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舟木一夫 / 2007年12月09日(日)
 中学3年生の頃、舟木一夫の「高原のお嬢さん」という歌が流行った。その頃の僕は歌謡曲の世界でしか尾鷲の外側の世界を知ることはなく、歌謡曲の影響は大きかったように思う。
この歌が好きでよく歌った。映画も見た。憶えているのは、舟木一夫と和泉雅子が指人形で、互いの気持ちを打ち明ける場面である。その場面に至るストーリーも忘れ、指人形の場面だけが記憶に残ったのだった。
 この歌のカラオケは僕が35歳の頃にはなく、どこのカラオケに行っても叶わなかった。その頃台湾にいく機会があった。裏町のどこかさびれたバーに入ったら「高原のお嬢さん」がカラオケであるのである。これには驚いた。なぜ台湾にこの歌のカラオケがあるのか不思議だった。その後もこの歌はカラオケにならず、ようやく、僕が40歳ほどになった頃に日本でも登場してきた。
 
 

 舟木一夫はしばらくブラウン菅には登場しなかったが、僕が46歳の時、尾鷲に舟木一夫がやってきた。呉服屋さんが招待してくれるショーで、僕はラッキーにも呉服店の好意でそのショーを見ることができた。舟木一夫に質問でもできる時間があったらいろいろな質問をしたかったが、そんな企画はなかった。偶然、舟木一夫とトイレで一緒になり、なんだか緊張して、一言、「僕はファンでした」としか言えなかった。トイレでいろいろ聞くわけにもいかない。舟木一夫は無口そうな人で、「そうですか、ありがとう」
と言って目を合わせ、それから目をそらして出ていった。静かな感じがした。
 そのショーには九州の方からも「おっかけ」の女性達がきており、これほどの熱烈なファンがいるなら、また脚光を浴びる日が来るだろう、と思った。
 その後、テレビで舟木一夫のショーがあったり、歌舞伎座公演をしたり、彼の人生のドキュメントも番組であった。僕はそれを一生懸命に見た。
 相変わらず恥ずかしそうに歌う彼の歌い方は橋幸夫や西郷輝彦と違う暗さと純粋な青春の香りもした。
 ネットで何気なく舟木一夫を検索したら、「高原のお嬢さん」や「北国の町」など彼が主演した映画がDVDになっているのを知った。このDVDをレンタル申請したら、結構早く到着して、今日、「高原のお嬢さん」を見た。
 蓼科高原で死んだ親のあとをついで牧場を維持している主人公とその仲間。この高原を買収して商売にしようとする父からの願いで仕事を引き受ける男(山内賢)。高原に来ていた女性(和泉雅子)はその男の親が求めるフィアンセ候補である。舟木一夫演じる茂夫と和泉雅子が演じる淳子は互いに恋するようになるが、山内も本気で淳子を好きになって茂夫に告白してしまう。この三角関係を淳子は知らず、茂夫は身を引く、という話である。
 どうってことのないストーリーだが、じっと見ていて、やはり一番のよい場面は指人形で告白し、別れを告げるところである。おそらく脚本家も監督も一番力の入った場面だと思う。
 よく見ていると全体が舟木一夫のプロマイド写真が映画になっただけのようなものだ。舟木一夫の人柄がよくわかるようなものだった。この人のどうしても外に向かっていかない印象の暗さや無理して微笑むぎこちなさなどは中学生当時読み取ることもできなかった。

 おそらく我々の世代が果てていくまで彼は歌を続けるように思う。そういう意志のありそうな人である。歌しか生きるすべがなさそうな人のように見える。決して器用ではない。だが昭和38年から42年ぐらいまでの時間を駆け抜け、いつまでも口ずさんでもらえる歌を授かり、それをいつまでもご恩返しのように歌い続ける舟木一夫をまたいつか見たいと思う。 
  
Posted at 00:46 / 映画・音楽・芸能 / この記事のURL
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尾鷲高校の同窓会で「高校三年生」が年齢に関係なく追憶のテーマソングのように二度三度肩を組んで歌われた。歌は世につれ・・・といわれるが、1960年代から1980年までの歌には、その詩に叙情的なストーリーがあるから、絵(映画とか)と一緒に今も生きているのだろう。
Posted by:miki-kazu at 2007年12月09日(日) 18:57

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