2月のオーストラリアの、

June 16 [Thu], 2011, 19:37
Y君はすごく頑張ってるんだ。
いつも何も考えてないような顔して
ニコニコしてるだけだと思っていたけど、ぼやけてるのは私のほうでした。

人は留学に行く人をいつも羨ましがるけれど、それは失礼だと思った。
私もY君に「留学楽しそうでいいね!」と言ってしまっていた。
しかし心の中で、私は絶対行かないけどね、と付け加えて。

留学っていうのは楽しいものではなさそうだ。
確かに生の英語を聞いて体験して、話せるようになるためには有効だし必要だろうと考えていた。
でもその目的のためにどうして異文化の人の家に居候をして、迷惑をかけて
言葉の通じない学校へ行き、自分が外国人となって孤独な日々を送るのか、
だったら日本にいた方が安心じゃないか、

Y君のレポートを読んでから思えば、自分の考えの甘さが恥かしくなる。
安心・・・?
まだ16歳だというのに安心を求めるのは怠惰だ。
初対面で言葉が通じなくて、自分は孤独で無力で、慣れない生活スタイルや環境に悩み
家族の意味を問い、友人との関係に悩み、うまくいくかと思えばまた悩み
明確な答えは出ず、むしろ疑問は厚みをもって広がっていく。
こういうことは日本にいても、青年期の人間なら誰でも経験するんだろうけど、
きっと留学っていうのは、壁に自らぶつかっていくことなんだろうと思う。
もっともっと試練を課して、その先に成長があることを知っているから彼らは行くんだろうな。
私は勇気と行動力ある彼に頭を下げたい。
まずは去年の冬に言ったことを謝り、そして心から"おかえり"と言いたい。
それから1年間の言い切れない程の体験を少しずつ聞かせてもらいたい。


こんな陳腐な言葉が浮かんだ。
"若い今だからこそたくさん悩めばいいじゃないか"

あーY君が言っていた意味がやっとわかった気がした。
"君も今この高校生のうちに留学に行くべきだよ。"

確かに私にも留学という道はあったはず。
でも自分が今見知らぬ土地で英語でホストファミリーたちと話しているのを想像できない。
私もあれから今の高校に通うことで、苦しみながらも少しは成長したつもりでいる。
もちろんY君の世界の広がりに比べたら、ほんの小さなものかもしれないけれど・・・
私はこれからも高校に行く。勉強して大学に行く。
教育学部か医学部で人間そのものについて知りたい。
そして"人間"に関わる仕事で、もっと人とコミュニケーションをとりたい。
曖昧ではあるけれど、今の私の夢だ。

だからいまは勉強をして、いつかそう遠くないうちにY君の勧める留学に行きたい。

雪の降るころに、
あのワインレッドのコートのニコニコしたY君に会えるのを今から楽しみにしている。


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パーカッションを始めて2年目になります。


まだまだ初心者なので
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