村上春樹『アフターダーク』
時計の針が深夜零時を指すほんの少し前、都会にあるファミレスで熱心に本を読んでいる女性がいた。フード付きパーカにブルージーンズという姿の彼女のもとに、ひとりの男性が近づいて声をかける。そして、同じ時刻、ある視線が、もう一人の若い女性をとらえる―。(本書カバーの紹介文より)
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なんとも解釈しづらい作品。
夜の都会の闇の中で活動する人々。生活することをやめ長い眠りに入ったひと。
孤独感と冷たさ。
何か事件が起こりそうで起こらない。深い人間関係が始まりそうで始まらない。
それらの営みを客観視する視点。
とはいえ会話や文章に散りばめられた表現はなかなか巧妙だと思う。
タイトルどおり夜明けで終わるのは希望につながっているということか。