人間の矛盾や葛藤を思い切り表現 映画「ゴーストライダー」 ブライアン・テイラー監督インタビュー

February 08 [Fri], 2013, 16:37
「子供の頃からアメコミの大ファンだった」と声を弾ませるオスカー俳優、ニコラス・ケイジ(49)が何としても主演を務めたかったのが、マーベル・ コミックの人気ダークヒーロー・シリーズを実写化した「ゴーストライダー」(2007年、マーク・スティーヴン・ジョンソン監督)だ。灼熱の炎をたなびか せ弾丸のように爆走するヒーローが、悪魔の手先を情け容赦なくバタバタとなぎ倒していく姿は大人が見ていても痛快だ。 続編となる本作で は、主人公はよりスタイリッシュに描かれ、作品全体のテイストもややコミカルになった感がある。映画製作ではいつもコンビを組むマーク・ネヴェルダイン (39)と共同監督を務めたブライアン・テイラー(45)は、「ニコラスには善と悪が同居する『人間』というものが本来的に抱えている矛盾や葛藤を思い切 り表現してもらったんだ」と自信たっぷりにこたえた。

■好きか嫌いか紙一重

前作は原作ファンらが映像に違和感を抱き、ケイジの作品に対する熱い思いも上滑り気味に映ってしまったよう で、最低の映画を表彰するラジー賞の2007年度最低男優賞候補となった経緯がある。となれば今回はさぞやりにくかったのではと思いきや、クールな答えが 返ってきた。「意図が違う。もっとも、映画の良しあしに関する判断は、最後は好きか嫌いかといった紙一重のものだけどね」。2月8日、全国公開。(文:高 橋天地(たかくに)/撮影:桐原正道/SANKEI EXPRESS)

人間の矛盾や葛藤を思い切り表現 映画「ゴーストライダー」 ブライアン・テイラー監督インタビュー

■Brian Taylor 1967年2月12日、米国生まれ。短編映画「The Man Who Loved Elevators」(チャールズ・ブ ロウスキー原作)はHD撮影の先駆けとなる。マーク・ネヴェルダイン監督との主な監督作は「アドレナリン」(2007年)、「アドレナリン:ハイ・ボル テージ」(09年)、「GAMER」(10年)など。

■見た目の怖さに心血

オートバイを華麗に操り、命知らずな演技をみせる人気スタントマン、ジョニー・ブレイズ(ケイジ)は、不治の 病を患った父親を救うために悪魔と契約を交わした。しかし、その代償として、時折体内から噴き上がる炎とパワーに突き動かされるように「ゴーストライ ダー」に変身するようになる。ゴーストライダーは体内に巣食う悪魔の化身であり、ブレイズは自分の意思でその力をコントロールできないことに人知れず苦し んでいた。そんな中、ある少年を助けることでブレイズにかかった呪いを解くことができるという話が持ちかけられ…。

テイラー監督たちがと りわけ前作との差別化を図ろうと心血を注いだポイントは、見た目の怖さだ。前作のゴーストライダーの顔は白い骸骨で、さながら1980年代に活躍したヘ ビーメタルのアーティストのような印象。新たなゴーストライダーが醸し出すたたずまいや所作については「いかにも地獄からこの世の中にやってきた悪魔とい うようなイメージにしてあるよ」とほくそ笑み、「CGで作り上げたというより、ニコラス自身が演技力で狂気をみせてくれたと思っている」と明かした。
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