あの空の広さを…。
そして、青さを…。
僕は忘れていたのか?
ふと見上げた空に、
心が乱れるだなんて…。
マイナス思考な僕。
プラス思考な真友。
正反対の二人。
自分を理解し、
相手を理解してる。
深友。真友。親友。心友。
どれも正しいと想う。
初めて、互いに完璧な素の自分を語った。
互いに干渉せず日々を過ごしてきたから、
今まで真友で在れたと想っていた。
しかし、互いに偽りの無い真実の自分を語り、
理解し、そして語った。
僕は真友の為に、
真友は僕の為に…
闇に支配されてゆく景色。
夜空に舞う白い粉。
ただ一人、
それを見つめる僕。
孤独で暖かな刻が過ぎる。
闇に支配されゆく僕を、
引き戻すかの様に
君の笑顔が頭を過る。
白い粉は水滴へと変化し、
不気味な月明かりの下で、
また僕を闇の底へと誘う…
自分が嫌い…
そんな自分が嫌い。
大嫌い…。
そんな僕を知って、
君は何を想うのだろうか、
君に幸を与えるコトが出来るだろうか。
君には偽りの自分を見せたくない。
でも、本当の自分を見せるのが怖い。
弱い自分に支配されたくない。
焦燥感に襲われ、光の射す方へ。
ふと、空を見上げた。
心地良い陽射し。
春を感じさせる風。
穏やかに流れる雲。
その景色を見つめ、
僕は君の幸を願う…。
