第4章 角爆弾 第2部 点火→残り一ヶ月で爆破 

2007年05月08日(火) 16時00分
前回の合コンで角はなぎを気に入った。そこで角はひそかに行動に移していた。番号を交換していたので、ちゃっかり映画になぎを誘っていた。第2章で角はメールテクニックをマスターしており、デートに誘うくらいなんて訳なかった。しかし、もうクリスマスまで一ヶ月きっていた。

そして、映画を見に行った二人。映画と言えば角の上等手段である。プレーリー戦でも活用しているように、ここまで持ち込んだら角は出来る子だった。クリスマス前にミッション完了といったところだった。

そう。二人にはいつしか甘い空気が流れていた。私の知らないところでどんどん距離が縮まっていた。いつも角から聞かされるのは事後報告で、幸せそうな顔を見る羽目に。
その一つのストーリーに後々まで語り継がれる伝説がある。

ここからはちょっとメルヘンチックでもあり、ドラマチックなそのストーリーを紹介する。


〜〜〜〜〜 主演 角張 賢吾   なぎ    脚本 暴走機関車K   アシスタント 天才軍師A   カメラ  へにゃちんK 〜〜〜〜〜
 
もう雪が少し降り積もる12月初旬。寒さも厳しくなってきたある夜、賢吾はなぎを夜景のドライブに誘った。まだ知り合って間もない二人はまだまだぎこちなく、距離感もあった。車内に流れる会話は乏しく、音楽ばかりが響いている。そんな中二人は小樽の天狗山を目指した。時間にすると約1時間の道のりだ。

外はパラパラと降る雪。彼女は窓の外ばかり見ている。賢吾もその状況に耐えかねて、話しかけようとするが、車内の空気の重さには勝てず黙って彼女の横顔を見つめることしか出来なかった。

車は目的地の近くで止まる。その夜景の広がる場所には車では行けない。歩いて行くしかなかった。賢吾はそのことを伝えると二人は車を降りた。そして、どちらともなく手をつないで二人は並んで歩いた。沈黙が続く。少し歩くと目の前には鮮やかな夜景が広がった。自然と二人はその光景を前に微笑んだ。

ちょうどベンチがあり、二人で座る。寒さが二人の距離感を縮める。手をつないだままの二人は、寒いにも関わらず話した。今までの沈黙が嘘なくらい。もう雪は止み、月が彼女を照らす。賢吾は彼女を見つめた。その瞬間、とても彼女が可愛く見えた。愛おしく思えた。キスしたくなった。女性は月の明かりを浴びると魔力がかかる。こんなに普段から可愛かったか疑うくらい。このまま時が止まればいいとさえ思っていた賢吾。

帰途についた二人。談笑が絶えない。さっきまでが嘘のようだった。楽しい時間はあっという間に過ぎてしまった・・・・・。

〜〜興奮冷めやらぬ角は、私と黒ちゃんを呼び出した。そしてそこで先ほどの話をした。
「聞いてくださいよ〜〜。なぎって普段普通くらいで、そんなに可愛くないのに、月の明かりを浴びたら3割増しで可愛く見えたよ!!しかも可愛すぎて危うく告白しそうになっちゃったよ。やっぱ月の魔力は凄まじいね〜〜。」と熱く語っていた。私と黒ちゃんはそれを聞いて「ふ〜〜ん」とリアクション薄だった。また角の必殺技がでたなくらいの感じだった。そして私は一言「あんまり騙されないようにね」


この時の「月の魔力」という名言は、私と黒ちゃんが角を弄る時に使うのだった。
使用例:ブサイクな女がいて、角が見ていたら・・・。私「あれも月の光浴びたら可愛く見えるでしょ?やっぱ月の魔力はすごいもんね〜〜(笑)」  


名言も出て角となぎの距離も縮まったという中々いいストーリーだった。
しかし、いいことばかりではないのが世の中ってもんである。
ちゃくちゃくと悪魔の魔の手は忍び寄っていた。

第4章 角爆弾 第1部 いざラストランへ・・・ 

2007年04月10日(火) 23時07分
さて大学2年の年の瀬も近くなってきた11月後半、ゆうとの一件も終え、また新たな一歩を踏み出そうと私たちは試みた。完全にMそラインが消えてしまったので、また一からのスタートだった。しかし、私はある人物を思い出した。そう。「いくそ」だ。あいつなら、今までの人物との接点からいってMそしかいないから、何とかなるのではと思い、早速合コンをしないかと持ち掛ける。案の定、男に飢えていたいくそはもちろんOKと即答だった。そして、いつものように日程が組まれる。そろそろ年の瀬も近いからということで、すぐに開催しようとなり、11月後半まだ雪の降る前に開催された。もちろんこちらは私と角の二人が参加。いくそにしてみたら微妙かもしれないが、今回は大目にみてもらった。


そして、合コン当日。いくそが連れてきた女を見ると、まあなんとも今までから想像もつかないくらい普通の子が来た。逆に新鮮ささえ感じた。と思った矢先に私の隣の漢を見ると、早くも臨戦態勢になっていた。さすがハンターの名は伊達じゃない。狙う獲物が目の前にいたら、すぐ目つきが変わる。漢だぜ!角張!そして現れたその子こそが第4章主役「なぎ」だった。


普段ならここで面白いエピソードがあるはずだが、今回は全くと言っていいほど、普通に飲んで、カラオケして番号交換して終わってしまったので、割愛させていただきます。全国の面白エピソードを期待していた皆さんすいません。この場を借りてお詫びします。


しかし、今までこんなに普通な展開になったことがなかったので、驚きであった。と同時にその普通さが一人のハンターを覚醒させてしまったのも事実である。まさかの年内駆け込みハッピーライフが訪れるのも近いと思わせる日まで、それほど時間はかからなかった。今エンジンのかかった暴走機関車角張号は、ラストランに向けて、「恋の始まり」という駅に停車してまもなく猛スピードで発車する。その終点はいかなるものが待ち受けてるかは神のみぞ知る。


そして、まさかもう一人。暴走機関車と化して動き出そうとしている奴がいるとは、この天才軍師をもってもわかるまで時間を要した。そう。それが原因で角がラストランになるとは・・・・・。

なぎ 

2007年01月20日(土) 23時57分
第4章の主演女優とも言えるのが、なぎという女性である。






関係者DATA:年齢 20歳(当時)
         性別 もちろん女性
         出身地 札幌北区(3TOP圏内)
         身長 155cmくらい
         体重 46kgくらい
         外見 大和撫子(控え目で柔らかい雰囲気)
         内面 おとなしめ、繊細、押しに弱い
         通称 なぎ(名前からいただきました)
         趣味 ロマンチックなこと、デート
         特技 普通過ぎること
         必殺技 ドタキャン、月の魔力で変身





この子が今後角に与える影響は、かなりのものであった。そして、この二人が巻き起こす奇跡のラブストーリーは、まさしく夜空に光る星のようなものだった。私と黒ちゃんは完全に傍観者だったが、角の話を聞くだけで楽しい気持ちになれた。ちなみになぎも普通の子で特徴がなさ過ぎたので、私にしてみたら記憶の断片を辿って何とか思い出せる子の一人である。

第3章 Mそ大戦 第7部 一時代の終焉 

2007年01月10日(水) 19時03分
秋が深まりし11月のある日、私とゆうは二人きりで飲みに行くことになった。あの一件以来やはり二人の仲は良かった。お酒もすすみ、楽しい時間を満喫した。ゆうは相変わらず彼氏の愚痴を言い、それを優しく聞く私という構図だった。そのうちだんだん私は彼女が欲しかったのも災いして、このまま告白したらいけるんじゃないかと誤った判断をしてしまった。そして、お店を後にしてから小雨の降る街中を二人で札幌駅に向かって歩いた。何となく雰囲気が良くなってきて、札幌駅のちょうど前に二人はたたずんでいた。そして、私はついに重い口を開いた。



思い切って告白した。ゆうも突然のことで驚いていた。何故か私は冷静でそれなりにうまいことを言えたような気がした。しかし、Mそとの絡みもあってあえなく撃沈・・・。天才軍師の見誤りだった。それ以降この軍師はさらに一皮剥けることになった。


こうして、長かったMそとの戦いも幕を閉じた。これがきっかけでMそ関連のつながりはばったり途絶えた。ある意味良かったが、長かった戦いの後に残されたのは、核爆弾を落とされたような衝撃による跡地だけだった。私たちの心はそれくらい破壊されていた。一つの時代が終わったと確信した瞬間だった。

第3章 Mそ大戦 第6部 角の置き土産 

2006年11月26日(日) 23時51分
さて、Mそが角に振られ全てが終わったように見えたMそ大戦。しかし、このまま終わったらMそも少し可哀想かなと優しさを見せた私は、せっかくだからと励ます会を行うことにした。ちょうど、宅飲みができる状態だったので、Mそに声をかけた。しかし二人きりは嫌だったので、そこでゆうも呼んだ。

そして、Mそを励ます会が私の祖母の家で開催された。ちょうど誰もいなかったので、好き勝手にできた。まずは乾杯して、早速飲む。失恋からかMその飲むペースが速い。これはいかんな〜とのんきにしていたら、案の定酔いが回って完全に酔っ払いだした。そして、失恋の愚痴を語りだした。ゆうも結構迷惑そうな顔をしていたが、二人でしっかり聞いてあげた。今日で全てが終わるならと自分に言い聞かせた。ますます酒の飲む量が増え、悪態をつくMそ。トークの切れ目がなく、ただただうなずく事しかできなかった。しまいには、東京の友達にまで電話する始末。電話される方の身にもなって欲しいものである。単なる愚痴のオンパレードなのだから。しかも、途中で私に電話が渡され、何故かトークする羽目に。もう何が何だかわからない。とりあえず、酔っ払ってるから今日はMそのことは勘弁してあげてねと説明して終わった。ゆうもやけくそになったのか急に酒をあおっていた。確かにこの状況を考えると仕方がないかと思った。その頃にはMそも泣きはじめて、誰にも相手にされなくなっていた。というより、何もできるような状態ではなかった。声をかえてもシカトされた。


と、ここまではMその悪態ばかりが目立っていたが、急にゆうがいなくなったと思ったら、いつの間にか酔っ払ってベランダから飛び降りようとしていた。急いで止めに入ったら急にゆうが語り始めた。その話を聞くと彼氏とうまくいってないとのことだった。それなのにMそのためにわざわざ来てこの状況だしと言うと、死にたいと泣きながらまたベランダに手をかける。私は制止するのに必死だった。本当にMそを恨んだ。私なんてそこまで関係ないのに何故こんなに面倒をみなくてはいけないのかと思うと疲れた。そして、ひとまずゆうを中に入れ、話を聞くことに。その頃にはMそはほったらかしにしていたので、かなりすねていた。すねてまた電話をし始めた。ご機嫌とりに角に電話してMそと最後にもう一度話してもらえないか聞いたら、即答でダメだった。そして、今おかれてる状況を説明したら、角は大爆笑していた。あんたが蒔いた種だろうが!と心の中で叫んでいたが、友達思いなんで最後の尻拭いくらいはしてあげようと思った。

ゆうが話始めて30分。Mそも泣き疲れてソファーの上で寝てしまった。とりあえず、片方がつぶれてくれたので助かった。それから毛布をかけて、またゆうとのトークに戻る。それからゆうが甘えだして、急に「眠たいからベッドまで運んで〜〜。お姫様ダッコで」と言ったので、寝てくれるなら何でもやりますともと私は心の中で思い、すぐさまベッドまで運んだ。そして、ベッドにゆうを置いた瞬間、「一緒に寝よ」と首をギュッとされてベッドに引き込まれた。私はこれはまずいと思って離れようとしたが、ゆうに「本当は一人じゃ寂しいから寝れない」と泣きつかれてしまい、しょうがなく(ここはかなり大事。テストに出るのでアンダーライン忘れずに!)一緒に寝ることにした。もちろん手はだしていません(ここも大事!)

それからゆうは私をギュッとしながら、安らかに眠った。私は逆に密着しすぎたこともあり、緊張してなかなか寝れなかった。密着=女の子の柔らかい部分がモロに当たる。若かりし頃の私には刺激が強すぎます。このことがきっかけで二人は仲良くなっていった。

次の日の朝早くMそとゆうは、家に帰ると言い足早に帰路についた。そのころにはMそも落ち着いて大分ましになっていた。二人を見送ってふと片付けをしながら、トイレを覗いてみると便器が破壊されていた。便座じゃなくて便器がである。私は昨夜トイレを使用しておらず、ゆうもトイレにいった形跡がなかったので、犯人は・・・・・・。Mそ一人に絞られた。おかげで私が自腹で直す羽目に。お金も減り、精神的にもやられ、何一ついいことはなかった励ます会だった。って一つだけ今思うとありがたいことがありましたか・・・(笑)

そして、このゆうとのもう一つのストーリーが幕を開ける。

第3章 Mそ大戦 第5部 衝撃=笑劇? 

2006年11月10日(金) 15時38分
いい加減Mその暴走に嫌気がさした角は、何とかしようと考えていた。しかし、その思いとは裏腹に中々進展しない日々が続いた。そんなある日、Mそから相談を受ける。なんとあのMそがついに角に告白したいと言い出した。これを聞いた私は嵐(角の暴徒化)が吹き荒れると思い、止めたほうがいいんじゃないかと助言した。しかし、Mそは腹をくくったようで、私に執拗に「可能性あるかな〜?」と問いただしてきた。そんな可能性が微塵もないことを知っていた私は、「うん大丈夫じゃない?」とは決して言えず、とりあえず告白を先延ばしにすることだけを考えていた。

とりあえずその日は話を聞くだけで終えて、このことを角に伝えた。そうすると意外にも角は、「なら今度近いうちに二人で会って話ししてみるよ」と言った。もちろん断るのか聞いたら、「当たり前っすよ〜」と笑いながら答えていた。

角のOKも出たので、早速Mそに会って「告白したいならしたら?」と言うと、「うん。元からそのつもりだからね〜」とあっさり告白することになった。

それからまもなく角からいよいよ明日二人で会うことになったと連絡を受けた。これで長きに渡ったMそとの付き合いも終わるかと思うと嬉しさ120%だった。早く明日になって角から「やりましたよ、浅野さん!これで全部終わりますね」と聞けるんだと思っていた。

そして、次の日の夜、角とMそは最初で最後の二人きりのドライブに出掛けるのだった。そして、私は携帯電話が鳴るのを今か今かと待っていた。そして日付が変わってすぐだった。角から一本の電話があった。しかし、意外にもその声は真面目だった。どうしたのかと思って話を聞いてみた。

〜「浅野さん、Mそから告白されましたよ・・・」 『どうだった?』 「いや〜、あまりにMその告白がマジで可愛く見えて・・・・・。」 (一瞬の沈黙が生まれる) 「OKしちゃいましたよ!!」 『え??・・・。』 (私は凍り付いて何も言えなくなった。あれほど拒絶していたのに何故?角の頭はくさってしまったのではないかと思った) 「・・・・・な〜〜んてね。嘘に決まってるじゃないっすか〜。あれだけキモイとか言ってたのにOKするわけないっすよ」 『だよね〜。凄く安心したわ〜。一瞬角が腐っちゃったんじゃないかと思って心配したよ。本当だったら目を覚ますように叩き起こしてたわ〜』〜

と角の冗談に一杯食わされ、最後は笑いで締めくくられた。しかし、私は角だからまさかがあると思っていたので、案外OKだすのかとも思っていた。でも、全てが終わって良かった。これからはまた自由に伸び伸びとがんばろうと言う事で、電話は終わった。

そんな安心感も束の間。これからすぐ後に本当の最後の地獄絵図が待っているのであった。角とMその残した不協和音がこの私に降り注ぐ。

第3章 Mそ大戦 第4部 両手に生ゴミ 

2006年11月04日(土) 16時25分
花火大会も終わり、一息つきたかった私の思惑とは裏腹に、またしてもMそは飲み会を企画。今度は完全に合コンがしたいとのことより、女性3名、男性3名でやる予定になった。もちろん男性陣は私たち3TOPが挑む予定だった。しかし、いざフタをあけてみると意外な展開が待ち受けていた。

当日黒ちゃんが不戦を表明。長い会見が行われるかと思ったが、あっさりとしたメール一通で終わり。そして、Mそ側も人数変更になっていた。話を聞いてみるとどうやら合コンに来たい人がたくさんいるから連れて来てしまったということだった。一体何人になったか聞いてみたら、何と6人にまで膨れ上がっていた。これはまさしく6:2という両手に花状態だ。まあそのうちMそとあっちゃんは生ゴミみたいなものなのでカウントしないとしてもそれでも4:2だ。これは期待できると安心して現地へ急いだ。

しかしそこで待っていたのは生ゴミたちだった。何故にこれだけの人数がいて、人らしい人がいないのか疑問にさえ思った。しかもその中には彼氏持ちまでいる始末・・・。またしてもやられたと私は内心煮えくり返った。やはりブスの友達はブスしかいないんだな〜と再認識させられた。しかも席の並びもおかしかった。私たち男性陣が少ないのだから、真ん中にきてもいいのに、何故か壁側に。しかも私たちの隣にはMそあっちゃんの最強タッグ!逃げ場すらなかった。完全に他の子たちと話す機会がなかった。明らかにあの角の表情が、不動明王像のように強ばっていた。私もMそとか気にしないで、席をまたぎながら違う子たちと話していた。それでも必死こいて角に迫ろうとするあの最強タッグは、完全に場の空気を読めずにいた。もはや邪魔者でしかない。角の顔にはもう我慢の限界って書いてあった。

それから二次会の話になったが、角はもうあのタッグと関わりたくなかったらしく、帰ると言い出した。私も帰りたかったが、それが出来なくなっていた。何故ならMそたちのやけ酒に付き合わなくてはならなかったからだ。そして、初めて私と角が合コンの場で二次会を前に別れることになった。

二次会は飲み放題付きのカラオケになった。そこに来たのはもちろんあのバカタッグと人物紹介でもでたゆうである。私はあのバカ二人の愚痴を聞き、なだめていた。本当に早く帰りたかったし、泣きたかった。それでもゆうがフォローしてくれたりで、まだ助かった。私はゆうに感謝して、その日は番号も聞かず、帰ることになった。ゆうには彼氏がいたのを知ってたからか、その時はあまり興味がなかった。まさかそのすぐ直後に事件が起きるとも知らずに・・・。

一方、角は一次会で切り上げた女性陣たちと仲良く帰っていた。そこで初めてその日初めての笑顔が角にでた。私が修羅場の時にいい思いをしたと知ったのは翌日になってからだった。角もまさか修羅場と化してるなんて知る由もなかったから、真実を聞くと私にただただ平謝りをするだけだった。

まさにMそ地獄から抜け出せずにいた私たち。ゴールの見えない迷路に迷い込んでしまったようだった。しかし、そんな中いよいよMそ大戦が終わりを告げようとしていたのだった。

第3章 Mそ大戦 第3部 花火より可憐な君よ 

2006年10月29日(日) 19時03分
いくそとの出会いを果たした私たちに待ち受けているもの・・・、それは・・・、夏の思い出。
次々にMそが飲み会を企画してくれるおかげで、私たちは暇を持て余す事はなかった。そのせいで私たちは常に生き急いでいた。前回のいくそとの出会いがちょうど初夏。そして、流れるように今回の飲み会に至る。今回のテーマはずばり「花火大会」。それをネタにMそは飲み会を企画。相変わらずの単細胞ぶりである。先にMその企画案を記すと、まずは花火が始まるまで軽く飲む。そしてほろ酔い加減で花火を見る。そして終わってからロマンチックな雰囲気であわよくば角と・・・・・。そんな展開がMその描いたストーリーだった。ただ私もいないと角が来ないのは知っていたから、私ももちろん誘う。そして、女一人じゃバランス悪いから、ここであっちゃんが登場となる。

まずはいつものように待ち合わせをして会場に向かう。本当にいつもこの流れで飽きてくる。そこであっちゃんに出くわす。正直きつかった・・・。何秒直視できたか??それくらい厳しかった、あっちゃんの風貌。そして、案の定Mその指定席は角の向かい。ご満悦な表情がやたら頭に残った。私はそうそうにやる気がなくなったので、静観を決め込んだ。そうすると気付けばあのあっちゃんまでも角に気を持ち始めているではないか。これは熾烈な女の争いが見れると思い、急にテンションが上がった。

飲み会は花火までの繋ぎだったので、そうそうに切り上げ、メインイベントの花火大会会場に急ぐ。札幌恒例の豊平川の花火大会だ。ちょうど橋の下近くに場所をとり、打ちあがるのを待つ。
「ヒュ〜〜・・・。ドーーーン」
花火が上がり始めた。夜空に舞う花火は夏の風物詩。とても風情があって綺麗である。そして、周りには浴衣を着た可愛い女の子たち。そして、一番近くにいるのはもっとも醜いアヒルの子たち・・・。「普通なら花火を見ている時に女の子の可愛さは2〜10倍可愛くなるはずである。」(ロイター通信調べ) しかし、Mそとあっちゃんはいつもと変わらずである。そういう意味では自分を保ち続け、可憐であるとさえ言える。私はいつしか花火の華やかさを忘れ、この二人のとろけていく眼の様子に目を奪われた。こいつら、花火を前にはしゃぐ角を見て、眼がとろけてるんじゃないのかよ・・・。それに気付いたときには花火大会は終盤に差し掛かっていた。花火見に来たんじゃないのかよ・・・。突っ込む要素が多すぎて私はがっかりした。

そして、花火も終わりこの後どうすると言う話をする前に角はばっさり、「じゃあ浅野さん、帰りますか!」の一言。あの二人の顔が一気に青ざめる。私も即座に同意し、これにてお開きとなった。もしあのまま「この後どうする?」という話をしてたら、間違いなく大変な事態になっていたのは言うまでもない。それくらい女をアピールしていた二人なのだから・・・。

第3章 Mそ大戦 第2部 泥試合 

2006年09月01日(金) 12時49分
いよいよ、Mそとの合コンが開催された。私は憂鬱の一言しかでてこないくらい、嫌だった。札幌の待ち合わせ場所の定番「ロビ地下」にて彼女たちを待つ。私たちは早めに来て待機していた。どんな子が来るんだろう?いざ合コンとなると誰が来るかでなんだかんだで楽しみになる。イヤイヤでも誰が来るかまでは、悲しいかな心躍る。待ち合わせ時間5分前にMそが来た。隣にいるのは・・・・・・・・。ガーン!!いくそだった。まだ初対面だったが、私には不吉な予感しかしなかった。そして、早くもその予感は的中することになるのだった。


お店に移動して、早速自己紹介。もちろん私たちは生粋のエンターテイナーだったから、いきなり笑いをとりに走る。結果オーライ!楽しい雰囲気の中、合コンは始まった。しかしいざ始まってみたら、Mそのいきなりの暴走化で一気に角が追い詰められる。前回紹介したように、角はMそを気に入っていたが、あまりの勢いに若干ひいていた。前半は完全にMそペース。これではまずいと思い、私がMそのマンマークに徹底した。そして角をフリーにしていくそに攻めるスペースを見出した。それぞれの思惑という名のフィールドに立った選手たちは、各々の役割を確実にこなし始める。

Mそ国代表:Mそ(FW)1トップ。脅威のドリブルで敵陣に切り込む。日本代表の角張のゴールに迫る勢い。その後シュートを何本も放つが、日本代表のスーパーボランチ浅野に抑えられる。
        
        いくそ(MF)司令塔。Mその気持ちを察して、スルーパスを供給し続ける。その鋭いパスは日本代表の脅威である。この試合をまるで楽しむかのような余裕すら感じられる。


日本代表:角(GK)日本の守護神。前半は苦しい戦いになり、守備に徹底させられてしまうが、後半浅野の活躍により、まさかのポジションチェンジ。FWとして一気にフィールドを駆け回る。

      浅野(MF)スーパーボランチ。その名の通り、舵取り役に徹する。この試合の流れを左右する働きをする。後半、フィールドを完全に支配して試合の流れを日本に呼び寄せる。


まさに試合の流れは、どっちに転ぶかわからない状況になった。後半はいくそも酔っ払いだし、素になってきて、性格の悪さを露呈していた。本当に早く終わって欲しかった。しかし、プロとして最後まで諦めなかった。日本のために私たちはベストを尽くした。結果、角の猛攻で1点をとった。(いくそと番号交換して次に繋がるプレー)

へべれけに酔っていた女性陣だったので二次会もやらず解散となった。そして、私たちはすぐにあの場所に向かうのだった。そう。黒ちゃんがバイトしているあのコンビニに。ここは、この後合コンの反省会をやる場所へとなっていくのだった。

そして、結果報告。まあそれなりに善戦したこともあって、特に悪い点はなかった。ただ、女性陣がいけてないということを除いては・・・。黒ちゃんもその日は、特に説教することもなく、和やかな雰囲気で解散となった。

第3章 Mそ大戦 第1部 交わる火花 

2006年08月28日(月) 21時52分
さて、プレーリーたちとの戦いを終え、私たちは新たな旅路を行くこととなる。当時私と角はサークルに入っていた。茶道研究会略して茶研。そんな茶研であの運命的出会いを果たす。そう、それがMそだ。

当時まだ茶研には男が少なく女性ばかりで構成されており。その発言権と言ったら計り知れないものがあった。周りからしてみたら、女に囲まれて楽しそうにやってるじゃね〜かみたいな空気になりがちだが、決して世の中そんなに甘いものではなかった。女と呼べるくらいの人がいたかどうか・・・。あれは魔物がすむ魔窟であると言っても過言ではない。それくらいブスの集まりだった。そのくせして威張ってばかりで、私たちはいつも肩身の狭い思いばかりしていた。


そんなある日、茶研でお茶会なるものをやるという話が出てきた。もちろん私たちは雑用を押し付けられるのだが、それがきっかけで、Mそと話す機会が増えた。Mそも男に飢えていたせいか話したいオーラが滲み出ていて、余計に気持ち悪かった。

Mそは角を気に入ったのかやたら話しかけていた。そして、トントン拍子でMその友達を呼んで飲み会をやろうということになった。いわゆる合コンだ。

Mそは角と仲良くなりたい。角は可愛い子と知り合いたい。お互いの利害は一致していなかったが、そこは男と女の関係で、その合コンは開かれる方向で時は流れ始めていく。それがすべての歯車を動かす第一歩とも知らずに・・・。こうしてMそと角、そして私を含む火花は今まさに激しくぶつかり合うのだった。

その当時角がこんな名言を私と黒ちゃんに残している。
「まりっぺ(Mその当時のあだ名)、超可愛いな〜。俺、マジで落としにかかるわ。」
それを聞いた私は、角の頭が腐ったかと思った。一度火のついた角を誰も止められなかった。あんな不細工を可愛いと言えるのは角くらいだと今でも確信している。

こうして合コンの幕は開けていく。
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