駆け抜けろ性春!第1話

March 16 [Wed], 2011, 2:39
「えなー!まだー?」
「もう少し待たれよ」

シワ1つ無い制服に身を包んで髪を整える。

「・・・これでよし!と」

髪を整えて妹の所に向かう。

「お!行こうかー!」
「うん!」
「「いってきまーす!」

今日から高校生!

三年前に親を亡くした私たちにとある双子兄妹に手をさしのべられ、
現代の家族のように普通に過ごせてきた。

だけど中学校には行けなかったので私たちに「高校に行かないか?」と提案。
私立海原学園、そこが今日から通うことになった高校。
名門校なので試験のレベルはかなり高かった。
中学校に行けなかった分、試験勉強を頑張ったおかげで合格・・・なんだけど・・・


「ここどこだろうねー?」
「ふーむ・・・」
「左かな?いや右かな・・・?」


おっかしーなー・・・。
なんか地図に載ってない所にでたや・・・。


「・・・・・・迷った?」
「迷ったね・・・」


どどどどうしよう!?転校初日から遅刻なんて恥ずかしすぎる!!
とりあえず周りの人に道を訊ねてみよう!
そう思って辺りを見回したらあら不思議。
朝だっていうのに人っこひとりいないじゃない。
どーいうことなの。
どうしたものかと頭を抱えていたら急に肩を叩かれた。

「ギャッ!!」

思わずビクリと肩をふるわせる。

「おいおい・・・そんなに驚くことねェだろ。お前、うちの生徒だろ?」
「・・・ですね。あのあなたは?」

私がぽかーんとしてる間に妹のれなが声をかけてきた人と話を進める。
さすが我が妹!

「赤・・・ってことは1年か」

私のリボンを見て1人納得するこの・・・この・・・

「あの!お名前は!」
「お、おう・・・俺は三上陽介だ!よろしくな」

うおおおお・・・何この紳士!
かっこいい・・・!輝いてる!

「って自分たちの名前を名乗らなくてどーするの!」

ゴツンッとれなに頭を叩かれてハッ!と我に返る。

「わ、私は結城えなです!で、こっちが「結城れなです」
「お前ら道迷ったのか?」
「え!…と、その………はい…」
「んじゃ、お前が例の新入生なわけか。うちの生徒でこんなところで迷う奴いないからな」

くっ、そうなのか…恥ずかしい!
…ん?でも待てよ?

「私たち新1年生かもしれないじゃないですか」
「それはねぇよ。うちの学校エスカレーター式だから中学ん時見てない奴だったらすぐにわかる。俺が学校まで連れてってやるからついてきな」

彼は二年生らしくて先輩だったそうで。
それと学校のことを少々聞いた。
海原学園は幼等部からエスカレーター式らしい。
だから私のように途中から編入してくる生徒は珍しいそうだ。
そして彼の説明を聞いててよくわからなかったことがひとつあった。
それは全校生徒に"科"の所属が義務付けられているということ。
それだけを聞けば"機械科"とか"デザイン科"とかのことでしょ?と思うだろう。(私はそう思った)
でも聞けば海原学園は基本的に普通科らしい。
では科の所属とはどういう意味なのだろう?
それを聞こうと隣を歩く三上先輩を見上げたその時だった。


「ほら、ついたぜ。ここが私立海原学園だ」






「「こんなに近くにあったのか・・・」」
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