ブランコゆれる 第一話 

October 10 [Fri], 2008, 4:24
ブランコってどうしてのっちゃうんだろ?

きこきこ・・・
揺れる音のせいかな?

ゆれる・・・だけど、自分でこがなきゃいけない。
自転車は進みたい方向へ進んで新しい場所へいける。しかし、ブランコはその場をはなれない。

前にゆらゆら、後ろにゆらゆら

景色は少しも変わらないのにどうしてあんなに笑顔でこいでたんだろう?
ななみは、公園の端っこにひっそりとたたずんでいるブランコに今日も座っていた。
昼間の公園に制服は似合わない。

11時をまわった公園は子供ずれの主婦の井戸端会議の会場になっていた。
しかし、誰もななみに話しかける人はいない。
誰もがななみとブランコがその公園にはないものとして遊びに来た。
いや、ひっそりと忘れられた木のように、通り過ぎていった。

ななみがこの公園に通うようになってから3ヶ月が過ぎようとしていた。
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