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免疫力 / 2009年11月19日(木)
 免疫力

 免疫力とは外敵から身を守るために人体がそなえているシステムである。これが強固だと細菌をはねのけ、ウィルスをやっつけてしまうのである。
 自律神経と免疫力との関係が言われてから久しいが、白血球の一種である顆粒球は細菌を攻撃する細胞である。怪我をすると膿になる場合があるがあれは顆粒球の戦いの残骸である。もっと小さなウィルスに対してはリンパ球が闘う。
 自律神経の交感神経が優位になると顆粒球が、副交感神経が優位になるとリンパ球数が多くなることが知られている。獲物を狙って外にいくときは顆粒球が増えるのは、怪我をし、細菌が入るのを防ぐ役割をもつのだろう。

仕事ばっかりしていて、人間関係においてもストレスがたまる。家には寝に帰るだけとなれば癒す時間がない。交感神経が過剰に働く。増えすぎた顆粒球は悪さを起こす。胃潰瘍などは典型例である。顆粒球が増えすぎてリンパ球が減少し、その閾値を超えると、癌が発生すると言われている。癌をやっつけるリンパ球が不足するのだ。

 病院と日常の間に非日常として、旅行がある。気分転換の方法である。普段の場所から離れるというのは最良の癒しであり、普段の人間関係のことも、お金のことも、仕事のことも考えなくてすむ。離れると自然にそうなってしまう。他にもスポーツであったり、釣りであったり、映画を見たりと余暇で楽しむものはいくらもあるが、エステというのは、他人に癒してもらう場所として近年登場している。美しくなることに加え、マッサージもしてもらえる。異空間を演出しているエステならそこで女王様のようになり、気分よく美顔をしたり、フルボディーマッサージを受けて、心身がすっきりとする。

 実はエステには美容だけでなく、健康や病気予防という利点もある。
 オイルを使って行うリンパ系のマッサージをしてもらうと、リンパ液を流し老廃物を流すだけでなく、リンパ球も元気にする。不純なものを流し出すと、シミやシワ、タルミやムクミや水イボなどをとるだけでなく、深いリンパに滞るものを流すと不眠や冷え性、だるさなどにもよい。リンパ健康法が普及するひとつの根拠となっている。
 実際、むくんだ顔に手でリンパを流すようにマッサージをすると目は大きくなり、ムクはとれる。
 加えて免疫系を高めるわけだから、一石二鳥である。さらにおまけのようなものがある。特に女性の場合だ。マッサージは実は自然に東洋医学で言う経絡の上を撫でることになる。実はこの経絡ラインに性感帯もあるようである。アダム徳永の「スローセックスのすすめ」を読んでいるとわかる。
 女性の手はミクロレベルの凹凸を感じ取れるくらい敏感にできている。それはおそらく手だけではないのだろうと私は思う。オイルで優しく皮膚をマッサージしていくと必ずその鋭敏な性感帯にも触れることになる。性衝動を刺戟するものでもないが、オイルマッサージを女性が好むのはそんな女性の皮膚そのものの成り立ちが男性と違うからなのだろう。

 仕事が終わったばかりの交感神経優位で来た客には心拍数に合わせるように、はじめやや早目からスタートして徐々にゆっくりとしていく。すると副交感神経も高まりバランスが整う。逆に家でゴロゴロしていて副交感神経が優位だと思える人にははじめゆっくりとスタートしてやや早めにもっていく。すると元気はつらつで、交感神経と副交感神経のバランスが整う。 

 マッサージの前にしておくとがある。それは膝裏の緊張をとり、肢の神経を緩めておくことと、足指と足首の旋回して交感神経を緩めておくことである。すると体幹が温かくなる。体温も上がる。この準備を終えてからマッサージに入るのが私が今考えているベストではないかと思う。
 マッサージを終えると免疫力が回復しているはずだ。皮膚も潤っているはずである。余分なリンパも排出されているはずである。
 エステは女性の社会進出に付き従うようにして発展してきた。このエステ、女性の味方であるとすれば、
Locomotive Syndrome (関節症症候群)の4700万人の人々にもお手伝いできればよい。つまずいてころぶ、痛みで鬱陶しくなる、寝たきりになる、という女性特有の恐怖を取り除いてあげることも可能のように思える。ボディーチューニングはその技であるし、リンパを流すのはリンパ系のマッサージである。これで老廃物排出、免疫力強化に加えて、筋肉・関節系を調節することが加わる。私には町の一店がこのくらいのことができたらたいへんな社会貢献であると思う。これこそ美容ではないかと思うのだ。

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