税理士のつぶやき、グローバリゼーション

April 19 [Fri], 2013, 15:27
企業の海外進出が進む先に待っているもの

TPPに日本が参加したとき、ただでさえ海外進出が著しい日本の企業は今後もっと海外への進出速度を速めるでしょう。政府の経済対策が企業の利益につながるも、それが海外に流れてしまうのではあまり意味が無いのでは、という指摘もなされています。これは事実なのでしょうか?

日本での拠点を残すよう推奨する日本政府ではありますが、現状では製造拠点をメインに海外への流出は止まりません。日本での人件費が他国に比べて高い今は、誰も止めようがないのかもしれません。しかし、製造拠点が海外へ行ってしまうことで雇用が減ってしまうことは大きな問題です。

さらに近年では、日本の市場が縮小し、アジアの周辺各国、主に中国や東南アジアでも消費市場が活発化していることから製造拠点だけではなく、サービスの拠点の進出も進んでおり、その点でも国内の雇用情勢は厳しくなる一方といえます。

しかしここで、短絡的に日本国内企業向けの経済対策を無意味と断じるのは早計といわざるを得ません。なぜなら企業の海外進出は決して国内の雇用がなくなるわけではないのです。

興味深いことに海外に進出した企業が日本での雇用を減らしているかといえば、そんなことは無く、むしろ逆なのです。海外で生産拠点を作る際にはどうしても担当者を連れて行く必要があり、そのために後任者を育てるため、採用を増やすのです。

同様に海外とのやり取りのため、海外との仕事のために採用を増やしているところも多いのです。これは製造分野だけではなくその管理部門も同じ傾向があります。もちろん求められる水準は以前より高くなっていますが、それでも雇用は確保されるのです。

しかしその国内の雇用も日本人だけが対象ではありません。留学生がたくさん日本に来ている今、彼らとも競争をしなければいけないのです。

企業の海外進出が進んでも、国内の雇用が減るわけではありません。しかし求める水準が高くなり、競争が激化するのです。この二つの勘違いしてはいけません。日本の人材が一つの挑戦を受けている、といえるでしょう。


目黒区の税理士のことなら目黒区税理士.com
プロフィール
  • プロフィール画像
  • アイコン画像 ニックネーム:kkya
読者になる
2013年04月
« 前の月  |  次の月 »
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
最新コメント
ヤプミー!一覧
読者になる
P R
カテゴリアーカイブ
月別アーカイブ
http://yaplog.jp/417blogmaker24/index1_0.rdf