秋ですね。秋にお祭り。オリジナル・ラブ祭りです。
グレノス との共同企画ってことで、いささか唐突ではありますが(笑)この2011年秋にオリジナル・ラブ祭りをやろうよ!となりましたー。
お祭りの内容としては下の内容で選曲(選盤)しようよというもの。しかも今回はブログとツイッター連動企画ってことで時代に乗ってる感もありますのです。(ツイッターでの参加はハッシュタグ「#俺の田島10曲」で投稿をどうぞ)
@オリジナル・ラブの好きな曲10曲
Aオリジナル・ラブの好きなアルバム3枚
B田島貴男在籍時のピチカート・ファイヴの曲の中で好きな曲1曲
Cオリジナル・ラブがカバーした曲で好きな曲1曲
まあ各項目とも選びきれなきゃ選びきれないでいいやーというゆるーい目のルール設定となっております。詳しくは
こちら 。
ではでは、僕のセレクトを。
@オリジナル・ラブの好きな曲10曲
01.DEEP FRENCH KISS 初期OLからまず何か1曲だなーと考えてのこれ。僕の中ではデビュー時のOLを象徴する曲ってやつですね。まあ実のところ僕は『結晶』からハマっているので、これは後追いで聴いたことになりますが、『結晶』が持っている密度と比べてカラッとした軽やかさを感じさせるイメージ。ちょっと背伸びして聴いているって感覚になれるのも良かったです。大人っぽいなあとか思ったもん。逆に今聴くとちょっと切なくなったりもしてね。イイです。
02.ミリオン・シークレッツ・オブ・ジャズ 僕はね、ジャズが好きだったんですよ。「もうジャズ以外音楽じゃねーし」とかふざけたことを本気で言っていたこともあります。これについては反省しております。で、なにやらジャズっぽいムードのバンドがあるらしいってところから僕のOL道が始まっていたりするんですね。へへへ。余談ではありますが、もひとつこの時期に好きになったスティーリー・ダンも、バイト先の先輩から「ジャズのグループ」として教えてもらって手を出した経緯があります。ま、そういったわけでOLに興味を持ちますと。当時はアシッド・ジャズとかも出てきていたころで、僕もその「ジャズで踊る」って感覚に小難しいと思われがちなこのジャンルに風穴をあけるような小気味よさを覚えていたのでよく聴いていました。そこでこの曲ですよ。ミリオン・シークレッツ・オブ・ジャズ!あーもうこれ以上書くと長くなりそうだからいいや。とにかくOLにハマったきっかけのひとつがこの曲だってことです。
03.愛の薬 ちょっと進んで『ビッグクランチ』からのセレクト。『ビッグクランチ』、最初聴いたときはその圧の強さにちょっと身構えたなー(笑)。濃縮された田島汁をそのままどうぞ。みたいな。いやでもすげー好きなアルバムですよ。このOL祭りのアルバム選でもギリギリまで候補にしてましたしー。で、OLといえば色っぽいフェロモン系と思われる方も多いかと思いますが、この辺りになるともうそれどころじゃあない。野性ですよ野性。もしくは獣性。まあ歌っている内容は惚れちゃった方の目線だったりしますけどね、本能に訴えるようなエロスがあるのです。
04.二つの手のように 「愛の薬」では本能に訴えるとか書いてますが、田島貴男の歌ってその内容を飛び越えてスケールの大きい世界を描いてしまうことがよくあるんですね。それは特に『風の歌を聴け』以降で顕著なんじゃなかろうかなんて思っていますけれども。で、ここで歌われる愛情って恋人でも家族でも、どんな関係でも包み込むスケール感があるんですよねー。情景も綺麗だし。名曲だと思います。
05.DEEPER 僕と奥さんがまだお付き合いする前の話ですが、OLのライブに一緒に行っているんですね。確かまだ二人で会うのは2回目。その時に演奏された「DEEPER」。それを聴いている最中に僕はもうなんともいやらしい気持ちになって(笑)、彼女をことをとても愛おしく思えたのです。後になってそんな話をしたら奥さんも似たようなことを思っていたらしいので、この曲で二人の距離が縮まったものかもしれないなあという思い出の曲です。
06.ティラノサウルス 今のところOLの最新作である『白熱』を聴いたときに、新しい音楽の作り方に興奮しているような昂揚感と、これまでのこだわりから自由になったような抜けの良さを感じたのですが、そういえば『ELEVEN GRAFFITI』を聴いたときにも同じようなことを感じたなあと思い出したのです。そういうことを繰り返してアップデートしていくのがOLの魅力なのですが、その方向転換で最も大きい振れ幅を見せたのがこの「ティラノサウルス」でしたね。オーガニックなアプローチでワールド・ワイドな音楽性を拡大させるOL像を見させておいてのドラムン・ベース。打ち込みを主体とした密室的なアプローチ。びっくり。ですよ。でもカッコいい。「あーもうこの人を信じてついていけばいいのかなあ」と最初に思わせたのがこの曲でした。
07.ミア・マリア アルバム『RAINBOW RACE』の中でも、ラスト3曲の流れっていうのが大好きなんですよ。「ミア・マリア」〜「ミッドナイト・シャッフル」〜「bird」ね。本当はこの3曲を切り離したくない気持ちもあるのですが、ここでは1曲「ミア・マリア」に絞ってみました。部屋の灯りをつけたまま愛し合って、明日からの辛い毎日を乗り切れるっていうまあちょっと情けないないっちゃあ情けない内容だったりするのですが(笑)、こういうことって意外と切実なんですよ。切々と歌う。グッとくる。これに続いて真夜中に嫉妬に狂う「ミッドナイト・シャッフル」ですからね。もうたまらんです。でもって朝が来てまたいつもの日常に戻る「bird」。この流れですよこの流れ!結局3曲セットで語っちゃってますけど。
08.美貌の罠 大雑把な括りですが、ラテンディスコ歌謡。この「歌謡」がポイントね。OLはお洒落だなんだと言われますが、田島貴男の歌謡エッセンスをなめちゃあいけませんと思います。その辺がどっと出てきたのはアルバム『踊る太陽』だと思いますが、これはそこに収録されたシングル曲ですね。もともとラテン調の歌謡曲とかにビビッとくる方だったので、これはピタッとハマりましたね。あの『ビッグクランチ』でがっつりとタッグを組んだL?K?O参加はこの曲が最後だったかな?間奏のソロは彼だと思うのですが、短いながらもいい仕事しています。あそこ好き。
09.アダルト・オンリー きた!ラテン歌謡の大本命!タイトルからして妖艶なムードがムンムンですからね(笑)。「夜行性」のシングルが出たとき、いやゆる渋谷系ファンだった知り合いが「夜行性は久々に良い感じだったけどカップリングがあまり…」なんて言っていたのを全力で否定しておきました。この魅力がわからないなんて!(まあ好みは人それぞれですけどね)。「愛の薬」のとこでも田島汁とか言ってますけど、こういう色気が物質化して液体として溢れてきそうなイメージ(?)を出せる人ってのはそうそういないものです。おまけに悲哀めいたものまで出ちゃってます。背中で泣いてるんだよ。この魅力がわからないなんて!(2度目)
10.カミングスーン 最新作『白熱』から1曲。「最新作からも選んどくかー」みたないバランスを考えて入れたわけではなく、本当に既にこの曲が僕にとって大事なピースのひとつになっていると思ったので選びました。スチャダラパーとの共演ってだけでちょっとジワッときそうなものもありますが、実際ジワッときちゃったんだもーん。で、この曲で僕が強く思うのは、「同じ時代を過ごしてきたんだなー」ってことなのです。まだ世間が少し浮かれていて、なんでもできそうな時代。僕はそこで何か事を成したわけではもちろんないのですが、その時代の空気を吸っていたこと。それを思ってジワッとくるのです。僕がそれなりに大人になったせいなのかもしれないのですが、あの3.11の後になってそういう感情が強くなってしまいました。もうあんな気持ちで時代の空気を吸うことはできないのかもしれないなーなんて。それが前向きなのか後ろ向きなのかはまだわかりません。でもこの曲を聴けば聴くほど、胸をかきむしられるような思いをするのは確かです。まだ聴き始めて日が浅いとはいえ、正直に選ぶとどうしても外せない1曲となりました。
VIDEO
この後はアルバム選、ピチ選、カバー選と続くのですが、まずはOL10曲についてダダダダーッと書いちゃいました。そしてこれだけでも結構長い。サーセン。続きはまたベッド、じゃなくて別途。チャオ。