2017年5月19日の記憶

May 21 [Sun], 2017, 12:42
2017年5月19日の記憶

人は忘れやすい。私が今日(2017年5月19日夜)、多くの市民達と国会正門前で共謀罪成立に反対する抗議集会に参加していたことも何時か漂う時間の中で曖昧な記憶となって行くのであろう。抗議する広範な人たちの中で、私たちの世代や高齢者は多い。戦後民主主義と言われた時代に教育を受けた者達、さらに戦前の教育も体験している者には、新憲法で担保された基本的人権、表現の自由、報道の自由等は、市民社会を健全に発展させるための当然の権利であると認識されている。だから現政権の立憲政治を反故にするような物言いや政治手続きを容認することは出来ない。ライトアップされた週末の国会議事堂内では、午後の衆議院法務委員会で野党の審議不十分の抗議の中、強硬可決された。

共謀罪の位置づけは戦前の「治安維持法」に匹敵する。安倍政権は、すでに秘密保護法、安保法制変更(同盟国アメリカの戦争に参加することを可能にした)と、政治の戦前化へと変更して行った。共謀罪成立後は憲法を変えて、戦争を可能な国に戻すことに繋げていく道筋は明確である。現憲法で改憲を発議できるのは、唯一立法府の国会にある。安倍総理はその手順すら守らず、自らの考えを書いた「2017年5月3日読売新聞」を読めとか、条文に踏み込み、「憲法九条に自衛隊を組み入れたい」とか言いたい放題である。これを独裁政治と言わずなんと表現すればよいのであろうか。

森友学園問題は、国有財産を8億円も安く譲渡した事だけでなく、戦前の軍国主義教育の大きな反省から、国会で決議し止めた「教育勅語」を、日常的に暗唱朗詠することを良しとする人達の幼稚園に力をかした事である。もちろんその教育理念を分かったうえで、総理夫人は名誉校長を引き受けているのだ。日本の右傾化に教育の現場から拍車をかけていくことを利用しようとしていたことが浮かび上がるのである。

この国が二度と戦争をしないことを国是としたことは現憲法の最重要項目である。第二次世界大戦での日本人の軍人・民間人の死者およそ300万人(世界全体では、6000万とも8000万人とも言われている)。彼らの大きな犠牲の上に戦後日本社会や世界がある事を常に銘記しなければならない。

2017年5月19日夜、国会議事堂正門前の私はこの日の記憶を記録し未来に残すこととする。     2017年5月19日   俳茶居   


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