for you

March 03 [Tue], 2009, 0:00
※はじめに


ここは、個人的に管理人ななが書いてみよう!
と、思った台本を載せております。

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鬼ごっこ

December 29 [Mon], 2008, 23:40
♂2♀2不問1

女♀黒い服を纏い、背中を覆いつくす黒髪を持つ20代の女性
男♂黒い服を纏い、女に尻敷かれる20代の男性
藤堂 櫂(トウドウ カイ)♂10代の少年
蒔田 唯(マキタ ユイ)♀10代の少女
N不問 ナレーション



N:学校の屋上。冷たく吹く風の中、少年と女が立っておりました。
  少年はブレザー姿と学生なのですが、女は違います。
  黒い服に背中を覆いつくす黒髪でした。


女:「はい、私は貴方を殺しに参りました。」

櫂:「俺は死にません、どう足掻いても。」

女:「どうして、そのようなことが言えるのでしょう。
  貴方には、そのようなことできる力量もない。」

櫂:「どう言われたとしても、俺は死にません。
    人を残して死ぬことなどできないんだ。」

女:「人?」

櫂:「ああ、一番大切な人だよ。この俺の中の世界で。」

女:「ほぅ。それは、もしや彼女のことですか。」



N:屋上へと続く階段の扉が開かれる。
  セーラー服を着た少女が立っている。そして、傍らには同じように黒い男が立っている。


女:「ご苦労だったな、私の下僕にしてはなかなかの行動だったぞ。」

男:「ふんっ、何が下僕だ。人をこき使いやがって。・・・くそ」

女:「そう嘆くな、お前の主人が使い物にならなくなってしまったのだから 仕方ないだろう?」

男:「それは、お前がやった行動だろう・・・くそ・・・こんな女に殺られちまうとは・・・情けない・・・」

女:「くすくすくす・・・お前のそういうところが、私は気に入っているのだ。全く不愉快なヤツだよ。」

男:「不愉快だと言うくせに、傍らに置いている貴様も馬鹿すぎると思うけれどな。」

女:「好きに言っていろ。」


N:女は愉快そうに笑いながら、男から視線を移し、櫂へ向き直った。


女:「どうだ、藤堂 櫂君。彼女が君の言ってた人かな?」

櫂:「唯・・・どうして、お前・・・・」

女:「そう、彼女は確か、蒔田 唯だったねぇ。」

櫂:「なんで、お前ら・・・こいつを・・・。」

女:「おやおや、そんな口の聞き方はいけないよ、全く最近の餓鬼は、、、苛つくねぇ。」



唯:「ごめんね、ごめんね。やっぱりね、あたしもね・・・・・・・・」


N:突然謝り、泣きそうな顔になる唯。しかし、次の言葉で一変した。


唯:「鬼ごっこの被害者には、なりたくなくなったの。
  あはははははっあははははは、ごめんね?」

男:「いやぁ、女ってやっぱり怖いもんだな・・・貴様に同情してやるよ。」

櫂:「女に尻敷かれてる男に言われたくねぇよ、どういうことだ!唯!」

男:「っ!」

N:男は怒りを抑えつつ、聞き流した。それを女はくつくつと笑っていた。


唯:「ふっなに?寝ぼけたことでも言うつもり?・・・また・・・好きとか言う戯言を?」

櫂:「ぇ・・・・」

女:「ほーぅ、そんなことを彼女に言ったのか。可哀相な少年だこと。」

櫂:「い・・・一体、なっ何が可哀相なんだ?!」

唯:「全てよ。人を信じるという、詰めの甘い行動を取ってしまった櫂くんが悪いのよ?」


N:唯は、再び笑い出した。

唯:「あはははははっあははははは。可笑しい、可笑し過ぎるわ。
   櫂くん、貴方って最高ね。本当に最高だわ・・・あはははははははははははは。」

櫂:「一体どういうことなんだよ・・・一体!!!」

男:「貴様は、あれだ。騙された可哀相な少年になっちまんだよ。
   この鬼ごっこのルールは、裏切りもよいのだ。きちんと説明書を読んだかな?少年。」

櫂:「そんなこと知ってるよ、知ってて当然だ。されたからな・・・
   だから、唯と一緒に裏切らないと約束を・・・」

唯:「だーかーらー、それが寝ぼけたことなのよ。
   なに?寝てないの?不眠症?櫂くん」

櫂:「ぇ・・・どういうことだよ・・・ま・・・まさか・・・裏ッ!!」

唯:「その通りよ、気付くのが遅いのね、全くダメな男だったわ。
   お姉様、早く殺ってもらえます?」

女:「えぇ、いいわ。殺ってあげる。後悔はないのね?」

唯:「そんなもの、全くないです。お願いしま・っ・・・!!」

N:唯が後悔はないとはっきり断定したとき、男が唯の背中から心臓に向け、刃物を突き刺した。
  刃物は唯の体を突き通し、心臓を貫いた。

唯:「がっは・・・。な・・・なんで・・・なんで・・・・どういう・・こ・・・とょ・・・・」

N:唯の体が前のめりに倒れる。支えていた両足ががくっと崩れ、支えがないまま顔面から崩れ落ちた。


櫂:「なかなか、面白かったでしょう?」

女:「えぇ、とっても愉快だったわ。」

櫂:「でしょう、だって騙してたと思ってるつもりが騙されてたっていうの・・さいこぅ・・・っ!」

N:いつの間に回ったのか、男が櫂の背後に回りナイフを突き刺していた。

女:「あらどうしたのかしら?引きつった顔をして。」

櫂:「一体・・・どういうことです・・か・・・・・・・・・・・・・・?」

女:「簡単なことよ、裏切りにはまた裏切りがつくのよ?」

N:女がそう話すと、後ろに居た唯がむっくりと起き上がる。

唯:「そうよ、裏切りにはねっ、ふんっこのあたしが騙されるとでも思っていたの?自惚れるのも大概にしてよ。」

男:「まぁ、これだから女ってのは怖いんだぞ、少年?」

女:「女はナメちゃいけないのよねぇ。ねぇ?」

男:「まっ、まぁ、俺の主人みたくなってしまうだけだな・・・。」

女:「前の、でしょ?ふふふふ 今は私が主人よ。」

唯:「とにかく、お姉様。こいつ殺してよ。」

女:「・・・煩い。。。。せっかく生かしたのに、楽しみを邪魔するの?やっぱり餓鬼って嫌だわねぇ。」

唯:「えっ・・・ぇ・・・」

N:一瞬で唯の前に立ちはだかる女。

女:「ごめんねぇ、私、本当は裏切る女って大嫌いなの。だけど、愉快じゃない?
   こんな楽しいことってないじゃない?だからね、、、、、最初から殺すつもりだったのよねぇ。」

N:女は一瞬で刃物を唯の胸に刺し、即座に引き抜いた。血が飛び散っていく。


女:「あははははははははははっ、これだから人間って最高なのよねぇ。馬鹿すぎて。
   なんて簡単に死ぬのかしら、ふふふははははははははっはははは。」

N:見るも無残な肉の塊に姿を変えていく行為を見つめながら、男はため息を吐いた。

男:「あーあ・・・。やっちまったなぁ。」

女:「なかなか楽しかったでしょう?」

男:「まぁ・・・あれだな・・・まだ、主人のこと引き摺っ・・・」

女:「あんたも前の主人とこに逝きたいのかしら?」

男:「ぇ・・・あっ・・・すいません。」

女:「これだから、人を騙す輩は大嫌いなのよねぇ・・・」


N:女と男は、屋上から去っていきました。次の獲物を狩るために。



end



誤字・脱字など御座いましたら、報告お願い致します。
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