反対側へ渡る

December 18 [Wed], 2013, 21:57
が、彼女が信号のところまで行き、反対側へ渡るのだろう、九十度向きを変え、私に横顔を見せたとき、う4「ああっ」と目をおおいたくなった。スパッツが細過ぎる。後ろからはわからなかったが、ま横になると、脚の線がもろに出てしまうのだ。ももひきそれは、スパッツというよりも、股引のラインであった。でっちりと下がった尻、「く」の字に前に出っばつた膝、たるんだふくらはぎ。そこには、歳月の積み重ねといおうか、おぶい紐で背負われ、畳の上で育ち、出産をし、しゃがんで風呂に火をつけて、雑巾がけをし、夕飯の買い物のたび重い荷物をさげて帰る、といむごった「日本人の一生」みたいなものが、酷いほどくっきりと現れていた。
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