レココレ
で「60年代ロック・アルバム・ベスト100」という特集があって、そのランキングでビーチ・ボーイズの『ペット・サウンズ』が1位。へぇー。ビートルズが本命かなと思ってた。でも確かに90年代以降って、ブライアン・ウィルソンの影響下にあるような音楽がドーッと出てきたし、本人も絶好調だし、これが超定盤になったのもわかる気がする。でも気になることが。ベスト100の中に他のビーチ・ボーイズのアルバムが、全然ランクインしていないってこと!別に順位がどうってわけじゃないけどさー、これは寂しい結果です。『ペット・サウンズ』の評価が高まる一方で、サーフィン時代がなかったことにされてやしませんか?と思わずボヤいてみる。
僕が初めて買ったビーチ・ボーイズのアルバムは『ペット・サウンズ』だったんだけど、初めのうちはピンとこなくて放ったらかしに。そのままだったら、ずっとそのままだったはずが、僕の視線をまたビーチ・ボーイズに向けたのは、なにを隠そうサーフィン/ホットロッド系のヒット曲でした。「アイ・ゲット・アラウンド」を聴いた時には、1発でノックアウト。すげースピード感!迫力のコーラス!胸がザワザワする!尋常でないくらい惚れましたよ。
その「アイ・ゲット・アラウンド」が1曲目の『
オール・サマー・ロング
』。これは夢中になって聴いたなー。こうして一旦は時代を遡ってから、僕の中での『ペット・サウンズ』再評価が始まったのでした。


それにしても、グッとくる。僕はアウトドア派でもないし、海の無い県で育った男子だけど、コレを聴くとありもしないひと夏の海岸物語を夢想してしまう(笑)。ノスタルジックな思い出ってよりも、これからくる季節に向けてのワクワク感に、鼻の奥の辺りがツーンと甘酸っぱくなる。そんな歳でもないだろうにねー。
「アイ・ゲット・アラウンド」〜「オール・サマー・ロング」〜「ハッシャバイ」の流れがもう最高!ブライアンの才能の開花ぶりも、メンバーのノリにノッたコーラスも幸福感に満ちていてたまらないですね。センチメンタル全開の「ガールズ・オン・ザ・ビーチ」も、その完成度にむしろ儚さをおぼえるくらい。ステキです。
この先しばらくは忙しいけど、夏にはまとまった休みをとる計画。そのことを思い浮かべながら、ビーチ・ボーイズを聴こう。