July 09 [Tue], 2013, 0:03
声をなくしてから
今日で3日目

カウンセリング室に入りたわいのない話をした後

あの、記憶から完全に消えていた、あの男にされていた事よりも忌まわしいあの出来事を口に出そうとした時

声がでなくなった

喉の奥が詰まったような感覚

カウンセラーは焦ることなく筆談にしようと提案してくれ、紙とペンが目の前に置かれた

ペンを持つ手に力が入らず震えた

それでも伝えなくてはと、ペンを持つ手に力を入れた

あの出来事を書かなくてはいけないのに、
わたしが泣きじゃくりながら書いたのは


「お母さんにぬいぐるみをかってほしい」


…なんだこれは


それを見てカウンセラーが母親をカウンセリング室に呼び、わたしの書いたそれを見せ

今、彼女にはお母さんからの温もりが必要だと、ぬいぐるみが必要だと、母親に話していた


声がでなくなったのは初めてではない
これまでに何度もあった

日にちが経てば突然でるようになる事も経験上わかっている


でも…今回わたしは声がでるようになることを望んでいない

声がでたら、またわたしは泣き言を言ってしまう

あの出来事を話すことは絶対に出来ないのに、泣き言だけぶつけてしまう

困らせるだけだ


母親はふわふわのクマのぬいぐるみを買ってくれた

その日からわたしは一日中ほとんど寝ている
ぬいぐるみを抱きかかえて、何も考えることなくほとんど寝ている


現実逃避。
それでもわたしは幸せだ

このまま声がでることがないことを望んでいる

もし…でるようになっても、出ないふりをするかもしれない

わたしの声が出ないことで、周りに心配かけているのはわかっている


でもわたしはもう
ツライ
悲しい
苦しい
死にたい
たすけて
たすけて
たすけて


わたしにそんな事を言われた相手に、わたしを思ってくれてるのに何も出来ない歯がゆさを感じさせるのはもう嫌だ



だから私は声がでるようにならないことを望んでいる


そして

もう、人前では泣かない

わたしが笑っていると、みんな安心したように嬉しそうに目を細める


わたしが泣くと、みんなが悲しい顔をする


あの出来事を思い出してしまった今、

わたしは人前で泣いてはいけない、笑ってないといけない

何があったのかなんて、絶対に聞かれるようなことがあってはならない



大丈夫
わたしにはお母さんが買ってくれたふわふわのぬいぐるみがある。
プロフィール
  • プロフィール画像
  • アイコン画像 ニックネーム:NEST
  • アイコン画像 性別:女性
読者になる
2013年07月
« 前の月  |  次の月 »
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31
最新コメント
ヤプミー!一覧
読者になる
P R
カテゴリアーカイブ
http://yaplog.jp/8113/index1_0.rdf