プロローグ

September 20 [Mon], 2010, 13:59
無機質な機械音がその薄暗い部屋に響いていた。ツンと鼻を刺激する薬品のにおいと静かな興奮の中で白い白衣を着た彼らは、彼らの作り上げた『それ』を取り囲んでいた。「先生。」青白い光を放つ液体の中の『それ』を前にして助手の一人が喜びを抑えるような声で彼を呼んだ。ほかにも彼のまわりには、『それ』の完成に力を尽くした研究者たちの喜び抱き合う姿が見られた。みな、長い歳月をかけやっと創り出した『それ』の完成を喜んでいた。発案者である彼以外は。液体の中の『それ』の口からぽこっと音を立てて泡が浮かび上がった。「『彼女』は失敗作だ。」彼のその落胆した小さなつぶやきは喜びに包まれた彼らの耳には届かなかった。





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    ・読書-専門書から漫画まで
    ・妄想-妄想は作家にとって必要らしいです
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基本、ファンタジー系か現代もの?の小説を書いています。
修行中の身なので
面白くないかもしれませんが
暇つぶしにでも読んでやってください。
感想もらえたら嬉しいです。でも
繊細(笑)なのであんまりひどいこと書かれると、心が折れます。
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