シュガーキューブ 

2007年04月10日(火) 16時03分
ヘドニズムなんて微塵も無い
朝陽なら窓辺から刺してくる
うかれ猫 昨夜のあたし達
余韻はあたししか持ってないの

ねぇその指が9時間前に何をしたか

コーヒーが鼻を擽った
缶なんてオチは当然無くて
ミルクならちゃんと飲んだから
ブラックでも然して気にならないの

9時間前に何をしたか覚えてる

あたしがあなたに含まれたなら
その唾液でその熱で融けてしまうわ
あたしは積み上げたさしも色の理性を
崩される瞬間を今も待っているのに


9時間前に何をしたか覚えてて

あなたがあたしに含まれたなら
いとも容易く融けてしまうくせに
あたしは角砂糖を入れるその指を
堪らなく溢れていく濡れた眼で見てる
あたしがあなたに含まれたなら
その唾液でその熱で融けてしまうわ
あたしは積み上げたさしも色の理性を
崩される瞬間を待っている
今朝も砂糖は2つ

ex 

2007年04月01日(日) 16時02分
17号のぼって行くだけで
あなたになら簡単に会えるけど
浮付いた気持ちだから
21時過ぎたら旧中に移行する

動いてないと途端に解らなくなる
そんな言葉だってあるでしょ
一晩中揺さぶられてたって良いの
それが無意味でもあなたの上なら


白いだけの雪洞の群れが合図
駅前であなたに罠を張る
助手席で待ってるわ
シート奥まで下げて椿頬

動かした途端に解らなくなる
そんな仕草だってあるでしょ
その鏡にあたしは届かない
あなたの視点になんて今更会えない


15`だって寒い
70`に満たない蜜会じゃ

動いてないと途端に解らなくなる
そんな言葉だってあるでしょ
一晩中揺さぶられてたって良かった
それが無意味でもあなたの上なら
動かした途端に解らなくなる
そんな仕草だってあるでしょ
その鏡にあたしは届かない
でも戻したらもうあなたも見えない

suffocation 

2007年03月10日(土) 16時01分
どんなに酷い朝焼けだって
それなりの反芻で飲み込めるわ
あたしの嘘もあなたの優しさも
喉はやたらとひきとめるけど

穏やかに流れる日々を
だから期待している
そう あんなに怖いものを

痛みが差し込む 目に沁みていく
呼子鳥が震える様に鳴いた
希望があたしに残っているなど
有り得ないと遮って
いつかあたしは泣き出さなかった
雪は疾うに融けていたけれど
不実な東風を抱いているの
これすら大切なのだと


引き金だけは常に転がって
それだけがあたしを安心させる
散弾しても驚くほど冷静な
あなたのそれを慈しむ遅き日

菫は枯れゆく きっと
水が足りないのだろう
あたしだって欲している

温もりはきっと ずっと過剰だった
もう触れる事すら躊躇っている
霞んだ空から降る眩暈に今
立ち止まりあなたを妄う
冬が終われば忘れるだろうに
一人歩く 背なでに噎ば
呼吸を止めたいと願う
行き場もろくに無いのに


穏やかに流れる日々を
だから期待している
そう あんなに怖いものを

痛みが差し込む 目に沁みていく
呼子鳥が震える様に鳴いた
希望があたしに残っているなど
有り得ないと遮って
いつかあたしは泣き出さなかった
雪は疾うに融けていたけれど
不実な東風を抱いているの
窒息するほどきつく

あやめ 

2007年03月01日(木) 16時01分
窓枠一枚分の白い光
今日もあたしの悲しみを嗤う
引摺り出された悲しみを嗤う
投げ出した涙をまた流す冬

伸びて絡まる黒い影も
いつかは延びる陽にまた薄れる時が来るのでしょう


暑さを求める身は冷え切って
あなたの体温すらとどめておけず
怖いのは色味を増した曲線
そうして 速度について行けず
あたしを見る事 拒んでいた

融ける匂いに蜜を上乗せ
甘い声求め舌を差し出した夜を覚えている
伸びて絡まるあなたの腕を
そっと寄せたあの朝のあたしの首を覚えている
あの時のあたしの花を覚えている


影が薄れ始めるあやめの夏を思い出す

ワレメ 

2007年02月20日(火) 16時00分
客観で看ている
その指 溶ける程
甘いと知ったら
あたしじゃ止められない

薄ら氷 歩いて
二人ぼっちでいつも
割れたらあなたが
独りぼっち落ちた

それを眺めた 手も伸ばさず
綺麗過ぎたと思った

歪みを残して
眠って探して
怯えて騙して
あんなに繋がって
駄目になるのはあなたなのよ
これ以上どうか
掻き回さないで


拡張 溜息
それも慈しむ
沈殿 泡の
ひたすら跡を追う

悪い癖だけ連なってる
汚い若水を吸い上げて

辛くない痛くない
そんな筈が無い
いつだって大事で
でも大切じゃなくて
駄目になるのはあたしだった
しなれる覚悟など
無かったから


歪みを残して
眠って探して
怯えて騙して
あんなに繋がって
辛くない痛くない
そんな筈が無い
いつだって大事で
でも大切じゃなくて
駄目になるのはあたしだった
しなれる覚悟など
無かったから

掻き回さないで

A.M.3:17 

2007年02月10日(土) 15時59分
今 手を離しても
自由にはなれないの
背なでに伝わった
同じ温度 生きた音
指でなぞった鼓動
寄せた頬 泣きそうな声で
空気に連れ立たせたから
言葉は伝わらなかった

手を繋いで歩く事だとかを
教えられた春の隣は
暖かく その碇は
あたしに深く沈んでしまった

今 手を離しても
自由にはなれないから
傍にいて 終わるまでは
あなたのものでいさせて


閉じたままの窓越しでも
身を寄せ合い迎えるなら
朝と夜になって
ただの孤独では無くなって
優しさを交わして
強がりは融かされていく
あなたのあたしも そう
同じものでありたいと思う

泣きたい時に泣ける場所だとかを
与えられた春の隣は
暖かく その碇は
あたしにきつく絡んでしまった


切なさに変わるその瞬間だけは
見逃さずに目を凝らして
あたしを感じて欲しいの

今 手を離しても
自由にはなれないから
傍にいて 終わるまでは
あたしのものにさせて
あなたのものでいさせて

焼死体 

2007年01月01日(月) 15時58分
あなたを焼き殺すだけの
体温さえあたしには無いの

醜い火種は青くなれないまま
指先で朽ちて枯れ野に落ちる
あなたはきっと全て気付かない

あなたが焦げた匂いを身に纏って
飛び出したい 世界の終わりへと
効き手を振って その別れ風でそっと
あなたの灰を望んだ場所へ運ぶわ


痺れた心であなたを
追い詰める瞬間を待ちわびていた

腰骨に飾ったリボンさえ邪魔なら
あなたとあたし以外 何も結ばない
それすらきっと取り払われるけれど

あなたが焦げた匂いを身に纏って
飛び出したい 世界の終わりへと
効き手を振って その別れ風でそっと
あなたの灰を望んだ場所へ運ぶわ


今産まれた言葉が明日忘れられたら
あたしに意味はもう残ってないのでしょう

あなたが焦げた匂いを身に纏って
飛び出したい 世界の終わりへと
効き手を振って 一度だけでもどうか
二度と無くてもどうか
あなたが焦げた匂いを身に纏って
飛び出したい 世界の終わりへと
効き手を振って 見返るあたしにそっと
あなたを包んだ埋み火を分けて

浴室 

2006年12月30日(土) 15時57分
此処になら
いつでも独りで立っている
越えはしない
線の淵を撫でるように巡る
消えていく
あなたへの記憶も 渦へ
とどまらない匂いが ただ
今夜 異常なほど憎いの

「悲しまないで 泣かないで 笑って」
あなたが何故そんな事を言う


冷えた床に
飛び散る惨劇を捉えた
優しさが
根深く霜を這わせるから
端的に紡がれた夜に狂う
咎められる想いなら どうか
それもいつも通りに 渦へ

「悲しまないで 泣かないで 笑って」
思うならこの過程も沈めて

あなたが溢れる瞬間も
満たない時間は増えていく
「悲しまないで 泣かないで 笑って」


掻き乱す
雑音が帰路を弄る
眩む目が
扉越しの影を期待する
寒さから逃げる為の 拍動を
嗤いながら貫いて
震える声がまた 渦へ

「悲しまないで 泣かないで 笑って」
あなたが何故そんな事を言う

繋がる以上を欲す時
歪むなら 耳殻を覆うように
「悲しくなど無い 涙も無い 無い」

(悲しくない泣いてない悲しくない泣いてない

……
………)

渦へ

ボクサ's 

2006年11月20日(月) 15時56分
皮膚を隔て隠したつもりじゃない
滲み上がる鬱血 欲情
意図して繋がってるつもりじゃない
本当は行き当たりばったりもいいとこなの

作り物のあなたの匂いの中
独り呟いた「ねぇ殴って」
平熱だし悪い事なんか無い
でもあたしは確かに病気だと今言える

脳の中の点滅が治まる
そしたらまた
何も言わず見下して
手を上げて
繰り返すオイタはただ
その為の前処置
「ねぇ 殴って」


アラバチぶってみるあたしの癖
何だって知ってはいるけど
恥知らずなあなたのその指で
また咳いてみせる そういうのお好みでしょう?

囲うなら さぁ
昨日ごと明日ごとあたしごと全部掴んで
痣が残るくらいにきつく

脳の中の点滅が治まる
そしたらまた
何も言わず見下して
手を上げて
消退期が来るのが怖いの
その手で止めて
「ねぇ 殴って」

パブリック 

2006年11月20日(月) 15時55分
火を付けたばかりで
もうサヨナラする気
人目も厭わずに
熱を這わせたのに

差し出されている
自由の影が歪に映っても
気にしないフリをしているわ

狂ってしまった様に
煙にまかれていたい
白くて濁った
視界をただいつもより慈しめそうで


自販は今朝方だって
あたしには空箱

いつになれば
その試供品は陳列を許される
いくらでも買うつもり

満たされる様に
ずっと支配されたい
痕が残される度
逆説 あたしが抱いている側
ちゃんと解していって
放し飼いのままじゃ
逃げる気にも到底なれないから


だから
あたしに差し出される
火種にチラついている
自由じゃ今はもう嫌
物足りない

もっと狂った様に
煙にまかれたい
あなたの範疇で
いつもより緩やかなあたしでいたい
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