以前から気にはなっていたア・サートゥン・レイシオの『
トゥー・イーチ
』。今年の3月に紙ジャケ日本盤リイシューされてました。で、その時は見逃していたのですが、ちょっと前に中古で発見して興奮して購入。やった。

僕の中でも最近はニュー・ウェイヴ/ポスト・パンクの波が来ているので、こういうタイミングでの入手はちょっとトキメキを感じちゃいますね。まあ「トキメキ」って単語が似合うような音楽ではないわけですが。はは。
期待以上にリズムが格好イイ♪ファンキーです。ファンキーな音楽というと、外向きに発散するような陽性イメージがあるんですけど、これは真逆ですね。どこまでも内側に突き進むようなどん詰まりグルーヴ。暗い!とまで思わないけれど、まあダークな感じ。同じくマーティン・ハネットがプロデュースした、ジョイ・デヴィジョンと共通するダークさ。ヴォーカルも醒めた低い声だし、イアン・カーティスを思わせるかな。でもジョイ・ディヴィジョンがスカスカの空間と透明度を持っていたのに対して、こちらはスゴイ密度と迫力でグングン迫ってくるのです。怖いくらい。そんな濃いぃリズムを聴かせておいて、曲が展開する時に切り込んでくるトランペットの音がまた効果的。殺傷能力高しです。スコーンとヤられます。
ラテンぽいリズムのアプローチもあるのですが、これもやっぱり陰性。息の詰まるようなノリは、身体を使って踊るよりも、頭の中が踊り出すような感覚ですか。文科系ファンク?行き過ぎると危ない気もしますが、これはこれで結構カタルシスがありますよ。
ちなみに、このグループも「ア・サートゥン・レイシオ」だったり「ア・サーティン・レイシオ」だったりと、カナ表記が安定してないみたいですね。僕はずっと「サーティン」で捉えていたですが、日本盤の帯表記に準じて「サートゥン」を使ってみました。