100%の安全性

2005年11月02日(水) 9時47分
日本では、万全を尽くせば常に100%の安全が得られると信じられています。

たとえば「BSE」問題にしても全頭検査なのだから100%安全で、そして全頭検査でなければ100%でないから不安である、という論理です。

またチョット前の手操作による「踏切事故」にしても当初は、機械での自動化にはできないと言っていたのに、結局は自動化されてしまいました。
その時操作していた人の責任とされていたのですが、結局は自動化にするというのが当然ですが最善の安全策だったのです。(もちろん、これも実は100%ではないのですが)
責任を取らされた人はどんな気持ちなのでしょう。

アメリカでは、この前野口氏の乗っているスペースシャトルのタイルが剥がれていて100%の修復は無理で、その時の事故の起こる確率を具体的な数字を出してその安全性を強調していました。

そもそもスペースシャトル自体の生還できる確率が100%ではないのですから、ある程度の安全性が保障できればそれでいいというのが、常識的な国の安全に対する発想なのです。

もし、日本で同様なことが起きたらどうでしょう。
たとえ「生還できる確率が99.99%」であったとしても無責任な"マスコミ"は大騒ぎをするでしょう。
「100%保障できないものに人を乗せたのか?」「人命軽視」など、もちろん腹の中では楽しく悲しい結末になることを期待しながら。

日本ではとかく、1つのミスを取り上げて「こんな簡単なことができないようでは、すべてがダメだ」との発想をよく見受けます。

たぶん、多くの人が簡単な確率論を学んでいるんだから、そろそろバカなことをやってないで具体的な数字で検討するようにしたら?
こんな事を世界中の人たちは、笑いながら見ているんだから。
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