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January 12 [Sat], 2013, 11:00
アダルトゲーム 
戦極姫シリーズも4作目ということで、さすがに練りこまれてるなと感じました。
ゲームとしては、相変わらず天下統一をベースにした戦国SLG+ADV。戦国武将を女性化したネタのエロゲです。
SLG部分はちまちました詰め将棋風のもので、城単位で設定された拠点をCPUから奪っていき、
攻め込まれないよう戦力を整え、重要な拠点を押さえながら、
いかにCPUより速く勢力を拡大していくか、という感じのもの。
じわじわ領地が広がって石高が増えていく様は中毒性のあるものです。
これに武将のレベル上げやスキルの要素など、キャラクター性を盛り込んだものに
なっているわけですね。
まあよくあのゲーム性とキャラ性を融合させたものだと思います。
難度はシリーズが進むごとに救済措置が増えているせいもあってガンガン下がっていってますが、
エロゲであるということを考えれば、ストーリーを進めたり女性武将との恋愛イベントなどを
楽しむ障害にならない程度に、適度に手応えを味わえる今作の難度は、ちょうどいいと思います。
天下統一系のゲームらしく、敵勢力の巨大化はなかなか速いので、
もたもたしているとどんどん難度が上がるあたり、元ゲーの良さはちゃんと残ってますしね。

 こうしたSLG部分のゲーム性は基本的に3(+遊戯強化版)と大差ありませんが、
以前は似たようなものばかりだったスキルは武将の史実のイメージに沿る方向で多彩になり、
国内地図画面では、ポップアップ表示の導入により自勢力以外の拠点がどの勢力の所属であるかなど
細かい情報が分かるように改良されていたり、ゲームを楽しむ上で有効な改良がいろいろ加えられています。
ほかにも各操作が分かりやすくなっており、
前作までの、元が20年以上前のゲームであったがゆえにインターフェースが古臭く情報が見づらい、
という欠点が解消されていまして、ようやく現代のゲームらしい画面になったな、と感じます。
合戦時の演出などもかなり見応えのあるものになっていて、その面でも進化が感じられますし、
プレイ感覚は確実に良くなっています。
多少CPUの思考がもっさりした感がありますが、パッチ当てればある程度は高速化しますし、
劣化した部分は特にないでしょう。

 徳川ルートを除き、ほぼ天下統一が確定した終盤のSLGパートが作業になってしまうという
戦略SLGの宿命的な欠点は残ってしまっていますが、
ともあれ、3に細かな改良を加えた、という方向性での進化で、
完成度はまずまず上がっていたと思います。良作と言っていいゲーム性でしょう。
ただ、本当に改良や見た目の強化だけであって、変化が無いのも確かですが…



●シナリオについて
 ルートは6つ用意されていて、どれも主人公が軍師となってシナリオが進んでいく形です。
伊達、上杉、武田、徳川、足利、島津というラインナップで、新規に加えられたのは徳川のみで
前作からは織田、三好、毛利が削除されているので、単純に考えると減少した感がありますが…
新規の徳川ルートが実に作りこまれたシナリオになっているので、さほど不満はありませんでした。
徳川のみ関ヶ原を扱った戦国末期のストーリーになっており、
他のルートは多少まちまちですが、前作までと同じく信長の時代あたりから
1580年代ぐらいのエピソードを扱った内容になってまして、徳川だけ扱いが色々と特別でした。
ちなみに、過去作とは直接のつながりはないので、今作から手を出しても何も問題はありません。

 まず徳川ルートですが、このルートの完成度は非常に高いです。名作レベルだと言って差し支えないでしょう。
本能寺の変〜関ヶ原までの史実の流れを、実にうまいことアレンジしてあって、
武将たちの熱さに満ちた、とても感動できる関ヶ原モノに仕上がっています。

 ヒロインとしての家康は正統派ヒロイン的な魅力があって、いい感じに可愛らしくて凛々しく、
いいキャラに仕上がっていましたし、それに何と言ってもこのルートはゲームに登場するキャラの中で
関ヶ原に関係のあるキャラを総動員して全国規模のシナリオに仕上げているのが、
今までの戦極姫にない面白さがあって、とても良かったと思います。

 本作はエロゲーとしては登場人物はかなり多いものの、
当然ながら史実そのままに大量の人物を登場させることはできないわけですが、
しかし、限られた登場キャラの使い方が非常に上手く、
未登場の武将の役を違った形で他の登場キャラにさせたりしているのですが、
(例えば細川藤孝が京極高次の役割を兼任していたり)
これが実に自然な流れになるように考えられていて、そのシナリオの上手さに何度も唸らされました。

 豊臣秀頼もおらず、朝鮮出兵もないのに、冒頭の本能寺から伏線を色々張りつつ、しっかり関ヶ原へ話をつなげて、
しかも関ヶ原本戦もしっかり史実らしい流れで表現できているのです。
伊達、上杉、真田、宇喜多、立花、長宗我部、毛利、島津といった勢力や
加藤清正とか細川親子、大谷吉継など、こうした脇役たちそれぞれの立場や事情を
人間ドラマとして盛り込んであるから、そうした人物たちの思惑が入り乱れる様は、まさに関ヶ原らしい面白さ。
人間描写の質自体も素晴らしく、細川藤孝が徳川家に付こうと決断した際のイベントなどは見ていて気持ちがたぎってしまうほどで、
これが史実だったら良かったのに、と思ったぐらいで、こうした史実からの改変の上手さには舌を巻きました。
女性武将ばかりなのに(藤孝を含め男性も多いですが)、見ていて血が沸き立つような男気あふれるイベントが
数多くあり、しっかり戦国ドラマしているあたり、極姫シリーズらしいですね。
そういう方向性の熱さにあふれていたのが、このルートで一番評価したい部分です。
 合戦の描写も上手く、とにかく熱いし、家康を中心とした東軍と、西軍がぶつかる関ヶ原は大盛り上がりでした。
そして何より、石田三成。このキャラを魅力的に作ることができていれば関ヶ原モノとしては成功と
言えるでしょうが、まあ実に三成のイメージを崩さない、
生真面目で忠誠心に厚い魅力的な女性武将に仕上がっていて、とてもナイスでした。

 欲を言えば、もう少しぐらいは重要人物が登場しても良かった気はしますが…
小西行長、小早川秀秋、黒田長政、佐竹義宣、といったあたりがいなかったのは寂しい気もしますし。
まあ、どの人物の役割も、うまい具合に他のキャラに割り振られていて不自然さは無かったんですけどね。
あと、このルートは家康しか攻略することができず、サブ女性キャラとのHイベントを見ることすら不可能。
サブ女性キャラについては別にいいんですが、主人公が西軍側に付くような大きな分岐は欲しかったと思います。
関ヶ原で西軍が勝っていたら? というIFは、ゲームならではの面白さでしょうから、それが無かったのは惜しい。
三成が魅力的だったから、そっちに付いてみたかったという気持ちもありますし。
ただまあ、浮かぶのは贅沢な注文ばかりで、欠点と言えるようなところはあまり見当たらない、
そんな高い完成度のシナリオでした。戦極姫らしさと関ヶ原の面白さを両立していますね。
このルートがあったから、自分は高い点数を付ける気になれました。
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 他のルートも、徳川ルートほどの盛り上がりはないものの、質は安定しています。
明るいハーレムという感じの島津ルートを除くと、
どのルートも一定のラブコメっぽさを備えつつもシリアス傾向で、その武将らしさもちゃんと感じられるし、
伊達ルートなどは史実をもとにしたエピソードも多く、なかなか感動させてもくれて、読み応えはあります。
前作と共通するルートであっても、上杉などは後継者の景勝がヒロインとして登場するせいか
謙信が前作より大人っぽい雰囲気になっていて、違った魅力を備えたキャラになっていたり、
登場キャラの入れ替えや性格の微妙な変化などで、前作と違う面白さを味わえるようにちゃんと作られてますので、
前作をやっていてもプレイする価値があるようになっています。
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 サブ女性キャラのイベントは本筋と比べるとラブコメや萌えを存分に味わえる、という傾向で、
シリアスなシナリオとバランスが取れており、最近の極姫シリーズと同様の仕様です。
こちらも質は安定してます。
ちなみに過去作と違い、そのルートに登場してシナリオに関わるサブヒロイン、
例えば伊達ルートでの片倉景綱や伊達成実、上杉ルートでの直江兼続など、これらのキャラは
当該ルートでは恋愛イベントを見ることができなくなってまして、
各ルートとも、メイン格のヒロインとしかHできないようになってます。
上記のキャラと恋愛イベントを見るには、他のルートでそのキャラを捕らえて仲間にして見るしかないみたいですね。
なんか今回の戦極姫は主人公が一途な感じがします、まあサブキャラとはHするんですけどw
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