中藥生藥

May 24 [Tue], 2011, 16:29
草果(そうか)
【効能】
燥湿、温中、截瘧
1.寒湿が脾胃に阻滞することによって起った脘腹脹満、疼痛、嘔吐、下痢などの症状に用いる。
草果は辛香濃烈で、燥湿散寒の作用が強い。
寒湿阻滞脾胃、舌苔濁膩の者に、厚朴、蒼朮、半夏などを配伍する。
2.瘧疾(マラリア)に用いる。
本品は燥湿、散寒し、截瘧できるので、寒湿偏盛の瘧疾に適している。
常に常山、柴胡、知母などを配伍する。
【基原】
ショウガ科 Zingiberaceae のビャクヅク属植物 Amomun tsaoko CREVOST et LEM. の成熟果実
【性味】
辛/温
【帰経】
脾、胃
【用法・用量】
1日1〜3グラム。

茯苓(ぶくりょう)
【効能】
利水滲湿、健脾安神
1.尿量減少、浮腫、痰陰などの水湿停滞証に用いる。
茯苓は利水しても、正気を傷つけず、薬理作用は穏やかで、利水滲湿の要薬である。
水腫、痰飲のどちらにも適用する。
利水滲湿の作用を強めるために、常に猪苓、沢瀉を配合する。
また湿熱、寒湿など違った病証によって、他の薬物を配合する。
たとえば、湿熱には車前子、木通を、寒湿には附子、乾姜を配合するなどである。
さらに茯苓は健脾の作用がある。
脾虚のため、水湿が停滞した病証には、標本兼治の効果がある。
痰飲による眩暈、動悸、咳嗽などにも要薬である。
白朮を配合すると健脾利湿の効力を増強することができる。
2.脾虚証に用いる。
脾虚によって、体がだるい、食欲不振、泥状便などの症状に、いつも党参、白朮、甘草など補脾薬を配合する。
3.心悸、失眠に用いる。
本品は寧心安神できる。
常に朱砂、酸棗仁、遠志などの安神薬といっしょに用いる。
【基原】
サルノコシカケ科 Polyporaceae のマツホド Poria cocos WOLF の外層を除いた菌核
【性味】
甘、淡/平
【帰経】
心、脾、胃、肺、腎
【用法・用量】
煎剤、散剤、丸剤。1日3〜6グラム。

旋覆花(せんぷくか)
【効能】
消痰行水、降気止嘔
1.痰涎壅肺、咳喘痰多、痰飲蓄結、胸膈痞悶などの証に用いる。
旋覆花は消痰行水の効能があって、肺気を下降することができる。
寒痰咳喘、表証を兼ねるときに、生姜、半夏、細辛を配合する。
痰熱咳喘の実証には、桔梗、桑白皮、大黄などを配合した旋覆花湯を用いる。
2.吃逆、嘔吐に用いる。
旋覆花は降気止嘔の作用があるので、脾胃気虚、痰湿上逆による嘔吐、吃逆、心下痞満証を治療するときには、代赭石、半夏、生姜、人参を配合した旋覆代赭湯を用いる。
【基原】
キク科 Compositae のオグルマ Inula japonica THUNB. 、ホソバオグルマ I. linariaefolia TURCZ. などの頭花
【性味】
苦、辛、鹹/微温
【帰経】
肺、脾、胃、大腸
【用法・用量】
1日3〜5グラム。

何首烏(かしゅう)
【効能】
補益精血、截瘧、解毒、潤腸通便
1.精血虚虧による頭のふらつき、目のかすみ、病的白髪、腰がだるい、下肢の無力、遺精、不正性器出血などに用いる。
製何首烏は肝腎を補い、精血を増し、かつ収斂することができる。
薬性は寒でもなく、燥でもない。
またしつこくなく、理想的な補益薬である。
たとえば七宝美髥丹は、何首烏を主薬として、当帰、枸杞子、莵絲子などが配合され、前述した精血虚虧証に使用する方剤である。
2.慢性瘧病(マラリア)、化膿症、瘰癧(頚部リンパ結節)、腸燥による便秘などに用いる。
生何首烏は補益の効力は弱く、また収斂しない。
截虐、解毒、潤腸通便の効能がある。
たとえば気血両虚の慢性虐病を治療する何人飲は何首烏に人参、当帰、陳皮、煨姜を配合したものである。
瘡瘍による腫痛、掻痒には、防風、薄荷、苦参を配合する。
『本草匯言』は、夏枯草、土貝母、香附子などを配合し、瘰癧に使用する。
精血不足、腸燥による便秘には当帰、麻子仁、黒脂麻などの養血潤腸薬を配合して用いる。
【基原】
タデ科 Polygonaceae のツルドクダミ Polygonum multiforum THUNB.の塊根
【性味】
苦、甘、渋/微温
【帰経】
肝、腎
【用法・用量】
煎剤、丸剤、散剤。1日3〜6グラム。
【註意事項】
泥状便、湿や痰が盛んな者は服用しない方がよい。

蛤蚧(ごうかい)
【効能】
補肺気、助腎陽、定喘嗽、益精血
1.肺虚による咳嗽、腎虚による喘息に用いる。
特に腎不納気による喘息に対して効果が良い。
多くは人参、杏仁、貝母などを配伍する。
2.インポテンツに用いる。
腎陽不足、精血虚虧によるものに適用する。
単味で酒に浸けて服用する。
効力を増強するために、人参、鹿茸、淫羊藿などを配伍して使用する。
【基原】
ヤモリ科 Gekkonidae のオオヤモリ Gekko gecko L. の内臓を除去して乾燥したもの
【性味】
鹹/平。小毒。
【帰経】
肺、腎
【用法・用量】
煎剤、散剤、丸剤、酒剤。1日3〜6グラム。
【註意事項】
風寒、あるいは実熱による喘息、咳嗽には禁忌。
プロフィール
  • プロフィール画像
  • アイコン画像 ニックネーム:365kanpou
読者になる
2011年05月
« 前の月  |  次の月 »
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31
最新コメント
アイコン画像永久漢方
» ダイエットをした人の多くがリバウンド現象 (2013年10月24日)
アイコン画像秀諾OBプロテイン
» ダイエットをした人の多くがリバウンド現象 (2013年01月04日)
アイコン画像感冒、気管、肺
» 感冒、気管、肺 (2011年06月22日)
アイコン画像鼻炎、口内炎、炎症
» 鼻炎、口内炎、炎症 (2011年06月22日)
アイコン画像漢方精力剤
» 漢方精力剤 (2011年06月22日)
アイコン画像健康美容
» 健康美容 (2011年05月25日)
アイコン画像ダイエット薬
» ダイエット薬 (2011年05月25日)
アイコン画像皮膚
» 皮膚 (2011年05月25日)
アイコン画像免疫増加、漢方抗癌
» 免疫増加、漢方抗癌 (2011年05月25日)
アイコン画像肝臓、腎臟薬
» 肝臓、腎臟 (2011年05月25日)
Yapme!一覧
読者になる