memo

2007年07月09日(月) 22時44分
ファイナルプロジェクトを通して学んだこと

6月27日、プロデュース基礎演習ファイナルプロジェクトが終了した。私たちは「現実=リアル」をテーマに
して、「生徒が本当に出来ること」を企画として考えた。実は私たちは、はじめ「体験・参加型」の企画にしよ
うとしていた。しかし現実的に考えてみると、「体験・参加型」の抱える問題は想像以上に多かった。だから私
たちは「現実的」を第一に考え、企画を進めて行った。まずここで学ぶことがあった。「やりたいこととやれる
ことは違う」ということだ。インパクトがあって、参加者が興味を持てるのは、実際に体験できたり参加できた
りする企画だろう。実際にそれを狙って多くの班が来場者体験型の企画を提示していた。しかし、それが私たち
の力だけで本当にできるのか。そう考えると、やはり難しいものがあると気づいた。私たちは映像学部生とはい
え、まだ入学して3ヶ月も経っていない。映像制作などの参加型企画を行ったとしても、結果として成功する可
能性は低い。実際にやってみないとわからないが、1ヶ月もないプレゼンテーションの準備期間にそれを調べ上
げ、成功を立証するのは難しい。企画を立ち上げる際にはアイディアも必要であるが、それを実行することが可
能なのかというところまで考えなくてはならない。だからこそ私たちは現実性を考えて企画の準備をした。この
決断に対して、はじめは反論もあったものの、最終的にはその「現実」の強さに班員全員が納得させられた。
 そして、企画書作りに入った。企画を練り、固め、形にしなくてはならないという、最も大切な工程である。
ここで苦戦したのは資料集めである。はじめは「Cクラス男女28人」というごくごく少数のアンケートのみで
、企画の必要性を説明しようとした。しかし、それではあまりにも信頼性が無い。企画において「信頼できるア
ンケート」というのは非常に大事なものであるのだ。オープンキャンパス来場者が何を期待しているか、何を必
要としているか。来場者のニーズに合わせた企画こそ、本当に必要な企画なのだ。それに気づくのが遅かった私
たち7班は、全映像学部生対象のアンケート収集に奔走させられることになる。しかし、班員が頑張ってくれた
おかげで、「映像学部生男女128人」という信頼できるデータが得られた。昨年度オープンキャンパス来場者
が映像学部のオープンキャンパスに対してどのような感想を抱いていたか、実際に入ってみてどうだったか、と
いう生のデータが集まったのだ。ここで私はデータの重要性を知った。いくら自分が「これはこうである」と言
っても、ほかの大勢がそう思っているとは限らない。また、データによって導かれる新しいアイディアも多くあ
った。企画を考える上で資料やデータといったものは必要不可欠だ。わたしはそれを身をもって感じた。
 企画を進めて行く上で、会議は重要なものであった。しかし、ここで問題が発生した。その重要な会議におい
てメンバーが揃わないのである。酷いときには2名のみによる会議というものもあった。それでは企画は進まな
い。プレゼンテーションのリハーサルの時も、メンバーと連絡が取れず、できないという事態も起こってしまっ
た。そして最終的には「あなたはこれをするだけで良いから」という押しつけだけの結果になってしまった。こ
れはこのファイナルプロジェクトの中で唯一の心残りである。非常に優秀な人材が揃っているはずなのに、全員
で協力することが出来ない。非常に勿体ない話である。全員の意見をもっときけていたら、さらに完成度の高い
企画を作ることができたのではないだろうか。素晴らしいプレゼンテーションを行ってくれた代表の班員は皆で
協力し、全員が頑張っている、というのが目に見えてわかった。協力すること。とても単純で、グループワーク
の基本ともいえるそのことが、実は最も大切だということを私はこのファイナルプロジェクトで知った。
 このように、わたしはこのファイナルプロジェクトで多くのことを学んだ。単に授業を受けているだけでは絶
対に学ぶことの出来なかったことばかりだ。企画を作るのは大変な作業だったが、とても貴重な体験が出来たと
思う。将来このように企画を作るとき、必ず役にたつことだろう。最後になったが、ファイナルプロジェクトを
共に進めてきた班員に、大いなる感謝を送りたいと思う。
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