何かを得れば何かを失う。

February 23 [Fri], 2007, 0:20
「壬生義士伝」に続く最近ハマってる浅田次郎の小説「五郎治殿御始末」の一説。

時が幕末から明治に変わり時刻も丑の刻や午の刻などから現在の西洋時刻に変わったが自分の中で変わり切れない元サムライの心情を書いた「遠い砲音」から抜粋。



一ミニウト(一分)。二十四時に分かたれた一アウワーズ(一時間)の、その六十分の一。
古来の和時計には十二辰刻(とき)を表わす短針の一本があるばかりであった。むろんその時計すらも、格別の利器ではなかった。人は空を見上げ、影を見下ろして時を知った。日々の勤めも、他人との待合いも、だいたいの時刻でかまわず、遅刻を咎めだてする者などいなかった。
時計の針が二本になれば待人は苛立つ。いずれ来るであろう人をぼんやりと待つ、あの真綿のような時間は永久に喪われてしまう。

一セカンド(一秒)。二十四時に分かたれた一アウワーズの、その六十分の一の一ミニウトの、さらなる六十分の一。
一瞬を規制してまで戦をすることに、いったい何の意味があるのか。それはただ、対する敵を同じ人間だと思わせぬ手立てではないのか。一セカンドの瞬間には人の情のつけ入るすきがないから。命乞いをする間も、情けをかける間もないから。
時に追われれば、職人はろくな仕事をするまい。手間ひまを十分にかけた、美しいものはみななくなる。
こうして人々に正しい時を知らせることによって、自分はゆるやかな時の流れに身を任せた、この国のうるわしいものを、壊し続けている。
国元でののどかな日々の暮らしが瞼の裏を過ぎる。お殿様は時に追われてすべてを喪い、妻も時間の濁流に呑まれてしまった。



現在の日本人は時と金に支配されてる気がする。
子はわずかな金のために親を殺し、リーマンは人を押し退けてでも電車に乗り込む。肉親の情を利用したオレオレ詐欺がはやれば、「自由」を称する子供が好き勝手にやりたくる。

司馬遼太郎が明治初期の日本を書いた名著「翔ぶが如く」でも書いてたが〈明治以降、日本は驚くべき速さで西洋化していった。だがその事によってかつての幕政時代の日本の良さが失われてしまった〉
と書いていたが同感に思う。

別に時間にキッチリする事に否定があるわけではない。(俺自身あんまりきっちりしてないし)

ただ昔はもっとなだらかに時が流れていたんだろうしその感傷が生み出す「何か」もあったに違いないと思う。

何かを得れば何かを失う。

それが人生であり世の中なんだろうなぁ。



なんだかさみしいなぁ。

スパイラルについて語ってみる。

February 07 [Wed], 2007, 0:33
俺は人生とはすべて循環だと思ってる。



たとえば良いことがあれば自然と顔もほころびそれがさらに良い事を生む。

悪いときもその逆だ。
つまんねー顔をしてると良いことなんか起こりっこない。

風が吹けば桶屋がもうかる。

デフレが続けば消費が滞って社会は停滞するのだ。



フットボールも同じだ。
攻撃にはランとパスしかないがランが進んでいたら守備はランを意識しすぎてパスを止めることができない。



つまり、そういうことだ。

人生とフットボールは同じだ。



じゃあ悪い流れのときはどうするか?

フットボールであればビッグプレイを生めばいい。サックしたりインターセプトしたりして悪い流れを断ち切る。



じゃあ人生ではどうするか?

いいビッグプレイを生み出すことだ。

流れをひっくり返すぐらいのすごいビッグプレイを生めばいい。

生むのは自分だ。

大好きな身内でもなく赤の他人でもない。

俺だな。



明日以降も切り換えていこう!
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