旅情とはそこはかとない哀愁がある。この映画は後半がほとんど日本の四季を背景に主人公親子が放浪する旅をする。犯人でもあり、作曲家である和賀英良が新たに作曲した作品の発表会でその音楽が始まるとともに、和賀親子の過去の回想と聞き取り調査をして推理していった丹波の捜査会議での経緯説明が重なって、素晴らしい出来栄えの映画となっている。日本映画の最高傑作のひとつだろうと思う。
「深川めし」からそんなことまで思ってしまい、紀勢本線に乗っている。紀伊山地と言おうか、熊野灘と言おうか、そちらに向かう人は少ない。自由席でさえ、十人たらずである。
なにげなく履かないでいた靴を突然思いだしたように履いた靴の踵の部分がはがれてしまって、これには苦労した。簡単には靴屋は見つからず、左足をびっこをひくように歩かなければならない。それになんとなしに格好が悪い。最後まで適当な靴屋、特に買うのだったらスニーカーにしようと思っていたので、時間をかけてまで探すことはできず、びっこをひいて2日間歩いたのだった。とたんに左足の膝裏に違和感がでた。
なかなかよい出張だったが、これに参った。