かったり、暖冬だったり。 地球はとてもデリケート、ちょっとしたことで、ものすごく早く雪と氷がやってくることがあります。そして、北の海に、船ごと氷に閉じ込められてしまうことも…
 ある年、とても早い氷のため、北の海に閉じ込められてしまった船。
 船には冬を越す食料はない。
 海からは近づけない、もちろん、空からも。大量の食料を運ぶ手段がまったく閉ざされている中で、一人の男が、おどろくべきアイデアを出します。それは、北の大地にいるトナカイの群れを、そのまま船の近くまでおっていく、というアイデアでした。
 しかし、何十人もの男が冬を越すための大量のトナカイの群れを、操れるのは?
 閉ざされた大地、望みのない旅、この企てに成功の見込みは?
 はらはらしながらも、まるで北の大地を自分が旅してるような、雄大な風景が目に浮かぶ一冊です。


                       

ニワトリ号一番乗り ジョン・メンスフィールド作 木島平治郎訳 福音館書店

 イギリスは紅茶の国。優雅なティータイムは女の子の憧れですね。でも、お茶の葉ができるのはインド。そこからイギリスまで、地球を一回りする大旅行があるのです。そして、当時のイギリスでは、一番早くお茶の葉をもってきた船には、大きな栄誉と報奨金がでました。
 ある年、インドへ一番茶の競争に出た船、他の船と抜きつ抜かれつしながら進む、海の真ん中。突然、船が傾き、沈没してしまいます。ボートにのってなんとか助かった一団の船乗りたち。しかし、このボートは、水がなかった。なぜなら、欲に目がくらんだ一部の水夫が水の代わりにウイスキーの樽を救い出してしまったからでした。
 そのうち、ボートは、海で漂う、一隻の帆船を発見します。幽霊船のように、人を乗せずにただよう船、これは一体?
 ミステリーのように、次々起こる事件を解決しながら、はたして、今年の一番乗りになるのは、どの船?
 読み終わると、実に爽快。

                      

王のしるし ローズマリー・サトクリフ作  猪熊葉子訳 岩波書店

 
 マニアには有名なローズマリーサトクリフの歴史小説シリーズの一冊。
 剣闘士という、命の奪い合いを見世物とする奴隷の少年フィドルス、ついに勝ち残って、剣闘士を辞め、自由の身になります。
ところが、その晩、また新たな罠がフィドルスを襲いました。ある部族の王が反対勢力の魔術師によって、目を潰された、その替え玉となれというのです。
 王マイダーとなり、戦車のり、部族の闘いに赴き、それまでとまったく違った生活をしながらも、次第にまるでほんものの馬族の王となっていくフィドルス…そして、ついに、その馬族を守るには自分の命そのものを差し出す…そのとき、結婚したマーナには、子どもが宿っていた…
 
 サトクリフの歴史物語は、どれもすばらしくて、読み終わると、自分が日本の自分の部屋にいるのがふしぎなほど、昔のブリテンにとっぷり溶け込んでしまいます。
 私が一番好きなのは、「運命の騎士」。主人公のランダル、ベービスは、まるでジャニーズがドラマやってるみたいにかっこいいですが、一番かっこいいのは、竪琴弾きのエルルアン。闘いで先頭走る騎士の大将の横を、馬で走りながら、竪琴弾いて歌うんだよ…。


                       


めざめれば魔女   マーガレット・マーヒー作 清水真砂子訳 岩波書店


 地球規模的なや、大きな歴史の流れも、長い本ですが、自分の中を旅するのも、長い旅になることもありますね。
 ローラはある日、前触れを感じます。何かが起こる…はたして、弟のジャッコが、なんでもない雑貨やの中で、主人に扮していた妖魔に精気を吸い取られてしまった…。日に日に弱るジャッコのため、ローラは自分でできることをしようと決心する。しかしその変身には、大きな危険が伴う。ローラは上級生のソリーとその母、祖母の助けで、魔女への変身の道を選ぶ。ソリーは男の子なのに、実は魔女だったのだ…
 少女なのに、大人。男の子なのに、魔女。
 この世界は見えてるところだけの、わかりやすい一枚板ではありません。一つ扉をあけると、いくつもの闇が口をあけています。
 ローラはジャッコを助けられるのか?そして、ソリーとローラは?
 今いる場所からの変身も大人になる変身もいつも命がけの長い旅

                     


えんの松原    伊藤遊作  福音館書店


 日本のお話もご紹介しましょう。
 これも、男の子なのに、女の子、そして人間なのに霊…
 たぶん、平安時代、男の子なのに、女の子の身なりで、はたらく音羽がいた。身寄りがなく、内裏で働く親族の老婆を頼ってきたものの、女童に変装して暮らすほかなかったのだ。そこで出合ったのが次期天皇となる東宮の憲平。仲良くなった音羽は、怨霊に取り付かれ、誰もが死を確信する憲平を救おうと、都に封印されたかのように、不気味に残る松林、えんの松原に踏み込んでいく…飼いならしたすずめの風貴や、おもいがけなくも、老婆伴内侍に助けられ、わけあって封じられた怨霊とであった音羽は、それが小さな女の子であるのに驚く。怨霊の正体とは…


                                

 外が寒いこの季節、部屋にいながら心の中でおおいに冒険できる季節です。
 どうぞ、すきな場所、好きな時代に、心を飛ばして、たのしい時間をすごしてくださいね。

本を読むってなにかしら 

December 01 [Tue], 2009, 17:05
                       
  本を読むこと


 先日、小学校で「読書の楽しみ方」というような授業に入れてもらいました。
 朝の読書を楽しむには、どうしたら、いいか、図書室をもっと利用するには、どうしたらいいか、というような議題で、みんながいろいろ話し合う、という授業がありました。

 その中で、どんなときに、本が楽しく読めないか、という質問に応えて「難しい字があったとき」「よくわからない文があったとき」などという意見がでました。

 そこで、とぴぱらのアドバイス。

1、本はすべて読まなくていいです。わからない言葉はとばしましょう。わからない文もとばしましょう。ずうっと先を読んでみて、まだおもしろいようだったら、読み続けます。そうでなかったら、読むのはやめます。

2、本の一部でも、ほんの2行でも、気に入った文があったら、それはお気に入りの本です。最後まで読み通す本、一部だけ大好きな本、どちらもお気に入りです。

3、おもしろい、と思うところだけ読みましょう。つまらない本を無理して読み続ける必要はありません。それは、時期が悪い(大きくなって読める本)か、作者と気が合わない(あなたがおもしろい、と思うことと違うことが面白いタイプ)。



 例えばハリーポッターの読み方。

                      


 おもしろいところ、どこだと思います?始めの部分がおもしろい人はかなりまれ。特に小学校低学年では。
 そこで、ホグワーツ入学から読む。組み分け帽子からがいいと思います。そして、おもしろかったら、先まで読んで、ラストにきたら、始めに戻りましょう。
 ホグワーツから読んでも、おもしろくない場合は?
 あなたにハリーポッターは向きません。もっとおもしろい本を探してください。


                     



 難しいところはとばす。最後まで読まない。
 これを言ったときの、3年生の声
「えええええ〜〜〜〜!」

 楽しみで読む本は、国語の時間とは違うのです。音楽だって、笛のテストでもあれば別だけど、普通は一音一音なんて聞かないでしょ?読書もおんなじ。もっともっと、好きなように読みましょう。

とても本の好きな、よく図書室で会う男の子の一言。
「今日は、新しい本の読み方を知った!」

それはよかった。みんな、どんどん、自分の好きな本読んでね。
もちろん、端から端まで、ずーっと読みたい人は、そうやって読んでね。自分の好きなように読むのが、正しい本の楽しみ方

おまけ
図書室から、こんなの読んだ?と持ってきた本

 だめよデイビッド    デイビッド・シャノン作  評論社

    

 クリスマス       芳賀日出男作  小峰書店


 かんがえるカエルくん  いわむらかずお作

    


 外国の小学校    たくさんのふしぎ   福音館書店


 町かどのジム    エリナー・ファージョン作  学研

    


 しまうまだって    斉藤洋


 なぞなぞのすきな女の子   松岡享子  学研


 ノンビリすいぞくかん  長新太作


 なん者ひなたまる 黒潮がくれの術    斉藤洋  あかね書房


 言葉はひろがる    たくさんのふしぎ   福音館書店


 干し柿       西村豊作     あかね書房



図書館には、本がない、といったみなさんのために、ちょっと目に付いたのをもって行きました。結構、読みたい、と言ってくれる子が多いです。見つからない、という悩みは私もお手伝いできるかな。本が嫌い、というのはお手伝いできないかも。そういう子は、本読む時間を何か自分の役に立つことにあててくださいね。うんと好きなこと、スポーツでもなんでも、できてくると、ルールブック読んだり、スポーツ選手の伝記よんだり、また新しい本と仲良しになれる方法が出てくるからね。そしたら、本探し、手伝います。

                      

Y小学校のおはなし会 

November 24 [Tue], 2009, 22:10
                    
男鹿Y小学校で その1

                                        

 今日は、はるばる(といっても、秋田市まで25分でやってくる友達が運転してくれるので、安心、安心)の男鹿半島の入り口、Y小学校でおはなし会させてもらいました。      

 1年生から4年生まで。でも、3年生は学級閉鎖でいなくて残念。

 さて、1年から4年まで。結構幅ありますよね。中学1年から高校1年までの4年間の方が、まだ差がないかもしれない。
 なにしろ、半年前まで幼稚園だった人たちから、ティーンズに突入した人までですからね。

なので、今日はごちゃまぜプログラムだな。

小春日和のあったかな陽射しがガラス越しに入る、明るい図書室で、みなさん待っててくれました。

 さあ、どうしましょう。とりあえず、頭使うには、手先をつかって、頭の血流をよくしましょうね。まずは、手遊び。

               

 「一、二、三」「いち、に、さんまのしっぽ」
 
 甘くみてると、結構むずかしいんだよね。
 ついでに、そばだんご、もやってみました。そば団子、ちゃんと数えられました。


「そ〜ばだんご、そばだんご。こねてまるめて、そばだんご。
そばだん1、そばだん4、1と4とでそばだんご
そばだん2、そばだん3、2と3とでそばだんご
    ・
    ・
そばだん5、そばだん5、5と5とでそばまんじゅう」


                      

1年生とても熱心。2年生4年生は余裕で楽しんでます。

では、まず、今の旬の絵本から

「だるまさんが」  かがくいひろし作 ブロンズ新社


知ってる、と言った1年生の子が一番楽しんでくれました。一番すきなところはやっぱり「ぷ」だよね。

次は、お話を一つ。ちょうど栗の時期ですし、秋田ですし、これですね。

「三枚のおふだ」 おはなしのろうそく5 東京子ども図書館編

 どうして、こんなに一生懸命に聞くんだろう、というくらい、みんな真剣。和尚様の言うことをきかず栗拾いにいき、山の奥の鬼ばばの家に入ってしまった小僧さん。和尚さんにもたされた3枚のお札を次々使って、なんとか山のお寺まで逃げ戻ります。
 それからは、和尚さんと鬼婆の一騎打ち。
 ばけくらべをもちかけた和尚さんは、鬼婆の実力にたじたじとなりながらも、知恵をめぐらせ、ついに鬼婆に勝ちます。
 日本のあちこちに、このおはなしはありますが、この語りのテキストにでてくるお話には、「雄物川より大きな川がのんノンと流れはじめ」ます。秋田ですよね。

 しーんとしたみなさん、おわって、ふうーっとしているので、もう一冊、ふうーっと気の抜ける絵本です。
 も一つ、かがくいひろしさん。

「みみかきめいじん」 かがくいひろし作 講談社


 みみかきめいじんのひょう・うーたん先生とひょうすけのみみかき診療所。ゾウさんは気持ちよくてとろとろ〜、うさぎさんくるくる〜そして透明人間さん「はっくしょん」!一瞬見えたその姿は…
 どこが好きって、うさぎの団体さん用に、みみかき草100本持ったひょうすけが「前が見えません」とよろよろしてるとうーたん先生一言「わしもひょうすけがみえん…」、そりゃそーでしょうけど…

 ここで、ずっとお話きくのも大変なので、本の紹介。この本たち、タネを明かせば、私がこないだブックオフに行って100円本からセレクトしてきた本たちです。なにせ1年から4年、ほとんど何でもあり、です。

                    


おさるのまいにち   いとうひろし作 講談社


子ぎつねヘレンがのこしたもの   竹田津実作 偕成社

 
あのね、わたしのたからものはね  ユードリー作 偕成社

ペンギンじるしれいぞうこ      竹下文子作  金の星社


二分間の冒険             岡田淳作   偕成社

町かどのジム             ファージョン作 松岡享子訳  学研


グレイラビットのおはなし      アリソン・アトリー作 石井桃子訳     岩波少年文庫

かみさまへのてがみ        谷川俊太郎訳  サンリオ出版


なかよし取扱説明書        きたやまようこ作 理論社



あとは、自分のネタ本から


ふしぎいっぱいへび       アレクサンドル・パーソンズ著 BL出版
クラゲのふしぎびっくり話    かこさとし作  小峰書店
サヤエンドウじいさん      矢崎源九郎編  日本標準




そして、ラストは、サヤエンドウじいさん、の本の紹介がてら、ポーランドの昔話サヤエンドウじいさんを聞いてもらいました。

「サヤエンドウじいさん」ポーランドの昔話

うそつきのイェージーおじいさんが、魔法使いのサヤエンドウじいさんを呼び出した。もううそをつかないなら、幸せにしてやるというのに、イェージーおじいさんは、火の中に飛び込めるとか、息をとめられるとか、うそばかりついて、いつもやっかいな事に。おまけに大事な食料のモチをこっそりくすねて。「助けてやるから、正直に言いなさい。モチを食べたね?うそをついたね?」と言われても、いつも頑固に「わしはモチなど知らん。うそをついたこともない」とうそばっかり。そのたびに、深いため息をついてはイェージーおじいさんを助けるサヤエンドウじいさん。でもとうとう、王様もだましたイェージーじいさんは、ついに首をはねられそうになり…

                                          

 お部屋は昼近くで、ぽかぽかぽか。長いこといろんな本のことを聞いたお子さんたちは、かなりもうろう、聞いてない?とおもいきや、確かにそんな子もちらほら、でも、じいっと聞き入ってくれたお子さんもたくさん。
 何度でもうそをついて、でも、助けてもらえるこのおはなし、2,3年生くらいに大人気です。
 みんなのところにも、さやえんどうじいさん、来るといいね。

 というわけで、1年生もいたのに、まるまる1時間近い、ながいながいとぴぱらのおはなし会、は終わったのです。ながいこと、きいてくれて、ほんとうにありがとうございました。

                                            

いい絵本、いい子どもの本ってなにかしら 

November 10 [Tue], 2009, 13:17
いい絵本、いい子どもの本って何かしら。

                         

 最近、まじめに子どもの本のことを考えなくちゃならないはめに、たびたび追い込まれ、うーん、いいことって大変、と思う日々です。
 おはなし、はいいんです。今、この時間、この方たちにできる話は、これしかない!っていう状態ですから、バリエーションもへったくれもなく、これ、やります!という決断ができる。でも、今ここにふさわしい絵本って、無限に選べる。なぜ、この絵本?という質問がよりシビアになってしまうんですよね。

                                      

 どこへ行っても、子どもが本を読むことは、すばらしい、必要だ、将来に役立つ、と誰もが言ってる…ような気がします。
 でも、子どもってすばらしいから、どんなことも、ちゃんと自分の栄養にしてしまうんじゃないでしょうか。
 漫画だって、ゲームだって、お笑いだって。スポーツだって、労働だって、仕事だって。
 結局、すばらしいのは、子どもの持つエネルギーとか、感情とか、そっちのほうで、何かが役に立ったからすばらしい、じゃなくて、何でも役に立ててしまう子どもはすばらしい、ってことじゃないかなあ。

 うーん、わかりにくいですよね。
 では、こういう話はいかが?

                          

 私が小学生のとき、うちの父が言いました「本を読みなさい、小説をたくさん読みなさい。おとうさんがおまえくらいのときは、小説読んだら、頭が腐ると言われたが、小説からいろんなものを教わった。だから、小説を読みなさい。マンガじゃなくて。」 

 私が母親になったとき、私は言いました。「本を読みなさい。マンガでもいいから(マンガを、と言い切るほどマンガの世界に染まらなかったなあ)読みなさい。おかあさんが小さいころは、マンガ読むなら小説を読めっていわれたけど、小説だけじゃなくて、いいマンガもあるから、せめてマンガ読みなさい。ゲームじゃなくて。」

 もしかしたら、娘たちは、言うかもしれない。「ゲームにしなさい。おかあさんが小さい頃はゲームなんかしないで、本を読みなさいっていわれたけど、せめてゲームにしなさい。○○じゃなくて。」


 その時代にあった表現、というものは、あるような気がします。私が小さい頃は、テレビドラマだって、飢餓海峡とか、結構重い感じでしたけど、いまのドラマって、マンガ原作がものすごく多い。それは、今の人が軽くなった、のではなくて、今の時代に、一層あってるものが、マンガ原作に多いってことなんだろうと思います。

 だから、今から更に時代が進んだら、きっと、新しい表現が今の本の領域に一部はとってかわるかもしれない。

 古くからあるもの、それは確かに、何人もの人の価値観を経てつながってるから、たしかに、いいものであることは多いです。
 でも、今あるもの、今しか意味のないものについては、今一番若い人、小さい人がもっとも詳しいし、目利きです。
 一時代前の価値観で今を計ることは、ユニクロでソックスかうのに何文ですか?と聞くくらい見当はずれかもしれない。(わかる?昔文ってサイズがあったんだよ。足袋とか。昔、プロレスラーで16文キックってのがあったけど、あれも足のサイズだよ…って知らないかもなあ)

 本を読むことは普遍的にすばらしい、古くから伝えられたものをじっくり読むのは、文句なくすばらしい。それはもっともですが、同じくらい、今の表現を楽しむことも、すばらしいんじゃないかしら。そして、普遍的なものは、時代を超えて共有できるけど、今、のものは、今、まさに旬の人しか、わからないかもしれない。

 私はもう、大人の休日クラブにも入れるくらいだから、その前の時代のこと、そして、普遍的につながってきたものなら、詳しい。私が子どもの時代には、それこそ、ちいさいおうち、や、岩波子どもの本が全盛でした。その時代については、私にとって、子ども時代という特殊な枠ですから、より気持ちの入る時代です。でも、今のもの、については、私も、ようやく絵本を楽しむようになった赤ちゃんも一緒。そして、たぶん、赤ちゃんたちの方が、はるかにセンスは優れている。

 そのことを忘れないように、みんなが楽しい絵本、という大変なものを選ぶときに、それが、自分の単なる好き嫌いにならないように、気をつけなくては、と思います。


                                           


 

森のおはなし会10月 

October 29 [Thu], 2009, 20:38
森のおはなし会 10月

                                      
 今回の森は、いつものクリプトンじゃなくて、中央公園でした。
 中央公園って、こんなに広かったんですね。いつもは、空港にいくときにそばを通過するだけで、ゆっくり中を歩くなんて、今は大学生の娘が幼稚園の遠足で行ったとき以来かもしれない。

 とてもいいお天気。       
 風は少し冷たいですが、空は気持ちいいし、お日様きらきら。トンボがとんでます。飛行機も飛んでます。中央公園は空港にとても近いので、離陸、着陸する飛行機がとても近くに見えました。

 日ごろ、家の中ばかりで過ごしているので、少し油断して、薄着できたら、結構、寒いですね。あれ、長靴の用意してる。そんなに深いぬかるみがあるのですか?
 あれ、靴下のお子もいる。出掛けに忙しくて、靴を履かせるのを忘れて車に乗ってしまった…よくある、よくある。
 
 余談ですが、乗り物で、座席に座ったり立ったりするときに靴を脱がせて、ちょっと、そのへんにおいておくと、そのまま、下車することって意外と多いですよ。
 とぴぱらは、その当時、靴カバーつかいました。靴は脱がせないで、靴の上から、ビニール素材の、まあちょうどいい大きさの袋ですよね、それを必要に応じて、すぽっと靴にかぶせます。
 これは、よかったですよ。靴と当人が離れないので、なくすことが少なくなりました。それに、どろんこ遊びとかで、ぐちょぐちょになったときも、靴カバーさえしたら、ひょいって抱っこできますし。

 その辺のビニール素材のもの、エコバッグでも、使えなくなった100円のかさのビニールでも、それを巾着の形にするか、まあるく縫って、ゴムいれるか、したら、簡単にできあがり、お勧めかも。

 今日も、いろんなミミズや虫やきのこにご挨拶して、おべんとうも食べて、さておはなし会。

 今日は、風邪がはやってて、ちょっと少ないので、いろいろ手遊び、わらべ歌なんかもやってみましょう。
先日わらべ歌の勉強会が明徳館でありまして、そこで教わったのを一つ。

 「ぼうず、ぼうず、かわいときゃ かわいけど、にくいときゃ ぺしょー…」

 頭をなでてなでて、最後のぺしょーでおなかを押さえます。ぺしょーってへそ、ですかね。親子でおへそとおへそ合わせてもいいですね。お鼻なんかちょっとつまんだりしても。これを3回繰り返すと、どんなに、わが子の振る舞いに腹立ててるときも、あーかわいい、って思えますよ。

 次は、先日やっぱり河辺の図書館でおそわったわらべ歌の一つを
「あ〜らって あらって くるりとせ。 ゆ〜すいで ゆすいで くるりとせ。
し〜ぼって しぼって くるりとせ。 ほ〜して ほして くるりとせ。
た〜たんで たたんで くるりとせ。 たんすにしまいましょう!」


あらうときは、向かい合って手をつないで、ゆすりながら。ゆすいでは、おおきく振って。しぼって、で腕と腕を交差させて、干すときは、お子さんを抱えて、高い高いみたいに。たたむのは、お互いの手の平をたたいて。最後は、おかあさんがぎゅ〜。

 文字で書くとむずかしいですね。一回見ると、すごく簡単なんですけど。
 覚えたいという方は、どうぞ、おはなし会に来てみてくださいな。

 さて、お話です。今日はお天気もいいし、外を散歩したある仲良したちのお話。

「りすとてぶくろと針」(子どもに語る北欧の昔話 こぐま社 より)


 あるところに、りす、とてぶくろ、と針が、仲良く一緒に住んでいました。ええ〜?そう。リスはともかく、手袋と針って?
 さて、その3人、毎日森にお散歩に行きます。そして見つけたものとは?


 まるで森のようちえんのみなさんみたいですよね。一生懸命さがしてると、森はいいものをお土産にくれるみたい。

 では、次は初めて、創作童話から。ちなみに、昔話は、それこそ何百年もかけて、何百人もの語り手がずっと伝えてきた話なので、なんというか、みんなで作った普遍性の高い芸術みたいなところがありますが、創作は、その個人が自分のオリジナリティでお話を作り上げるもの、すごく変わったのや、個性的なものがあります。アンデルセンなんかも、創作ですね。
 好き好きですが、昔話の方が、合う人は多いので、ちょっと冒険。

「ゾウのピクニック」(ふしぎなレンズ リチャード・ヒューズ作 岩波少年文庫 より)

 なかよしのゾウとカンガルーがピクニックに行きました。そこでなべの中にいれてぐつぐつ煮たのは一つのやかん。なぜやかんを煮たのでしょう?それは食べるためですとも。やかんは、一日煮られて、さあ、どうなったでしょう?

 これは、大人はとても疑問符だらけの話で「あれは、何を食べたんです?」とか「あの話は何の寓意ですか」とか、納得できない人が多いのですが、このへんてこりんな話を、小さい聞き手の方たちは、なんの疑問ももたず、すとん、と胸に落とすのです。ほんとに、すごいのね。なんでもあり、のこの許容量の大きさ、多様さ。これこそ、小さいうちだけの神様からのプレゼントの一つかも。これから、どんな環境で育つことになっても、まるごと受け入れられる、懐の広さは、小さい人たち特有なものかもしれないですよね。かえって、功成り名遂げると、それ以上何も受け入れられなくなるのかな。

 最後は、そろそろ季節も進んで、いよいよ虫の声も盛んになってきたので、こないだの「虫かご」の手遊びでおしまい。
 今日もいいおはなし会でした。みなさま、聞いてくれてありがとう

                               

外でパワフルおはなし会 

October 16 [Fri], 2009, 22:55
ミニ運動会とおはなし会

                       

 いいお天気です。朝晩、気温は低くなりましたが、昼間はおひさまに照らされてると、あったかすぎるくらいです。
 10月15日は、いつも朝のおはなし会でお邪魔してる小学校の児童センターで、ミニ運動会がありました。
 120人くらいが申し込んでるので、結構大変。日ごろお世話になってるT小では、児童センターの行事でお手伝いするクラブに入ってますので、今日は、張り切って競技の手助けを。

           

 種目は、障害物競走、リレー、綱引き、パンくい競争。

障害物競走では、なわとび、フラフープなどを使うので、1グループ走るたびに、ぶっとんだ縄跳びをかき集め、ちゃんと並べなくてはなりません。が。日ごろの運動不足がたたって、子どもがだあーっと駆け抜けたあと、あちこち散らばった縄跳びを拾い、からまないようにきちんと並べ、それからあわててコースの外へでると、もう次の子がだあーっとかけてきます。だんだん疲れてぜーぜーいいながら、腰をかがめてると、まだ縄跳びを拾い集めてないのに、もう、次の子が走ってる!ついに、コースに取り残されて、わあああっと走ってくる子たちをしゃがんでよけたりして。

 なんだかんだと、ぜいぜいしてるうち、休憩タイム。
 休憩には、お手伝いクラブから差し入れで、小さいサイズの缶ジュースがでます。このジュースをとても楽しみにしてる子たちがいます。うちでは炭酸のまない、という子も、結構ファンタに挑戦したりして。

 で、その休憩タイムにお話、するんです。かなり無謀でしょ? 観客は120人、外の土の上、聞き手の前にはジュース、そして…私は、聞き手から結構離れてます。外なのでマイク使うのですが、そのマイクの線が短い!

 去年はその上、となりの4階建ての建物が解体工事中で、がんがん音がしてました。
 それよりは、はるかにマシ。でも、普通のお話の集団とまったく違うのよね〜。
 
 さて、お話会。でも、やっぱり、ジュースの威力は大きいし、みんな走り回って、ハイテンション。
 用意してきた、ちょっとおしゃれなお話は、きっぱりすっきりひっこめて、ここはやっぱりおはなしの王道、昔話。

 ノルウェーの昔話から「ホットケーキ」

 「ホットケーキやホットケーキ、そんなにころころころがらず、ちょっととまってぱくっと一口、わたしにお前を食べさせておくれ」
と頼む、おじさん、メンドリ、オンドリ、アヒル、ガチョウ、などなどをかわして、ころころころころ、と逃げていくホットケーキ。


 どこでやっても、失敗しない話だけど、こんなに悪条件でも、なんか、真ん中あたりから、じわじわあっと聞いてる雰囲気。途中からけらけら笑い声も聞こえ、ラストのほうでは、「あ〜あ」「ぼく、知ってる」「ええええっ」など反応もばんばんときます。
 すごいなー。こんなときも、聞くんだね。おもしろいって大事だね。

 森のおはなし会のおかげで、外、お日様のしたでお話するのは、だいぶ慣れたけど、やっぱり100人以上の小学生の団体って迫力あるから、集中力は必要かもしれないです。でも、大勢で共有する瞬間ってほんとにすてき。

 今日も、おはなし聞いてくれて、ほんとにありがとう。ちなみに、最後のパンくい競争、メロンパン、ジャムパン、クリームパンの順に人気で、一番人気のないのはあんぱん。あんぱんまんは人気なのにね。

                
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  • 名前:      祥 −sachi−
  • 28年間 親子連れに親しまれてきたイトーヨーカドー子ども図書館が2008年10月26日に 閉館しました。

    2009年4月23日 秋田県立図書館にイトーヨーカドー子ども図書館の蔵書が寄贈されました!

    司書さんも県立図書館の職員となり、イトーヨーカドーの子ども図書館の機能の一部はこれからも続いていきます。

    このブログは、「祥」と「おはなしのとぴぱら」の共同管理ブログです。
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